「ポケモンGOとマクドナルド」に見るプロモーションとフランチャイズの優位性

フランチャイズWEBリポート編集部 |2016年07月27日 公開 (2018年04月05日 最終更新)
ポケモンGOとマクドナルド

世界各国の話題をさらっているポケモンGOが7/22(金)に日本でも公開となりました。 スマートフォンをお持ちの方は既に体験されているかもしれませんね。その前評判通り、日本でもその話題で持ち切りのポケモンGOですが、本記事では取ってつけたようにフランチャイズに絡めた内容をお届けしたいと思います。

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ポケモンGOのスポンサー企業1号となったマクドナルド

今回ポイントとなるのは、ポケモンGOのスポンサー企業1号となったマクドナルドです。

ポケモンGO

マクドナルドといえば、知らない人はいないファーストフード界の雄ですが、近年は異物混入騒動などによる経営不振で大量閉店を余儀なくされるなど、日本ではその危機的状況が度々報道されるなど業界を賑わせていましたが、シェイクシャックやカールスジュニアなど相次ぐライバルの参入を尻目に、16年1〜3月期の好業績を記録。マクドナルド”復活”という声も上がっています。

そんなマクドナルドが、今回手を組んだのは任天堂とNiantic(ナイアンティック)のタッグを手掛ける「ポケモンGO」。
※Nianticは米Googleから独立したベンチャー企業

店舗ビジネスの集客を変える?ARマーケティング元年となるか

ポケモンGOはAR(拡張現実)と呼ばれる技術を採用しており、最近よく聞くVR(仮想現実)とは異なります。最近いろんなところで耳にするようになった、その場に行かなくても、その場にいるような擬似体験ができるというVR(仮想現実)とは異なります。

AR最大の醍醐味は、特定の場所に付加価値を上乗せすること。ある場所に行くことで、特別なイベントが発生したり、ゲーム中で重要なアイテムが入手できたりと、人の移動を促します。そうした人の動きを集客に絡めようと言うのが、今回の提携主旨というわけです。

実際に今回の提携では、全国のマクドナルド2900店舗が「ポケストップ」又は「ジム」化し、ポケモンGOをプレイするユーザーが集まる場所になりました。リリース間もない週末に覗いた、弊社オフィスのある京都のマクドナルド店舗も賑わいを見せていました。

マクドナルド

中には敷地内での「ポケモンGO」を利用を禁止を表明をするような事例(出雲大社、他)もあり、賛否は別れますが、このように、その土地や場所で商売をする、いわゆる店舗型ビジネスにとって、ポケモンGOのヒットは人の動きを変える本格的なARマーケティング元年となり、O2Oを加速させる大きな社会現象となるかもしれません。

大型プロモーションとチェーン店(フランチャイズ)は相性抜群!?

店舗型ビジネスには飲食店始め、各種サービス業がありますが、こうしたマクドナルドに見るマス的な大型プロモーションは複数店舗を構えるチェーン店の強みともいえます。

飲食店であれば本部が一括して大量仕入れをすることで、安価に食材を供給できるなどのスケールメリットは容易に思いつきますが、フランチャイズの優位性はそれだけではありません。マスを対象とした大型プロモーションとフランチャイズは相性が良いと言われています。

例えば、TVをつければ流れてくるセブン-イレブンのTVCM。どれだけの費用がかかっているのか想像もつきませんね。勿論、個人店でもTVCMは可能ですが1店舗や数店舗という規模では費用対効果はどうでしょうか……

・行きたくても近くに店がない(諦め)
・店舗が少なく人が殺到してしまう(諦め)
・そもそも店のことを知らない(認知度不足)
・1店あたりの負担が大きい(コスト)

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失敗しない為にロイヤリティの額面だけに囚われない。活用こそが鍵!

今回紹介したような、本部による集客プロモーションの恩恵もフランチャイズを選択するポイントだといえるのでは無いでしょうか。勿論、マクドナルドのようなビッグネームとの提携や、セブン−イレブンのTVCM以外にも、季節毎のキャンペーン施策や、期間限定商品の開発・告知、社会貢献、その他様々なブランディングなど、フランチャイズ加盟希望者が検討の最に意識して貰いたいポイントです。

ただロイヤリティが高い、というだけでなく、FC本部がロイヤリティをどのように使っているのか、という視点も含め加盟の検討材料にしてみてはいかがでしょうか。「失敗しない為」とさせていただきましたが、実際には多くのフランチャイズの中から、ご自身が選択される大きな決断となる場合が多いため、本部の関係性・お金の巡りに関してはしっかり情報を集め、積極的に質問されることをオススメします。

今回はポケモンGOとマクドナルドをテーマに、大型プロモーションとフランチャイズの相性・優位性について、そして加盟検討の判断基準に繋がるお話でした。

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ポケモンGOとマクドナルド

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