フランチャイズWEBリポート運営部
2017-02-28 フランチャイズWEBリポート編集部コラム
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成功しているあの会社はメガフランチャイジーに学んでいる!山岡先生が伝えるメガジーを知る重要性

フランチャイズってよく分からないけど、少し興味がある方、これからフランチャイズ加盟を考えている方、そんなフランチャイズ初心者の皆さまのためにお伝えするコラムがスタート!筆者は皆さまと同じくフランチャイズ初心者のウェブリポ編集部西岡です。私と一緒にフランチャイズを勉強していきましょう!


1回目はフランチャイズ初心者が感じたフランチャイズショー全体のレポートをお届けしました。

2回目は2月2日に開催された西野公晴先生のセミナー「フランチャイズの基礎知識と加盟のステップ」を取材し、フランチャイズ初心者の私が学んだ事をレポートしました。

そして、最後は2月2日に開催されたセミナーで、フランチャイズ研究会、山岡雄己先生の「フランチャイズで年商20億を目指す/メガジーへの道」の模様をピックアップします。今回の内容は西野先生のセミナー内容とも繋がっていますので、まだ前回のコラムを読んでいない方は先にこちらを読んでいただく事をおすすめします!

前回の西野先生のセミナーと同じく、初心者の私や皆さまにとって有意義な内容でした!

FC初心者だからこそメガフランチャイジーを学ぼう

山岡雄己先生は、西野先生と同じく一般社団法人東京都中小企業診断士協会フランチャイズ研究会に所属し、副会長を務める中小企業診断士の先生です(詳しくはこちら)。今回、山岡先生がお話された事はメガフランチャイジーの事。メガフランチャイジーは法人である必要があるのですが、個人で独立開業を目指している方も大変参考になる内容でした。

メガフランチャイジーとは?

皆さんはメガフランチャイジーという言葉知っていましたか?実は私は知らなかったです。なんとなく、すごく儲かっている加盟事業者さん?という感じですよね。正解です。

「フランチャイズ研究会」では、メガフランチャイジーを「30店舗以上展開かつランチャイズでの売上額20億円以上の企業」と定義づけしている、とのことです。ただし現状は、明確なラインはなく、フランチャイズでたくさん出店している。売り上げが大きい。など、フランチャイズ加盟で成功している会社を、一般的にメガフランチャイジーと呼んでいます(詳しくはこちら)。

今はスタート地点でもゴールを目指して、色々な道を想定しておこう

まだまだフランチャイズ初心者の皆さんでも「将来はメガフランチャイジーになりたい!」と考えている方もいらっしゃると思います。ですが、今は「最初のフランチャイズ加盟を検討して、実際に運営する」という事に集中しているでしょう。それに「メガフランチャイジーはあまり関係ないかな」と考えている方もいらっしゃると思います。またそもそも、法人ではなく個人での開業を目指している方は、「特に関係がない」と考えてしまいますよね。

でも、ちょっと待ってください!

当たり前ですが、メガフランチャイジーも最初は初心者です。どのような場面でも、成功者の事例は参考になります。フランチャイズ初心者の今だからこそ、自分が思い浮かべる将来のビジョンへの道筋はたくさん知っておきましょう。

メガフランチャイジーが最初に加盟した本部選択理由とは?

まず、山岡先生は「メガフランチャイジー」と「一般的な加盟者」では、最初に加盟した本部の選択理由が大きく違うとお話されていました。メガフランチャイジーが最初に加盟した本部の選択理由が下記の6つのうち3つあります。それはどれだと思いますか?

  1. 初期投資が手ごろ
  2. チェーンシステムが信頼できる
  3. 経営に自己裁量がある
  4. 経営者の人柄が良い
  5. 事業コンセプトに将来性を感じた
  6. 経営理念がしっかりしていた

 正解は、下記の3つです。

メガジーの本部選択理由

4.経営者の人柄が良い

5.事業コンセプトに将来性を感じた

6.経営理念がしっかりしていた

ちなみに、下記の3つは一般的な加盟者の本部選択理由です。

一般的な加盟者の本部選択理由
  1. 初期投資が手ごろ
  2. チェーンシステムが信頼できる
  3. 経営に自己裁量がある
【参考:フランチャイズチェーン事業経営実態調査報告書(平成14年10月経済産業省)】

 

メガフランチャイジーの選択理由は「抽象度が高い」反面、一般的な加盟者の理由は「具体的」ですね。ではなぜ、メガフランチャイジーはこの選択理由なのでしょうか。

私は、西野先生のセミナー内容と繋がってくると考えています。それは「フランチャイズ加盟へのステップで一番重要なのは【自己分析(自社)】である」というお話です。「自己の能力」「自己の経営理念」「自己の風土」「将来のビジョン」など自己(自社)分析をしっかりおこなったからこそ、メガフランチャイジーの最初の本部選択理由は「自己の経営理念とマッチする本部」「本部経営者と自分の波長が合う本部」「将来のビジョンが合う本部」を選んでいるのだと思います。つまり、メガフランチャイジーになる企業はしっかり自己(自社)分析をしていた。という事が分かりますね。

一方、一般的な加盟者の本部選択理由は、フランチャイズという手段の機能面だと思います。私は、機能面を選択理由にすると「なにのために加盟するのか」という大切な事がぽっかり空いてしまいます。特に「初期投資が手頃」という理由は、安ければ何でもいいっていう訳ではないでしょう。それに「自己裁量がある」という理由は、そもそもフランチャイズではなく、自社ブランドで開業するほうが目的やビジョンに合うのではないでしょうか。

フランチャイズ加盟はあくまでも自己の目的達成のための手段です。フランチャイズの機能面だけで選択しないように気をつけてくださいね。

複数店舗運営の事を学んでみよう

将来、メガフランチャイジーとまではいかなくとも、フランチャイズで複数の店舗運営を考えておられる方もいらっしゃると思います。では、どのように店舗展開していこうと考えていますか?同じブランドで複数出店?同じ業種で別ブランド?それとも業界・業種を変えて複数出店?山岡先生はそれぞれのメリット・デメリットを詳しく解説してくださいました。 

単一ブランドパターン

まずは、単一ブランドでの複数出店をみていきましょう。例えばラーメンチェーンに加盟し、そのブランドだけを展開しているようなケースです。このメリットは、なんといってもスタッフの掛け持ち勤務など、経営資源の効率的な展開が可能な点です。また、ノウハウの蓄積も早く、オリジナルブランドの開発にも向いています。デメリットは、何らかの原因でブランドが弱くなった場合は、加盟者側でリスクヘッジできません。ちなみに、一例ですが、ひとつのラーメンチェーンに加盟しつつ、他のラーメンチェーンに加盟するという事は不可能です。それは加盟の際の契約には競業禁止を謳っているケースがほとんどだからです

 

単一業種複数ブランドパターン

次は、単一業種ですが、別のブランドで複数出店するケースです。例えば、ラーメン、焼き鳥、ピザなど、同じ外食ですが、複数のブランドに加盟し複数店舗運営をしている状態です。このメリットは単一ブランドほどではないですが、人材など経営資源の展開が可能な点です。また、単一ブランドのパターンでデメリットでもあるブランドが弱くなる、などのリスク分散が可能です。デメリットは業種自体の市場が弱くなれば、今後の伸びがなくなってしまうところです。また、競業禁止には抵触しないように十分な注意が必要ですね。

 

複数業種複数ブランドパターン

これは、業種もブランドも別のチェーンにフランチャイズ加盟し、複数出店するケースです。例えば、外食・介護・学習塾など異なるチェーンに加盟し複数店舗経営している状態です。このパターンのメリットは、なんといってもリスクヘッジが可能な点です。ブランドが弱くなっても、業種が弱くなってもリスクを分散できます。デメリットは社内での経営資源の展開ができなくなり、経営効率が落ちる可能性がある事です。

 

どのパターンで複数展開するかはビジョンに合わせて

このようにどのパターンにもメリット・デメリットがあります。どのパターンで複数展開するかは将来をよく見据えて決めていく必要がありますね。私は、ここでも自己(自社)分析が大切だと考えています。複数店舗展開も、上記したどのパターンも将来の目的達成のための手段です。その目的達成を第一に考えて選択していきましょう。

国内のメガフランチャイジーの実例

山岡先生は国内のメガフランチャイジーを7社あげてくださいました。ここでは、特に印象的だった3社の成功事例をご紹介します。

・株式会社アメリカヤコーポレーション

牛角、かつや、いきなりステーキなどを運営する企業です。フランチャイズ選びでは、興味を持ったらフランチャイズ店舗を利用する事から始めるそうです。加盟検討はトップの熱い想いが伝わってくる事を重視しているそうですよ。

・株式会社イー・ホールディングス・グループ

ITTO個別指導学院など学習塾や医療事業のフランチャイズ加盟をしている企業です。「これらのFCは【けいき】がいいね」とおっしゃられているようです。

け:健康 

い:医療 

き:教育 

これからフランチャイズ加盟を考える方も参考になりますね。もちろん、上記の業界も懸念事項はあります。しっかり情報収集しましょう。

・タニザワフーズ株式会社

現在、ケンタッキーフライドチキンや吉野家など大手フランチャイズチェーンを数多く運営している企業です。日本第1号のメガフランチャイジーです。昭和53年既存の繊維事業から撤退し、現在まで一貫して外食フランチャイジーを営んでいるようです。未経験でもフランチャイズなら大成功できる可能性があるという良い例ですね。

その他、イッツ・コーポレーション株式会社、株式会社ありがとうサービス、株式会社CVSベイエリア、神奈川中央交通グループなどを挙げられていました。

もし、興味があれば、それぞれの会社の事を調べてみてください!

フランチャイズ初心者からフランチャイズ初級者に!

以上が山岡先生のセミナーの模様です。山岡先生は上記以外にも、加盟者が守る必要がある義務(例えば、標章の使い方やエリア権などの契約内容をしっかり守る)なども詳しくお話されおり、内容盛り沢山のセミナーでした。

初心者こそ行く価値があるのがフランチャイズショー

これで、全3回に渡りお届けしてきたフランチャイズショー2017のレポートは終わりです!フランチャイズショーでは、前回と今回でお届けしたようなセミナーを通して、フランチャイズ業界や市場動向を学び、様々のケースを知り、自己(自社)分析の精度を上げる。その上で、ブースを回り、たくさんの本部を知る事ができる貴重なイベントでした。来場の目的は様々ではありますが、フランチャイズ初心者こそ行く価値がある展示会だったように思います!私は参加して初心者から初級者に昇格できたように思います!来年も開催予定です。いまから次回の開催が楽しみですね!

もし、今回フランチャイズショーに行けなくて悔しい思いをしている方は、ウェブリポでも、本部情報はもちろん有識者が書く専門家コラム専門用語集など初心者向けのコンテンツも充実していますので、ぜひ活用して学んでくださいね。

これからも初心者の私が学んだ事は、皆さまにお伝えしていきたいと思います。ありがとうございました!

Posted by フランチャイズWEBリポート編集部

当サイトの運営をしています。フランチャイズと言われると、ピンとこない方も多いのではないでしょうか。しかし、今日街を歩けばコンビニ・ファストフード店などを始めとする、様々なFCを発見することができます。このページでは、そういった世の中にあふれているけど、意外と知らないフランチャイズビジネスについて発信していきたいと思っています。