株式会社PEOPLE&PLACE 代表取締役松下 雅憲
2017-07-09 専門家が語る。フランチャイズ・独立開業コラム
株式会社PEOPLE&PLACE 代表取締役 松下 雅憲

これからもあなたと働きたい!求められるリーダーは『感謝』と『誇り』を伝えている

 このコラムのポイント

成功体験がある人物は、自分の歩んできた道を振り返ることができます。チームの先頭に立つリーダーは自身の成功や失敗の経験を駆使して、チームを守り、導いていかなければなりません。今回のコラムでは、リーダーがチームを良い方向に向かわせるために、日々奮闘するスタッフに感謝を言葉にして伝えることの重要性を説きます。

フランチャイズWEBリポート編集部

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どんな成功者も、バックアップが無ければ…

「彼らの存在がなかったら到底達成できなかったことです。彼らには心から感謝しています」

映画の完成試写会での主役インタビュー、野球の勝利投手へのインタビュー、ノーベル賞の受賞者インタビューなどなど…

何かしらの大きな成果を上げた人へのインタビューで、彼らはよくこのように、チームの存在、バックアップの存在、サポーターの存在への感謝を口にします。

もちろん、自分の並々ならぬ努力はその前提にあります。

しかし、本当に努力している人たちは、自分一人ではそれは出来なかったことをよく知っているのです。

経営者でも同じです。

優秀な経営者は、一緒に働いてくれている仲間、部下への感謝を忘れることはありません。

いくら経営者の経営センスや判断が素晴らしくても、その実現のために日々奮闘したのは社員たちなのです。彼らなくしては、業績の向上などはあり得ないのです。

リーダーがチームに感謝し、誇りに思うことが、何よりの力になる

そんな彼らは、仲間たちへの感謝だけではなく「誇り」「プライド」を持っています。

「このチームだからこそ出来た」
「このチーム以外にはあり得なかった」
「このチームのことを誇りに思う」 

このように、チームに対する強い誇りを感じているのです。
そして、感謝と同様にこの誇りを「言葉」にして伝えているのです。

これが「あなたと働きたいと言われるリーダー」の最大の特徴です。

彼らは、チームメンバーが批判をされたり厳しい評価を受けたりすると「それはリーダーである人の責任」として真っ先に矢面に立ちます。

  • チームメンバーが大きなミスをしたら、「謝るのはリーダーの仕事」とばかりに前面に出て謝罪をします。
  • チームメンバーのパフォーマンスが低下すると、ストレスの改善や環境を整える行動を取ります。
    ときには上司や経営者に掛け合ったりもします。
  • チームメンバーが部や会社の方針と違う行動を取ったら、「部下を説得する」のではなく「部下が納得できるまで」話し合いをします。

ときには

  • 部下の行動の方が「お客様にとって正しい」と思われるときは、自分の気持ちを切り替えて、部下と一緒に「会社」に提案をします。

彼らは、自分の部下や仲間を信じています。

自分がとことん話し合い、感謝し、誇りに思い、そして何よりも想いに共感し、想いを共有しているからこそ出来る事なのです。

これが、リーダーとしての誇りです。プライドなのです。

そして、その誇り・プライドが、チームメンバーひとり一人の誇り・プライドとなって、チームのレベルを日々高めているのです。 

ところが、そのチームのリーダーが、日頃からチームへの『感謝』と『誇り』を口にしていなかったとしたら…

チームスタッフは、なかなかそれを実感することが出来ないので、リーダーほどの誇りを持つことはありません。

リーダーのチームへの思いが、スタッフの「自信」に繋がる

「あなたと働きたいと言われるリーダー」は、自分のチームに対しての誇りを常に言葉にして口にしています。

そして、チームスタッフにいつも感謝をしています。

もしも、チーム内に上手くできないスタッフや少し落ちこぼれたスタッフがいても、決して、そのスタッフを悪くは言わずに、ほかのメンバーが自主的にそのスタッフをサポートするように仕向けるのです。

もちろん、これは簡単なことではありません。

しかし、このステージ(従業員満足度6ステージの最上位【第6ステージ】感謝と誇り)にいる店長は、厄介な部下がいても、決してその部下を悪くは言いません。

なぜならば、そんな部下に対しては、他のスタッフがフォローやサポートをしてくれることを知っているからです。

自分がガミガミ言わなくても、部下達がポイントを押さえてくれるのです。

自分のチームがそういうチームだという「自信」があるのです。

「※ステージ6(第6段階)」は、このような店長が率いるチームメンバーで構成されるステージです。

あなたも是非、このステージ6に来てください!

毎日が楽しくなりますよ!

※「ステージ6(第6段階)」については、拙著「『これからもあなたと働きたい』と言われる店長がしているシンプルな習慣」(同文舘出版)をご参照下さい。
 

次回は「『相手の立場に立って考える力』を養う3つのステップ」というテーマでお話しします。お楽しみに! 

  

  • 参考「『これからもあなたと働きたい』と言われる店長がしているシンプルな習慣」松下雅憲著(同文舘出版) 

株式会社PEOPLE&PLACE 代表取締役 松下 雅憲

大阪出身。1980年日本マクドナルド(株)入社。店舗運営の現場と全社の出店戦略に関わり、2005年4月とんかつ新宿さぼてんを運営する(株)グリーンハウスフーズに入社。すぐに経営情報室を立ち上げ、経営情報の見える化、出店戦略システムの構築、さらにエリアマーケティングをベースにした店長教育システムを導入し大きな成果を上げた。2012年4月株式会社PEOPLE&PLACEを設立。代表取締役に就任。マクドナルドとさぼてんで確立したノウハウを独自の形に仕組み化した「店長ナビ®」を提供し、人材育成を通じて多くの外食企業や小売・サービス企業の業績向上に貢献している。