Dr.関塾 先輩オーナーの声(山本オーナー)

周囲への感謝を原動力に理想の教室を追求

Dr.関塾 伏見東町校 山本 オーナー

1955年、京都府生まれ。大学卒業後、広告会社に入社し、長年にわたり営業担当として現場を回り営業部長を経験。コンビニ経営を経て、Dr.関塾を開業。保護者、生徒、講師、スタッフの意見に耳を傾け、受け止めて反映させていくのが自分の役目。周囲への感謝を忘れず、“居心地のいい塾”を追求。

仕事を通じて地域に貢献したい

「教えるという仕事には昔からどこかで興味を抱いていたんだと思います。娘と息子が教員の道へ進んだのをきっかけに、思いがけず眠っていた気持ちがよみがえりました」開校のきっかけについてこう語る山本塾頭。長年勤めた広告会社を退職後、まず始めたのがコンビニ経営でした。
関塾から電話が掛かったのはその半年後。自分自身に通塾経験はなく、イメージがつかめませんでした。しかし、仕事を選ぶ軸となる「なんのためにその仕事をするのか」「地域に貢献できる仕事か」を考えたとき、教育レベルを上げるという形で地域貢献できる塾経営については、答えが明白でした。
京都市内でも、伏見区は教育熱が高いといわれています。個別指導塾も進出していますが、競合の多さは需要の高さを表します。コンビニ経営を終えた翌月、2015年7月に開校を迎えました。他塾が夏期講習会のチラシ合戦を展開するなかで、開校案内と生徒募集を始めたにもかかわらず、3ヶ月で約30人と順調に集まりました。

目指すは生徒にとって“居心地のいい塾”

順調なスタートを切ることができた要因は、教育熱心な土地柄だけではありません。重要なのは、「どのような塾にしたいか」という塾頭の意志が明確であったこと。「分からないなりに、生徒の立場でどのような教室にしたいかを考えました。どちらかといえば勉強が苦手な子どもが、保護者の意思で通塾するケースが多い。成績UPには本人のやる気が何より不可欠です。そんな子どもが『あの塾なら行きたい』『あそこなら楽しい』と思える、あるいは保護者が『あそこなら子どもを預けてもいい』と思える塾。それはつまり“居心地のいい塾”なのではないか」という結論にたどり着いたのです。
まず、コンビニで共に働いていた女性2名に、スタッフとして教室づくりを手伝ってもらおうと決めました。「彼女たちの接客がとても“自然体”で、お客さんにとって居心地のいい雰囲気をつくれる人だと思ったからです。実際、生徒の気持ちをつかみ、コミュニケーションをしっかりとってくれています。常に内助の功として支えてくれている妻とともに、彼女たちの力がなければとても無理でした」と塾頭。生徒たちも、知らず知らずのうちに“居心地の良さ”を感じとっているのだと思います。
講師募集にも同様に、コンビニ経営で築いた人脈が大いに生かされています。「私は指導に関しては素人。講師には、『些細なことでも、できるだけほめてほしい』と伝え、やる気が自信につながるという方程式を実践してもらっています。ただし、通塾の目的はあくまで成績アップ。生徒指導カルテは詳細に読み込み、定期テストの結果から成績の推移は必ず確認します。いかに講師が努力していても、原因を改善できそうにないなら、講師変更もシビアに決断します」。

足で稼いだ人脈が鍵ミスマッチのない進路指導

適材適所な人材配置で教室づくりを進めながら、全体を俯瞰する塾頭。自ら注力しているのが「ミスマッチのない進路指導」です。京都の『中高進学研究会』が実施する私立公立両方の塾向け説明会に参加し、学校側との人脈づくりに奔走。中3生全員の志望校にコンタクトをとっています。サラリーマン時代、一日百件以上の客先を訪問し、足で稼いだ経験が生きていると思います。
開校初年度の秋、中2の大半が不登校だったというある中3生が入塾。内申点は見込めない。そこで、地道に築いた人脈を駆使し、公立A高校の前期試験を受けられることになったのです。結果、作文と面接で合格。「夢みたい」と言って涙する母親に、自らももらい泣きしました。
「志望校との人脈づくりだけで合格できるわけではありません。けれど、なんらかの道筋をつくることはできる。私には、生徒のためにできる限りの環境を整える責任がありますから。

学習環境の充実を図り次のステージへ

現在の課題は、中3生の割合が半数を占めていること。来年の春を見据えて、小学生や中1・2年生を増やす必要があります。さらに、手狭になった教室のスペース拡大も喫緊の課題。「ハード面が理由で、退塾してしまった生徒が一人いたんです。塾自体に問題はないが、以前より窮屈になったと。ハード面を整え、秋から冬、受験本番に向けての準備を進めています」と、次の課題解決に向けて意欲的に取り組んでいます。
スタッフ、講師をはじめ、絶えず周囲への感謝の言葉を忘れない塾頭。その気持ちを原動力に、「一度決めたらまず行動。失敗すれば軌道修正すればいい」の姿勢で、理想の教室づくりを目指し、挑戦を続けています。