日本初!? ビジネスモデルの作成を支援するFC『PDCAドクター』の本部と加盟店に話を伺いました

フランチャイズWEBリポート編集部 |2019年06月16日 公開 (2019年09月24日 最終更新)
PDCAビジネスドクター/柴田氏・太幡オーナー

経営コンサルタントといえば「経営の専門家」として、大企業や比較的大きな中規模企業に助言や支援をする職業。そんな従来の経営コンサルタントが取り扱わない個人事業主や中小企業を、ビジネスモデルをつくるところから支援するのが「PDCAビジネスドクター」です。

最初は怪しいと疑いつつもPDCAビジネスドクターに加盟した、人材紹介業を営む太幡オーナーと、本部担当者の柴田氏にお話を伺いました。

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日本初の経営コンサルタントフランチャイズ「PDCAビジネスドクター」についてお伺いします

ビジネスの根源であるビジネスモデルをつくる経営コンサルタントのFC「PDCAビジネスドクター」。発起人は、住宅ローンの支払いに苦しむ人を救う「住宅ローン難民エールプランナー」のフランチャイズ展開もしている中川強です。経営コンサルティングとして研究と実績を積んできた中川が展開する「PDCAビジネスドクター」の業務内容や社会貢献性について、加盟オーナーの太幡氏と本部担当者の柴田氏にお伺いしました。

PDCAビジネスドクターのフランチャイズWEBリポート編集部

株式会社Co-Agent 代表取締役
太幡 竜一

大学卒業後、大手外食企業で勤務。2019年3月に独立し、働き方創出とキャリア支援を目的とした株式会社Co-Agentを創業、人材紹介業をはじめる。偶然的に出会ったPDCAビジネスドクターに加盟して、7月からはじまる研修に向けて準備中。

PDCAビジネスドクターのフランチャイズWEBリポート編集部

株式会社フルスイングパートナーズ
柴田 文江

証券会社で勤めたのち、弁護士法人にて住宅ローンの支払いに苦しむ「住宅ローン難民」の存在知り、支援をはじめる。現在は「住宅ローン難民エールプランナー」と「PDCAビジネスドクター」をフランチャイズ展開する株式会社フルスイングパートナーズに所属し、自らエールプランナーとして活躍する傍ら、エールプランナーやビジネスコーチを普及させるための講演やセミナーで全国を奔走している。

—— 本日は、よろしくおねがいします。

まずはじめに、ビジネスモデルをつくることで経営者を支援する経営コンサルタント「PDCAビジネスドクター」とはどういったものなのでしょうか?

PDCAビジネスドクターのフランチャイズWEBリポート編集部

柴田 文江

「PDCAビジネスドクター」のフランチャイズは、従来の経営コンサルタントとは違い、経営戦略や生産効率をあげるためのアドバイスをする経営の専門家を育成しているわけではありません。ビジネスモデル制作を専門とする唯一の経営コンサルタントを育てています。

—— なぜビジネスモデルを専門とする経営コンサルタントが必要なのでしょうか?
PDCAビジネスドクターのフランチャイズWEBリポート編集部

柴田 文江

日本企業の9割以上が中小企業や個人事業主なのですが、そういった経営者をターゲットとした経営コンサルタントっていないんです。しかし、1年間で約8000件近くの企業が倒産していて、その倒産原因の80%近くは売上不振。つまり、そもそものビジネスモデルが時代と合っていなかったり、競合に勝てるような魅力がないから売上不振・販売不振になっています。そんな、経営に関してというよりも、もっと前段階であるビジネスモデルの作り方で困っているような、個人事業主や中小企業を支援するのが「PDCAビジネスドクター」です。

PDCAビジネスドクターのフランチャイズWEBリポート編集部

太幡 竜一

正直、個人で本当にそんなことできるの?といった感じですし、怪しいですよね(笑)。私は偶然「PDCAビジネスドクター」知りましたが、自分がやりたかったことだと思うと同時に、そんなことを考えているフランチャイズがあるのかと驚きました。

「PDCAビジネスドクター」に加盟して、7月から研修を受けるという太幡オーナーですが、その前はどういったことをされていたのでしょうか?

PDCAビジネスドクターのフランチャイズWEBリポート編集部

太幡 竜一

現在は、株式会社Co-Agentを立ち上げて人材紹介業やキャリアカウンセラーとして活動していますが、もともとは大手外食企業で20年間近く働いていました。

—— 外食事業を中心に宅食や農業もしている企業ですよね。なぜそこから独立しようと思ったのでしょうか?
PDCAビジネスドクターのフランチャイズWEBリポート編集部

太幡 竜一

学生の頃からいつかは独立したいと思っていたので、経営目的とか経営理念といった、何をやるかよりも、どんな思いを持って会社を経営しているのか興味を持っていたんです。それで、当時の外食革命と言われる「もう一つの家庭の食卓」をコンセプトとした店舗を展開し、画期的な飲食店経営をしていた、大手外食企業の社長の話を聞いて選びました。

—— 前職での経験が人材紹介業で独立するきっかけとなったんですね。
PDCAビジネスドクターのフランチャイズWEBリポート編集部

太幡 竜一

大手外食店で店長やエリアマネジャーをやったあとに、人材開発本部に配属されたことがいまの事業のきっかけです。それまでは漠然と独立したいとは思っていても何で独立するかは考えていなかったんですが、採用と教育に関わったことで人材育成に興味があると気づきました。そのときにカウンセリングやコーチングについて自分でも学び始めたんです。

——なるほど。採用というと大規模かと思うのですが、どのくらいの方と会ってきたのでしょうか?
PDCAビジネスドクターのフランチャイズWEBリポート編集部

太幡 竜一

5年間で3万人以上の方とセミナーでお会いしていると思います。1対1で面談したのは5000人以上、私がおこなうセミナーでは1度に200人以上の方に集まっていただくこともありました。会社説明会というよりは「なぜ働くのか?」を一緒に考えるようなセミナーですね。

その後は秘書室で働かせていただいたり、公益法人に関わらせていただいたり。最後は新規事業であった宅配事業で、所長、支社長、働き方企画部長を経験し、2019年2月に退職しました。

—— 前職では人材系以外の職務経験も多いようですが、最終的に人材紹介業を選んだのはどうしてでしょうか?
PDCAビジネスドクターのフランチャイズWEBリポート編集部

太幡 竜一

人材系に興味があってカウンセリングもやって来たので、自分の得意なところで勝負できるという点ですね。

今後の世の中を考えたときに、働き方ってどんどん変わると思うんです。AIが出てきていたり、人材不足が深刻になってきて流動化とか多様化が必要になる。だから10年後20年後に専門的に立ち向かえる力をつけておこうと思いました。

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人材紹介業とは具体的にどのようなことをしているのでしょうか?

PDCAビジネスドクターのフランチャイズWEBリポート編集部

太幡 竜一

基本的には求職者の相談にのっています。企業の求人条件にあてはまる求職者を募り、求職者の方と面談、就職から入社後までのサポートをしていくんです。

—— 求職者と企業の求人はどのように探しているのでしょうか?
PDCAビジネスドクターのフランチャイズWEBリポート編集部

太幡 竜一

求人と求職者の情報をリアルタイムで見ることができるデータベースを活用しているんです。そういったサービスはいくつかあるんですけど、わたしは「マイナビ転職エージェントサーチ」に転職エージェントとして登録しています。

たとえば、求職者に「スカウトメール」を送るんですが、この業界は返信率が2%程度といわれていて、求人情報を送るだけでは無視されることがほとんど。なのでキャリアコンサルタントの資格があることや、直接会って話したい方をサポートしますということをアピールしています。

—— 返信率を聞くと、とても難しい事業のように感じるのですが、実際に何人くらいのかたと面談しているのでしょうか?
PDCAビジネスドクターのフランチャイズWEBリポート編集部

太幡 竜一

私の場合はひとりひとりに完全個別の内容をメールで送っているので、月に200件くらいのメールしかできていないですが、5%~8%くらいは返信があります。3月からはじめて2ヶ月半で20人くらいの方とお会いしましたね。

—— 面談で気をつけていることはありますか?
PDCAビジネスドクターのフランチャイズWEBリポート編集部

太幡 竜一

アプローチがどんな方法であっても、自分が持っている求人に求職者を当てはめようとするのはいけないと思うんです。もちろん、軸をしっかり持っている求職者スカウトを活用するなら別ですが、そうでない方にしてみれば結局求人に誘導されているってなるじゃないですか。なので、自分の案件とかビジネスは一旦置いておいて、あくまでカウンセラーとして親身に相談にのり、求職者の成功を第一に考えてます。

そんななかでのPDCAビジネスドクターとの出会いと、加盟した経緯を教えてください。

PDCAビジネスドクターのフランチャイズWEBリポート編集部

太幡 竜一

今後のことを考えて融資の勉強をするために、融資のセミナーを開催していたフランチャイズの展示会に行ったんです。そのときにPDCAビジネスドクターのパンフレットを偶然、手にとって帰ったのが出会いです。自分が目指していることに近かったので興味を持ったんですが、正直怪しいフランチャイズだと思いました(笑)

—— 怪しいフランチャイズですか(笑)。それでも加盟したのはなぜでしょうか?
PDCAビジネスドクターのフランチャイズWEBリポート編集部

太幡 竜一

一番は「PDCAビジネスドクター」を展開する中川社長の考え方ですね。興味を持って連絡したらすぐに会ってくださり、初対面なのに3時間くらい話し込んでしまいました(笑)。人を応援する、ということが中川社長の根底にあることに感銘し、自分が考えていたことに当てはまったので参加と思いました。  

あとは自分の働き方と合致していたからです。まず事業の初期段階としては1人でできることテーマにしていて、そのためにはリスクを負わず、小資本で長続きさせる必要があります。

人材紹介業とキャリアカウンセラー、キャリアコンサルタントの講師をしていますが、ビジネスドクターを加えて、4つのパラレルキャリアを目指せると思い加盟を決めました。

PDCAビジネスドクターは実際にどのような活動をするのでしょうか?

PDCAビジネスドクターのフランチャイズWEBリポート編集部

柴田 文江

中小企業はもちろんなのですが、零細企業とも呼べないような小さな商店や個人事業主を支援していただくことになります。自分が困っている内容がそもそもわからない、漠然とした不安がある、といった経営者のPDCAをまわすことが課題をみつけるお手伝いになるんです。 収益モデルとしては、コンサルタント1件あたり月額2万円以下。ただどんなクライアントと契約するか、金額や契約期間はすべて加盟オーナーさんに自由に決めていただきます。

—— そういった経営に困っている個人事業主はたくさんいても、コンサルを探してる人はなかなか居ないと思うのですが、どのように集客すればよいのでしょうか?
PDCAビジネスドクターのフランチャイズWEBリポート編集部

柴田 文江

それは研修が終われば自ずと方法が思いつくようになります。ビジネスモデルをつくれる経営コンサルタントになっている、ということは自分なりの集客を編み出せる、自分のビジネスモデルも作れるはずなんです。だから、研修後に「集客どうすればいいですか?」といった質問は出ません。そのために8ヶ月間の研修があります。

—— PDCAビジネスドクターとして目指すものとは何なのでしょうか?
PDCAビジネスドクターのフランチャイズWEBリポート編集部

柴田 文江

ビジネスモデルで悩み、廃業してしまう経営者を救うことが目的ですが、その活動を通して加盟者さん自身のやりたい「すごいビジネスモデル」を作れるようになることがゴールです。今後の日本において、ビジネスモデルを作れることはビジネスの世界で生きていくために必須となります。

そもそもですが、コンサルタントって未経験でもなれるんでしょうか?

PDCAビジネスドクターのフランチャイズWEBリポート編集部

柴田 文江

8ヶ月の研修を受けていただければ、だれにでも作れるようになります。いま加盟していただいている18名のうち3名は企業コンサルタントや不動産コンサルタントですが、経営コンサルタントは1人もいません。

向いている人という点では、知識も経験もない方のほうがいいくらいです。素直な心でこだわりを持ってできる方しか良いビジネスモデルを作れないと思っています。

—— 逆にどのような人は向いていないでしょうか?
PDCAビジネスドクターのフランチャイズWEBリポート編集部

柴田 文江

PDCAビジネスドクターは基本的に応援する気持ちが一番重要です。なので、人のために行動できない方や、社会貢献をしたいと思っていない方、儲かるかどうかということしか意識していない方は向いていません。そういう意味で、高齢者や法人、クセのある方はお断りしています。

——儲けることだけを重視している人は向いていないということですが、収益モデルとして本業にはできないでしょうか?
PDCAビジネスドクターのフランチャイズWEBリポート編集部

柴田 文江

もちろん本業としてやっていくことを考えている加盟者さんもいらっしゃいます。しかし、研修が8ヶ月間あるのですぐに収益を出したい方には向いていませんね。

だれでもコンサルタントになれるという研修内容とはどういったものでしょうか?

PDCAビジネスドクターのフランチャイズWEBリポート編集部

柴田 文江

PDCAビジネスドクターの研修では、3つのメソッドを学んでいただきます。

1つはビジネスモデルを構築できるようになるためのDVD研修。ビジネスモデルを作るために重要なのは知識よりも、じつは感性なんです。なので斬新なビジネスモデルを作り続けている経営者の思考や情報を撮影した動画を見て、感性を磨いていただきます。

2つ目はPDCAシートとエールメソッドの研修です。ビジネスモデルを作るためにはPDCAメソッドの活用が必要不可欠。PDCAを知っている経営者は多いですが、そのうち95%はその活用に失敗しているんです。なので、PDCAをまわすためのシートをつくり、応援・フィードバックをする最新のエールメソッドを加えました。

3つ目はビジネスモデル構築の実技研修。ビジネスモデルの基本的な構築方法を学んでからグループごとに最新のビジネスモデルを作っていただきます。最終的にはこれらをもとに加盟者さん自身のビジネスモデルを作り上げて発表することで、ビジネスモデルの専門家となります。

PDCAビジネスドクターのフランチャイズWEBリポート編集部

太幡 竜一

研修はこれからですが、すでに大量の宿題が届いています(笑)。まずはビジネスドクターになる加盟店が率先して学び、PDCAをまわして自分の事業を確立していかなければいけないと思っています。誰かを支援するときって、全面的にサポートする側にいるのではなく、自分も同じ状況じゃないとできないと思うんです。同じ経営者として自分も頑張ってやっているので、一緒にやりましょうということですね。

独立して人材紹介業をはじめて3ヶ月しか経っていないですし、まだまだ立ち上げたばかりでこれからが経営者としての本番。これから8ヶ月かけて自分のPDCAをまわして必ず成功させます。努力を積んで、他の経営者に関わらせていただくのにふさわしい人格・能力を身に着けていくことを忘れずに、前に進んで行きたいと思います。

最後に太幡オーナーからPDCAビジネスドクターを検討している方にメッセージをお願いします。

PDCAビジネスドクターのフランチャイズWEBリポート編集部

太幡 竜一

自分自身がPDCAをまわして成長し、他の人のPDCAも応援する、それがPDCAビジネスドクターだと思います。

経営者であっても会社勤めであっても、企画していたのに作ったり計画を立てて実行していくということは同じなんです。でもそのPDCAをうまく回すためには、毎日確認する人、一緒に寄り添ってやってくれる人が必要。

経営者はいつだって1人だし、孤独だと思います。だからPDCAビジネスドクターはアドバイスというカタチではなく、一人ひとりにあった応援とフィードバックをして、その人自身に気づいて考えてもらう、導く存在になるんです。

ビジネスモデルをつくることで、一緒に日本の未来を創っていきましょう!

—— お話ありがとうございました。

PDCAビジネスドクター/柴田氏・太幡オーナー

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