飲食経営成功のポイント解説!「飲食ビジネス参入セミナー」を振り返って

フランチャイズWEBリポート編集部 |2015年11月24日 公開 (2021年11月19日 最終更新)
飲食経営成功のポイント解説!「飲食ビジネス参入セミナー」を振り返って

先週2015年11月18日(水)に開催した『飲食ビジネス参入セミナー。今回は東京開催だったので、首都圏の方々ばかりかと思いきや静岡県や岡山県までたくさんの方にご参加いただきました。

そんな本セミナーの内容を当日会場にお越しにならなかった方にもシェアしたいと思います!

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基調講演では飲食業界で成功するためのポイントを解説!

飲食店を多店舗展開する企業を多数支援している経営コンサルタント、西山公人氏による基調講演からセミナーがまずスタート。飲食店経営をする際の成功ポイントを3つ挙げていただきました。

1.業態力
2.立地・物件
3.人材

特に業態力に関しては、日経トレンドでも紹介された『牛かつ』というワードにも触れつつ、トレンドの飲食ビジネスを紹介しているような内容でした。西山氏はジェスチャーを交えたパフォーマンスが特徴的で、途中からはホワイトボードを使いながらの講義に発展していきます・・まさに起業塾さながらです!

基調講演の様子

飲食店というのは「当たるといろいろな人がマネする。そして参入障壁が低い業態はマネしやすい」という傾向があると西山氏は話していましたが、競合が増える中でいかに他店に負けない店舗にしていくか、そしてフランチャイズに加盟するにしても差別化されたノウハウを持っていて、直営店の成功実績が多数ある飲食フランチャイズ本部を選択することがいかに大事であるかを説いていました。 その後は実際にある飲食企業の成功事例紹介へとバトンタッチです。

成功事例1:ラーメン店「希望軒」は関西での成功を重ね関東へ

実際にある飲食店の成功事例として、国民3大食ともいわれるラーメン店を多店舗展開している「希望軒」というチェーン店を運営するCSコンサルティング株式会社が自社の成功事例を紹介しました。

実店舗の損益計算書をもとに、気になる売上高や利益のお話がありましたが、全国30店舗以上のフランチャイズ店舗がどれだけの収益をあげているかという実情がよくわかる内容だったと思います。

ラーメン店「希望軒」

フランチャイズ店舗の話では、東京だと法人として開業するオーナーよりも、個人の方が開業するパターンが多いようで、個人の方が独立されるように合わせた開業プランをご用意しているとのことです。関西メインに多店舗展開しているチェーン店ですが、関西エリアでの成功実績を作ったうえで、関東にも進出する・・という多店舗展開している飲食企業の一事例でした。

成功事例2:海鮮居酒屋「浜焼太郎」は低コスト運営型の店舗づくりで成功!?

2つ目の成功事例は、海鮮居酒屋を多店舗展開している株式会社フードナビの事例。「浜焼太郎」というチェーン店を全国約100店舗展開している企業ですが、創業者である渡辺大河氏自らが登壇。「浜焼太郎」のビジネスを展開している中での奮闘ぶりを表されたVTRが放映され、その後渡辺氏が自社の成功事例や市場性についてプレゼンをしました。

浜焼太郎

このビジネスは、少人数のスタッフでもシフトを回せるような仕組みとなっているのですが、お客様みずからが自席で海鮮を焼いて食すセルフクック式のシステムであることや自社独自の仕入れの工夫などをお話していました。低コストで運営できる店舗づくりで全国での多店舗展開を成功させた一例と言えるでしょう。

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トリを飾るのは日本政策金融公庫による効率的な“資金調達のコツ”について

日本政策金融公庫といえば、起業や創業、事業多角化をするときに必ずその名が出てくるといっても過言ではない国の金融機関です。プレゼンでは、創業計画書を映し出しその重要性について説くような内容でした。

「小さく生んで大きく育てる」というキーワードの元、新ビジネスを始めるなら、無理のない計画をしていくべきというアドバイスがあったのですが、フランチャイズでの開業を考える場合でも、フランチャイズ本部に頼りっぱなしになるのでなく、起業・創業・事業多角化を考えるご本人(または企業)がみずから、創業計画をしっかりとたて融資を受けるための審査にのぞむことが、審査に通りやすくなるコツのようです。

飲食業を開業しようという方は、資金調達の上で念頭においておきたい話の内容だったと思います。

飲食経営成功のポイント解説!「飲食ビジネス参入セミナー」を振り返って

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