ビジネスコンベンション2007 会場リポート

ビジネスコンベンション2007

ビジネスコンベンション2007 会場リポート

中京地区でもっとも早い時期から開催されているフランチャイズフェアー「東宣ADビジネスコンベンション」が、2007年4月27日、28日の二日間名古屋市内の吹上ホール第1ファッション展示場にて開催された。当社では会場の様子を一人でも多くのFC関係者やFC加盟希望者の方にお伝えするため、会期中、各ブースをまわり出展社にインタビューを行った。

来場者数3184人

主催の東宣ADでは「中部地区最大級のビジネスイベント」とうたっているが、われわれFC関係者から見るとそれは「中京地区最大級のFCフェアー」でもあるわけだ。なぜなら出展企業41社のうちFC関連企業が25社を占めており、残りもライセンスや代理店ビジネスとなっているからだ。

当イベントは今回で第31回目を数える。1993年から開催されており東宣AD社長の東譲氏によるとフランチャイズ関連のフェアーとしてはもっとも古く、もっとも先駆け的なものであったとのことだ。来場者数は3184人。さきの東京ビッグサイトで行われたFCショーと比較すると一桁違う数字だが、昨年実績が2000人台であったことを考えると今回はそれを大きく上回ったことになる。

この来場者数についてもそうだが、主催会社の東宣ADでは来場者の属性をWEB上に掲載している。それによると来場者は60%が名古屋市内から。その他愛知県を合わせると80%になり、いかに地元志向が強いかが伺える数字だ。これは同社が地元新聞やラジオ、テレビなどを使いいわゆるメディアミックスという形で告知していった結果なのだろう。

会場内の様子については当社ブログで速報しているのでそちらをご参照願いたい。次回開催予定は2007年11月2日・3日。

FCに加盟するということは時間を買うこと

われわれが取材に向かった理由はフランチャイズ関係企業の出展が多くあることと同時にJFA(社団法人日本フランチャイズ協会)会長加藤氏の講演が予定されていたからということもある。講演のテーマは「FCに加盟するということは時間を買うこと」

講演はラジオでも生中継されており、ラジオのパソナリティーが加藤氏にフランチャイズビジネスについての基本から質問をしそれに答えていくような形だった。加藤氏以外にも株式のコンサルタントの方が投資セミナーのようなものもやっていたが、どちらかというとそちらの方が人気があり聴衆の数も多かったのはFC業界に身を置くものとして正直なところ少し悔しい感じがした。

しかし、どうしてこのようなあまり関係のないように見える両者を同時に開催するのかという理由は、これもブログに書いているのでそちらをご参照いただきたい。

加藤氏の講演はわが国と欧米の建築の違い、建築業は地域密着であり他の業種と同様にFCが合ってる。FCとはなんぞやという話から始まり、これは氏の持論と言って良いのだろうFCとは結局まさに時間を買うことだという結論が導き出されていた。JFAの会長という職からか、話は個人的なことよりもいかにFCは素晴らしいか、しかしそれだけではないといった注意も喚起されていた。まさにFCの伝道師のような感じか。

講演が終わった後われわれは別室で、今度は社団法人日本フランチャイズ協会の会長としての話を加藤氏にきいた。

>> 加藤氏インタビューはコチラ

FC本部ブース ビデオインタビュー

韓のおしり
FC推進部 西日本エリア マネージャー 平林裕之 氏

韓国料理専門店としては業界最大手の店舗数を誇るが業態としての認知度を高めるためにはどんどんライバルにも出てきてほしいと語る。 店舗数をここまで伸ばすことができたのは日本人に合わせた味作りにあるそうだ。

くくる / らぽっぽ
人材開発部 課長 藤田毅 氏

現在直営で運営している店舗をFC加盟希望者に譲渡することをメインとしたFC本部。 そのため初期投資は極めて低いそうだ。 商売はどれだけ儲けるかよりもどれだけ続けれるかが大切であると強調する。

デイリーヤマザキ
開発本部 第2開発部 開発マネージャー 山口浩 氏

実にこのビジネスコンベンションが始まってから常に出展を続けているそうだ。 加盟希望者が加盟しやすい方法、システム作りを心懸けている。

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八剣伝 / 串まん
名古屋支店 FC・店舗開発 業務SV 武田慶太 氏

コンパクトな業態であり15坪からでも出店が可能。居抜き物件でも問題ないので低コストで開業できる居酒屋。

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わんわんコインランドリー
部長 長谷川勝征 氏

業態としては珍しい。ペットの自動シャンプー装置のFC展開。 少人数、小資本での開業が可能なので特に女性の開業希望者にお勧めするそうだ。

アプレシオ
第一店舗開発部本部 部長 竹田潔 氏

大型施設であることが同チェーン店舗の特徴。大きいものは500坪を超える。 このビジネスコンベンションは個人開業者が主体ではあるが名古屋地域には未だ出店がないので法人・個人を問わずこの地域では知名度を上げていきたいとのこと。

おそうじ隊501
FC事業本部 経営企画室 室長 守屋克則 氏

創業33年を迎え、FC展開も開始後20年を経過する。 もともとこういったフェアーでの説明などは行っていなかったが中京地区には未だ加盟店がないので今回は出展をしてみたとのこと。加盟希望者の方にはありのままを見てもらうのが良いと考える。

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京進スクール・ワン
FC事業部 中部ブロック
開業プランナー 梶田泰里 氏 / 広報課課長 入江佐紀子 氏

進学塾、集合塾として培ってきたノウハウを個別指導塾にも活かしているのが魅力の一つだそうだ。加盟希望者から多かった質問はやはり収益について、次に多かったのが最初の投下資本だそうだ。

セブンイレブン
第2リクルート部 オーナー募集担当 佐藤日出雄 氏

中京3県にセブンイレブンの一号店をオープンして今年で5年目。毎年100店程度の規模で新規オープンが続いているそうだ。また当エリアは売上的にも高収益を確保しており重点地域として位置づけている。相談に訪れた方には先ずは事業説明会への出席を勧めているそうだ。

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デューポイント
開発課課長 営業担当 鈴木総一郎 氏

今回で10回以上出展しているのも毎回必ず一人はこのフェアーを通じて加盟希望者と成約できているから。 ショッピングセンターに出店しているので集客に自信あり。低価格でも高価格でもなく一般の主婦などを対象にしている。

名学館
取締役 石田宏樹 氏

一部の進学塾とは違うボトムアップ的教育を行っているとのこと。若い方でも気軽に加盟できるのが特徴だが、学習塾は商品のないビジネスなのでオーナーの情熱そのものがとても重要になってくるそうだ。今回が30回目の出展ということ、ほぼ毎回出展していることになる。