大黒屋 青梅河辺店(東京都)本橋博士オーナー
大黒屋のロゴ

リモートワークを機に脱サラを決意!53歳で早期退職して選んだ買取ビジネスの道

大手の生命保険会社で17年のキャリアを積んだのち、53歳のときに早期退職。いわゆる安定を捨て、2021年3月に「大黒屋 青梅河辺店(東京都)」をオープンさせた本橋博士オーナー。なぜ彼は定年まで10年を残して独立に踏み切ったのでしょうか。数あるビジネスのなかでも買取チェーン「大黒屋」のフランチャイズを選んだ理由、そして会社員時代との生活の変化などとともに本人に語ってもらいました。

大企業での安定を捨て、50代半ばで独立を決意

会社員時代の本橋オーナー。ゴルフコンペでの一コマ(右から2番目)
会社員時代の本橋オーナー。ゴルフコンペでの一コマ(右から2番目)

「大黒屋に加盟したのは53歳のとき。定年まであと10年というタイミングでした。そのまま定年まで会社員として働く選択肢もありましたが、いざ定年を迎えて65歳で『何か始めよう』と思っても遅いんじゃないかと。それなら、まだ体と頭が動くうちに動き始めないと、後になって後悔すると思いました」(本橋オーナー)

そう話すのは、2020年12月に「大黒屋」のフランチャイズに加盟し、2021年3月に「大黒屋 青梅河辺店(東京都)」をオープンさせた本橋オーナー。前職は大手生命保険会社のシステム部門で、部門長として多いときには50名以上の組織を率いていました。

「システム部門なので、協力会社の方も多くいらっしゃいました。こういう方たちも含めると、総勢300名くらいの方が絡んでいたと思います。そのなかで私は、自分が手を動かして作業をするというよりは、管理業務を担当していました」(本橋オーナー)

いわゆる大企業での安定を捨て、53歳にして独立という道を選んだ本橋オーナー。その背景には、20代の頃から漠然と描いていた独立への思いがありました。

「なんとなく、50歳になったら会社員を辞めて独立するなり隠居するなりしようと漠然と考えていたんです。結局は50歳を過ぎても会社員として働いていたんですが、コロナをきっかけに2020年春からリモートワークになって、ひとりでいろいろと考えていました。このまま定年まで働くより、体や頭が働くうちに動き始めないと後悔するんじゃないかって」(本橋オーナー)

それまでの職務経験を活かした事業で独立する選択肢もあるなか、本橋オーナーはフランチャイズに的を絞って独立を検討していきました。

「生命保険とITについては詳しい自負がありますが、それ以外で事業を立ち上げるとなるとゼロからになるので、無謀というか不安があったんです。それならノウハウを享受できて未経験でもスタートできるフランチャイズのほうが、リスクを抑えて独立できると考えました」(本橋オーナー)

収益性に魅力を感じて「買取専門店」で検討

大黒屋2店舗目の店長として息子(左)に手伝ってもらう予定だという本橋オーナー(右)
大黒屋2店舗目の店長として息子(左)に手伝ってもらう予定だという本橋オーナー(右)

そうして、さまざまな業態のフランチャイズを比較し、吟味に吟味を重ねていった本橋オーナー。なかでも、ひとりで独立できる業態を中心に検討していきました。

「買取専門店のほかにもハウスクリーニングやハンコ屋さん、カギ屋さんなども候補には入っていました。中でも買取専門店に決めたのは収益性の部分が大きいですね。というのも、掃除やハンコ屋さんは労働集約型なので、自分が働いた分しか収益につながらない。買取専門店も働いた分しか収益につながりませんが、買い取る商品によっては利益率が高かったりするので大きな収益につながります。私ひとりで対応できるお客さまの数は変わりませんが、得られる収益を考えたら一番可能性が大きいのは買取専門店だと考えました」(本橋オーナー)

もちろん、客数や買い取る商品によって変化があるので一概には言えませんが、ブランド品や貴金属類など、金額の大きなものを扱う買取専門店の場合、一度の接客で数十万円の収益が出ることもあります。ゆえに、本橋オーナーのように収益性に期待し、買取専門店のフランチャイズに加盟するオーナーも少なくありません。

しかし、収益性だけに魅力を感じて買取専門店に決めたわけではありません。その他にも彼を動かす大きな理由がありました。

「今、26歳の息子がいるんですが、就活のときに『大黒屋』も検討していたみたいなんです。結果として、今は大手中古車売買会社の名古屋の支店で働いてるんですが、この先もずっとそこの中古車売買の会社で働こうとは彼自身も思っていないみたいなんですよね。もし将来的に立ち上げた会社が大きくなって息子に会社を継承するって考えたら、大黒屋がいいな、という結論にいたりました。正直、他の買取専門店には目もくれずに『大黒屋』に決めました。その理由は圧倒的なネームバリューですね。首都圏だと誰もがオレンジ看板の『大黒屋』を知ってますから、一択でした」(本橋オーナー)

コロナ下でも好調!全店平均の20%を上まわる売上を記録

2021年3月にオープンした「大黒屋 青梅河辺店」
2021年3月にオープンした「大黒屋 青梅河辺店」

2020年12月に「大黒屋」のフランチャイズに加盟し、翌年の3月に「大黒屋 青梅河辺店」をオープンさせた本橋オーナー。店舗が位置するのは、自宅がある東京都練馬区から50キロほども離れた場所で、最寄りの「青梅河辺駅」からも徒歩にして10分ほどの距離があります。

「大黒屋はエリア制を設けていて、私は西東京エリアで物件を探していました。このあたりには青梅街道という大きな道路があるんですが、そこは片側2車線で車の往来も激しい一方、見過ごされる可能性もありますし、車線が広い分反対車線の店舗へ入りづらいんです。それなら車の往来はそこそこですが、片側1車線の生活道路沿いのほうがいい。そう考えてこの物件に決めました。いろいろ見比べたので、物件が決まるまで2ヶ月ぐらいはかかったと思います」(本橋オーナー)

これまでのノウハウを元に本部が立地のリサーチをし、提案してくれるので未経験でも安心してオープンできるのがフランチャイズの魅力のひとつ。しかし、シビアに物件を選定したとはいえ、オープンしてみないとどれほど集客できるか分からないのが店舗経営の難しいところ。少なからず不安を抱えるなか、2021年3月にオープンを迎えた「大黒屋 青梅河辺店」。結果はどうだったのでしょうか。

「オープンから1週間で到達するはずだった買取目標を、最初の3日で達成しました。その後も多くのお客さまにお越しいただいています。月によって波はありますが、大黒屋全体の平均値と見比べても、120%以上の達成率はいっていると思います」(本橋オーナー)

コロナ下のオープンにもかかわらず、予想を上回る数字をキープしている「大黒屋 青梅河辺店」。しばしば、「買取ビジネスは景気に左右されにくい」と言われますが、それを実証する結果となりました。

「好調の理由には立地も大きく影響していると思います。店舗の目の前に駐車場があるので、誰とも接触せずに商品をお持ちいただけますからね。また、コロナで外出自粛傾向にあったので、近所の方が来店するきっかけにもなったと思います。コロナ前だと電車で立川や銀座に遊びにいくついでに買取専門店に行っていた方が、近くにあるこのお店に来てくれる。むしろコロナ下にオープンしたことで、認知度を高められたと考えています」(本橋オーナー)

1号店のオープンから9ヶ月で、すでに2店舗目をオープン予定

未経験の買取ビジネスで日々新鮮な体験をしている
未経験の買取ビジネスで日々新鮮な体験をしている

オープンから9ヶ月を迎え、会社員時代とはまた違った充実感をみなぎらせている本橋オーナー。

「50代半ばで独立して良かったですね。当初は家族から反対されましたが、この選択をして後悔したことはありませんよ。真贋判定で迷ったら本部に頼ることもありますが、最終的には私が決断するしかないんです。初めてのことばかりで迷うこともありますが、それも勉強ですし、何よりやっていておもしろいんです。普通に生活していたら100グラムの地金なんて目にする機会なんてないですよね。でも、買取ビジネスをしていればそういったものも日常的に目にしますから」(本橋オーナー)

刺激的な毎日を送る一方で、会社員時代と比べて労働時間が増え、休日の日数も減っています。しかし、この状況すらも「幸せ」と話してくれました。

「定休日は7の付く日なので、私の休みは月に3日だけ。朝も7時半には自宅を出て、遅いと事務作業などで21時までお店にいることもあります。ただ、この状況を辛いとは感じてないんです。それだけ働けているのは、刺激的で楽しいのももちろんですが、なにより多くのお客さまにお越しいただいているから。なので、幸せな悩みだと思っています」(本橋オーナー)

買取業界未経験の本橋オーナーが充実した日々を送れているのは、大黒屋本部のサポートも大きく関係しています。フランチャイズのなかには、加盟したらサポートをほとんどしない本部もあるなか、「大黒屋」では手厚いサポートでオーナーを全面バックアップします。

「お客さまから買い取った商品の売却先は、大黒屋本部の他にもオークション業者など複数あるんです。売却先によって利益が変わってくるので、一番利益を得られるところに売却したいですよね。一方、本部に売却すれば本部も利益を得られる。なので、フランチャイズ本部のなかには利益を優先して本部に売却するように勧めてくる買取専門店もあると聞いています。でも『大黒屋』は、オーナーの利益を優先して最善の売却先を推薦してくれる。すごく良心的な本部で、ビジネスパートナーとしてとても満足しています」(本橋オーナー)

そんな本橋オーナーですが、すでに2店舗目のオープンを控えているといいます。

「実は、2店舗目は息子に店長をやってもらう予定です。なので、息子は中古車売買の会社を2022年1月末に退職し、2月からは『大黒屋』の研修を受ける流れで進んでいます。息子がもともとやりたかったことに近い仕事ですし、私自身、何歳までオーナーとして働けるか分かりませんからね。ほかのオーナーさんに譲渡する選択肢もありますが、愛着のあるお店なので息子に守っていってもらえるのは正直に嬉しいですね」(本橋オーナー)

今後は親子二人三脚でさらに事業を拡大し、最終的には5~7店舗まで拡大していく予定です。


リモートワークを機に脱サラを決意!53歳で早期退職して選んだ買取ビジネスの道(2022.2.20公開)
※掲載情報は取材当時のものです。



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