フランチャイズ(FC)とは? フランチャイズの意味と仕組みを簡単に解説


フランチャイズWEBリポート運営部 |2018.04.02
フランチャイズを初心者にもわかりやすく解説

現代の生活にとても身近な存在である”フランチャイズ (franchise)”。

このページでは、フランチャイズの仕組み、フランチャイズが世界に広まった背景、フランチャイズの活用方法まで、できるだけ簡単に「フランチャイズについて」をテーマにまとめました。

フランチャイズとは

フランチャイズの定義

フランチャイズとは、 自己が有する商号や商標の使用許可、商品やサービスの独占販売権、営業ノウハウなどの提供を行い、別事業者がその提供に対価を支払う事業契約のこと。

ほかにも流通の仕組み、事業形態(ビジネスモデル)、経営手法の1つと、さまざまな言葉で置き換えられることもあります。

……ちょっと難しいですね。

フランチャイズをわかりやすく解説すると、自分達以外の企業が構築したビジネスを同じように行う権利を与えてもらい、その対価として権利を与えてもらった企業に金銭を支払う、という契約関係の事を言います。

フランチャイズの語源はフランス語?

フランチャイズの仕組みはアメリカで開拓されましたが、その「franchise」の語源はフランス語。もともとは「自由・率直」という意味の言葉ですが、英語の「独占販売権や特権を与える」という意味で用いられています。

ここでは、起業や独立、新規事業に活用できる「フランチャイズ」という仕組みについて少しずつ紐解いていきましょう!

じつはあなたもフランチャイズの恩恵を受けている

セブン−イレブンやマクドナルドといった、街を歩けばよく見かけるお店はありませんか? コンビニや、ファストフードの他にも、ラーメン、ファミレス、居酒屋などの飲食店や、マッサージや介護施設、塾、フィットネスといった店舗。知らない土地でもあの看板のお店なら安心だよね、というお店ってありますよね。

実はこれらのお店のほとんどは、フランチャイズという仕組みを使って展開されているもの。つまり、フランチャイズをよく知らないあなたも、フランチャイズの恩恵を受けている一人なのです。

この機会に、フランチャイズを少しずつ紐解いていきましょう!

フランチャイズの世間のイメージ

フランチャイズは一般的には正しく理解されていないことがあります。

例えば、「フランチャイズって知ってる?」と尋ねれば、「コンビニのことでしょ」と返答する人は少なくありません。。たしかに、コンビニのほとんどはフランチャイズという仕組みで広がっていますが、コンビニ=フランチャイズではありません。

中には、「フランチャイズはブラックだよね」「本部だけが儲かるよね」といった、ネガティブなイメージをいだいている方もいるかもしれません。しかし、「フランチャイズってどんな仕組み?」と尋ねた場合、きちんとした回答できる人がどのくらい、いるでしょうか?

あなたはフランチャイズについて説明することができますか?

フランチャイズを理解するためのフランチャイズ用語

フランチャイズの仕組みを理解するために、鍵となる4つの用語を紹介します。

フランチャイズ本部(フランチャイザー)とは

フランチャイズ本部または本部企業と言うこともあります。商標や商品、サービス、営業に関するノウハウなどを提供する立場にある事業者のことを指します。セブンーイレブンを展開している株式会社セブン‐イレブン・ジャパンや、マクドナルドを展開している日本マクドナルド株式会社などがフランチャイズ本部にあたります。

フランチャイズパッケージとは

フランチャイズ本部企業が、実店舗などで培ったオペレーションマニュアルや成功ノウハウ、商品やサービス、商号・商標の使用権、運営サポートなどをパッケージにしたものをフランチャイズパッケージといいます。

加盟店(フランチャイジー)とは

加盟店、加盟企業、フランチャイズオーナーということもあります。フランチャイズ本部の提供する商品やサービスの使用許可、ノウハウ、サポートなどのフランチャイズパッケージの提供を受けて経営を行っていく事業者のことを指します。フランチャイズ本部との関係性は対等で、互いに独立した事業者同士です。

ロイヤリティ(ロイヤルティ)とは

ロイヤリティ、ロイヤルティということもあります。フランチャイズ本部から商品やサービス、ノウハウの提供を受けたり、継続的なサポートを受ける対価として支払う金銭のことを指します。

それでは、これらの用語を用いて「フランチャイズの仕組み」を解説していきます。

フランチャイズの仕組み

本部と加盟者の関係

フランチャイズとは、フランチャイズ本部(又はフランチャイザー)が、加盟者(フランチャイジー)に対し、商号や商標、商品やサービスの販売権、営業ノウハウを提供する代わりに、ロイヤリティを受け取る契約のこと。

つまり、フランチャイズ契約とは、

フランチャイズ本部は、加盟者に対し、ロゴ等の商標の使用権や、これまで構築してきた事業の経営ノウハウ、お店の運営ノウハウを提供し、さらに加盟店がうまく経営を行っていけるよう継続的なサポートを担うこと。

それに対し加盟店は、商標の使用料や継続的に支援を行ってもらえる対価として加盟金やロイヤリティなどを支払う役割を担う。

上記のような関係を、”お互い”に同意するという契約です。

商号や商標ってどんなもの?

商号=営業上、自己を表すのに使う名称のこと。商標=業務で取り扱う商品、サービスを示すために使う標識。どちらもブランドを表すのに使われます。

マクドナルドで例えると、日本マクドナルドホールディングス株式会社という社名が商号にあたり、黄色い字で「M」と書いてあるマークが商標にあたります。フランチャイズ契約をすると「マクドナルド」という看板と黄色い「M」を使用することができます。

ノウハウってどんなものがあるの?

フランチャイズ本部が蓄積した、どのように経営すれば成功するのかという情報。材料の仕入れ先、開業時の立地調査、集客方法、運営マニュアルなど。

サポートってどういうものがあるの?

本部が加盟店に対して継続的に行う経営支援のこと。直営店や既存加盟店の成功事例の共有、新しい商品やサービスを開発、SV※の巡回など。 ※SV=スーパーバイザー(監督者、管理者のこと。加盟店を巡回して現場の指導や教育、相談にあたる役割をもつ)

フランチャイズ加盟のメリット・デメリット

フランチャイズに加盟するメリット

フランチャイズに加盟すると、提供されるフランチャイズパッケージを活用して、比較的短期間での事業の立ち上げや立て直しが容易になります。そのほかにも、加盟店ネットワークを活かした最新の動向や成功事例の共有、個人では到底出店できないような立地や、商業施設などに出店できることもあります。

・成功パッケージを活用してスムーズな事業立ち上げ、立て直しができる
・開業時からブランド認知がある状態でスタートできる
・直営店や他の加盟店の成功や失敗の事例を共有してもらえる
・定期的な訪問などによるサポートを受けられる
・収支モデルも開示されており投資回収期間の目処が立ちやすい
・本部ノウハウ、立地調査にもとづいた出店先の紹介 etc.

フランチャイズに加盟するデメリット

上記のようなメリットの一方、デメリットも存在します。

・契約による制限があり個人店のような自由な経営はできない
・継続的にロイヤリティを支払う義務がある
・不祥事や問題などが発覚/発生した場合、加盟店全体に波及する可能性がある
・フランチャイズ本部企業の動向(倒産や合併)の影響がある etc.

フランチャイズの成功例(独立開業・新規事業への活用)

成功パッケージといわれる仕組みやノウハウを活用すれば、0から1を生む苦しみから解放されるだけでなく、経営ノウハウの恩恵をうけることができます。これから起業を考えている方や、新規事業を検討している法人まで、加盟の理由はさまざまですが、フランチャイズシステムを活用している経営者が活躍しています。

もちろん『成功』の定義は人さまざまですが
・家族との時間が増えた
・自分のペースで働ける
・会社に雇われなくても食べていける
・年商◯億円稼ぐ、大金持ちになる
・スタッフや従業員が増えた

法人の場合には、直接的な売上貢献ももちろんですが、既存事業とのシナジーなど成功はさまざまです。そうした大きく成功した加盟者のことを『メガフランチャイジー』と言います。

FC加盟成功の象徴「メガフランチャイジー」とは

メガフランチャイジーは、複数の異なったフランチャイズ本部にいくつも加盟していたり、フランチャイズの加盟店となり、その業務が事業の中核となっている企業のこと。明確な定義は存在しませんが、一般的には、30店舗以上を展開、或いはフランチャイズでの売上額20億円以上の企業とされているようです。こうしたことからも、メガフランチャイジーはフランチャイジーの大きな成功事例と言えます。

メガフランチャイジー例

株式会社アメリカヤコーポレーション
https://www.americaya1979.co.jp/
牛角、かつや、いきなりステーキをはじめとしたFC店を運営する企業です。売上高は33億3,000万円(2017年5月期実績)。

タニザワフーズ株式会社
http://www.tanizawafoods.co.jp/
ケンタッキーフライドチキンや吉野家など大手フランチャイズチェーンを数多く経営している企業。売上高100億円(2017年3月期実績)。タニザワフーズ株式会社は日本第1号のメガフランチャイジーとしても有名です。

フランチャイズWEBリポートでも、フランチャイズの仕組みを活用している独立開業オーナーの成功例法人加盟の成功例の取材記事を公開中です。

フランチャイズ展開(FC本部)のメリット・デメリット

本部企業として多店舗展開にフランチャイズを採用するメリット

試行錯誤を重ねて作った成功できる仕組みがあるなら、フランチャイズ化せずとも直営店として自分達で展開していけば良いのでは、と思いませんか? ではなぜ、わざわざフランチャイズパッケージとして、他社にノウハウ提供化をするのでしょうか…。それは自分達のブランドを、よりスピーディに展開できるメリットがあるからです。

直営による多店舗展開に比べ、スピーディな多店舗展開が可能

本来、多店舗展開に必要な資金を加盟店が負担

店舗を必要とするビジネスの場合、1つの出店に際して仮に1店舗お店を建てるために1,000万円必要だとすると、100店舗展開するには10億円の費用が掛かることになります。

店舗を建てるだけで10億円、さらにお店で働いてくれる人材の人件費も考えると、莫大な資金が必要になります。しかし、フランチャイズであれば店舗を建てるのに必要な資金、従事するスタッフの採用から、賃金の支払いまで全て加盟店の負担(資本)で事業を行います。

つまり、自分たちのブランドに共感を持ってくれる加盟者が10社、20社と集まれば、並行する形で一気にブランドの展開が可能となります。

フランチャイズ本部のリスク

多店舗展開のスピードを早めるメリットの一方、自らの屋号や商号を他者に使用を許可するほか、さまざまなノウハウを提供するため、ブランドの価値を損なうような事態にも考慮や配慮が必要です。

・理念やコンセプトが共有されないことによるブランドイメージの低下
・収支モデルとの乖離から加盟店との訴訟問題になる可能性
・社会的影響が大きい

フランチャイズを正しく理解して活用しよう

フランチャイズの仕組みは理解できましたか?

フランチャイズは経営手法の1つに過ぎません。加盟するにも、本部としてフランチャイズ展開するにも、メリット・デメリットが存在します。しかし、フランチャイズシステムのメリットを活用すれば、自己で事業を立ち上げるよりもスピーディに安定した事業を行うことが可能です。

業種業態さまざまなフランチャイズが溢れている

アメリカ生まれのフランチャイズも、現在日本だけでも1300を超えるフランチャイズが存在していると言われています。

また、アメリカから入ってきた日本最大手のコンビニチェーン「セブン−イレブン」を展開する、セブン-イレブン・ジャパンを擁するセブン&アイホールディングスが、2005年に米セブン−イレブンを完全子会社化するなど、その背景や歴史をみても興味深いものがありますね。

当サイトだけでも小売・コンビニ、飲食、サービス業とさまざま。フランチャイズ加盟に興味があれば、ビジネスについての資料請求や、事業説明会に参加みてはいかがでしょうか。フランチャイズの展示会に足を運ぶのもいいでしょう。

また、フランチャイズを活用しないにしても、こうした経営手法を理解しておくことは、あなたのビジネスライフにおいて必ずプラスになるでしょう。

フランチャイズを初心者にもわかりやすく解説

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