イベント会場の地域  出展FC本部インタビュー | 主催社インタビュー

第1回 フランチャイズ・独立開業支援展 主催社インタビュー

主催社インタビュー

第1回 フランチャイズ・独立開業支援展の主催社であるトレードショーオーガナイザーズ株式会社の代表取締役社長 佐々木 剛 氏 にお話をうかがいました。(インタビュアー/株式会社Dai 代表取締役社長 木脇 和政)


トレードショーオーガナイザーズ株式会社
代表取締役社長 佐々木 剛 氏

――大変盛況ですね。

そうですね。もともと来場者が多かった居酒屋産業展、飲食店開業支援展というのがありまして、そちらとの同時開催という形をとっておりますので、非常に質の高い、来場者が数多く見えているのだと思います。

――御社がフランチャイズの支援展を併催するようになった経緯は。

もともと、居酒屋産業展でもフランチャイズを展開されている企業様は多数出展されていたんです。そしてその中で自分たちがもっと注目されるような展示会にしてほしいというお声があったと同時に、来場者の側からも飲食以外のビジネスも考えてみたいという意見がありました。
それらのご意見に答える形で学習塾ですとか、宅配とかの飲食以外の出展をフランチャイズという形で実現してみました。

――つまり、出展者からの要望があったからだと。

ええ、そうです。出展者からだけでなく来場者の方からの要望でもあります。現在のような経済事情ですから、なかなか飲食業だけで展開していくのも難しくなっています。現在の飲食パッケージだけではなく、他のパッケージも加えて複合的にやっていきたいというお声がありやらせてもらったということです。
もう一つありまして、来場者の中にはビルのオーナーや不動産のオーナーなどが従来から多くいらっしゃったのですが、その方々に対しても飲食以外に儲けられるビジネスの提案としてはフランチャイズがぴったりであったということもあります。

――集客力には驚かされます。秘訣を教えてください。

トレードショーオーガナイザーズというぐらいですから、展示会を組織していくのが仕事です。われわれは、いわゆる黒子的存在だとは思います。
しかし、業界をどう変えていきたいのか、お客様のニーズはどの方向に向かっているのかとか、的確にニーズを読んで作っていくという非常にプロフェッショナルなところも必要になってきます。ですから、冷静でスマートでなければいけませんが一方で行動するときには熱く行動しなければいけません。また、皆さんのコネクター的役割も求められています。
そういった私たちの働きに信頼をいただくことで、出展していただき、多くの来場もいただいているのだと思います。

――シンガポールで展示会をやられるということを聞きました。

例えばわれわれ自身は日本の企業として日本の中で営業を行っているわけですが、日本の企業は今はどんどん海外へ出て行っているわけですね。
自動車産業一つとってみても、トヨタさんにしても北米や第三諸国とかで売上比率が多くて利益構成比率も北米が大きく、日本は販売拠点の一地域でしかありません。
生産拠点も、東南アジア、アメリカ、ロシアまたは中国といったところに持っているという状況です。
いわゆる日本企業でありながら、外へ出ていくことは増えていっていると思うんです。
そうやって、われわれの属する産業も今からどんどんグローバル化の流れの中で外へ行って利益を上げるという宿命を帯びていますので、当然ながらわれわれ展示会も、その先導役として一緒について行く、あるいは先に行って販売できる場を作っておくというのも重要ですから、そういった意味でわれわれも今からも海外戦略を強めていくということでございます。

――現地ではフランチャイズのことも紹介されるのでしょうか。

フランチャイズ本部様は現地での提携先を見つけたいという要望も大きいと思います。
しかし、なかなか適切な相手を見つけるためのパイプ作りが難しいというのも聞いています。実際ご紹介いただいた中で失敗されたケースも多いようです。
そこで、先ずは、日本のフランチャイズ本部として出展してみて、色んなフランチャイジーの方々と話をしてみて、ビジネスマッチングをする場を作ってあげればですね、必ず日本のフランチャイズも成功するという風に思っているんです。
日本のフランチャイズパッケージはオペレーションも上手ですし、コスト計算もすごく上手ですし、なによりもブランド力を作るのが上手だという風に伺っています。
そういった力を背景に、日本がもっともっと発信していく意味でもですね、フランチャイズというものを持って行くと、日本の文化や日本の経済の発展にもつながると思っております。これからは日本のフランチャイズの展示会もどんどん加速してやっていきたいと思っております。

――私たちも同じ認識ですから、とても楽しみです。

そうですね、われわれオーガナイザーは場所を提供するのは当然なんですが、場所に合わせて適切な人脈を紹介することも必要だと思います。
ビジネスモデルを作る上で、フランチャイズで言えば、日本では商標を取っていても、他国ではまだであったりすると聞いています。
その大切なビジネスモデルを持って行かれないような知的財産権の保護や通関方法、あるいは言葉の壁を取り除く方法というのを、われわれ主催者を通して、適切なパートナーを紹介できれば成功する確率が高くなりますので、そこも支援していきたいと考えています。

――来年はもっと盛況?

はい、来年はこの西のホールから東のホールへ移動し規模を拡大して行う予定です。いま外食産業は低迷していると言っても元気な産業もございますので、元気な産業と今は低迷しているような産業が出会い、転換期を見つけ新たな発展をしていけるような場を提供していきたいと考えております。

――御社の参入でフランチャイズ業界が活性化しそうです。

ありがとうございます。
是非、ご声援ください。


<< FC本部ブースインタビューはこちら