フランチャイズ・ショー2013 出展FC本部インタビュー
2013年3月6(水)~8日(金)までの3日間、東京ビッグサイトにて「フランチャイズ・ショー2013(第29回)」が開催されました。このフランチャイズ・ショーは、毎年、FC加盟店・オーナーを募集しているさまざまな企業がブースを出展し、フランチャイズ業界の動向や最新情報などを肌で感じることのできる国内最大規模のフランチャイズ展示商談会となっています。
当サイトでは、会場へ取材におもむき、出展FC本部ブースにて動画インタビューを行いました。ショーに参加できなかった方も、すべてのブースをまわれなかったという方も、FC本部の生の声をぜひお聴きください!
フランチャイズショー2013出展FC掲載一覧
- チョコレートショップ ロッキーマウンテンチョコレートファクトリー
- デイサービス「樹楽」
- コミックバスター
- リサイクル子供服の販売 ECO&KIDS AKIRA
- ブランド・貴金属買取業 リサイクル業 買取専門店 大吉
- 理美容 ヘアカット専門店 クイックカットBB
- 張替本舗「金沢屋」
- アジアン雑貨ショップ アジャラ
- ハンバーガー&パスタ ファーストキッチン
- 出張美容・理容 リンデンB・I
『資料請求ボタン』があるチェーンは、当サイトを通じて加盟資料を取り寄せることができます。(無料)
※掲載については順不動となっております。
フランチャイズ・ショー2013を振り返る
2013年3月6日(水)~8日(金)にかけて行われた日本経済新聞社主催の第29回フランチャイズ・ショー2013。このショーに出展しているフランチャイズ本部への動画インタビューも5回目を数えることとなった。
今回のフランチャイズ・ショーのテーマは、「栄縁の出会い」。入口には、義経と弁慶が初めての出会いを表したオブジェが飾られているのが印象的だった。
サービス業の出展数が一番多い理由
今年は、過去最大の180社が出展していたが、そのうち、フランチャイズ本部の出展社数は135社(飲食業43社、小売業26社、サービス業66社)。前年度の出展社数が、126社であったのに対して9社増という結果となった。
この数字を見ていると、学習塾や介護が比較的低資金で開業でき、加盟希望者に人気なことから、開業資金が高めに設定されている飲食業に比べてサービス業全体の出展数が、一番多いという結果になったのだろうと推測される。
その中で、今回インタビューを行ったのは全部で39本部。業種の内訳は飲食業8社、小売業14社、サービス業17社だった。今回は、様々な業態のフランチャイズを紹介したいという取材意図があったので、人気のサービス業だけでなく、飲食業と小売業のユニークなフランチャイズ本部にもインタビューをして回った。
昨年度を上回る、過去二番目の来場者数。
アベノミクスの影響か
今年の来場者数は33,042人。
これは、2006年の34,384人に次いで、過去二番目に多い来場者数となる。
昨年度は、日本フランチャイズチェーン協会(JFA)40周年の記念パビリオンがあった。しかし、その昨年を上回る来場者数となったのには、何か理由があるのだろうか。
フランチャイズ研究会代表で、コンサルタントの黒川孝雄氏に話を伺ってみた。すると、「アベノミクスの影響ではないか」と同氏は語る。
それは、どういうことなのか。
アベノミクスの影響によって、デフレが続いていた日本の経済が動き始めた。
コンビニFCのセブンイレブンやローソンなどが社員の賃上げを行ったり、加盟希望者の方でも、前年度より多めの開業資金を用意していたりと、個人法人問わず、動かすお金の額が増えたと考えられる。
そのため、先ほど学習塾や介護などの低資金で開業できるフランチャイズが人気だと記していたが、飲食業のフランチャイズもこういった動きによって再び人気を取り戻すのではないかと筆者は考える。
また、日本全体が活気を取り戻し始めている今、こうしたイベントに足を運ぶ人はこのままいくと増えるのではないかと予想される。
フランチャイズ・ショーの魅力は、
本部のブースがあることだけではない
今年のフランチャイズ・ショーでは、フランチャイズ本部以外にもビジネスパートナー募集、フランチャイズ支援ビジネス、フランチャイズ無料相談や出版関係、店舗開発ショウ、海外マッチング・相談を行うブースがあった。
また、地方自治体向けのセミナーが開設されていたのも今年のFCショーの特色のひとつとして挙げられると思うのだが地方からフランチャイズ業界を盛り上げていこう!という動きが伝わってきて業界自体の底上げにもなるのではないかと興味深く感じられた。
このセミナーの他にも、フランチャイズで独立を考える人が知っておくと役に立つ基礎知識などのセミナーもあり、そちらの方でも熱心にメモを取る加盟希望者の姿があった。
最後に
フランチャイズ・ショーに参加するメリットは、数多くのフランチャイズ本部と直に出会い、比較検討をすることができるだけでなく、無料で独立の相談をすることができるブースがあることやフランチャイズで独立する上で知っておくと役立つ内容のセミナーを受講できることも挙げられる。
今回のフランチャイズ・ショーに参加できなかった人も、動画インタビューを見て、興味のあるFC本部にぜひアタックしていただきたいと思う。
最後に、今年でこのフランチャイズ・ショーも29年目となるが、来年にはいよいよ30年目ということで、主催社である日本経済新聞社も今年度以上に集客に力を入れていくことが予想されるのではないか、ということでまとめとさせていただく。
主催社インタビュー
フランチャイズ・ショーの主催社である、日本経済新聞社 長谷川 研二 氏にお話をうかがいました。
今年で29回目を数えるフランチャイズ・ショー。この29回目という数字に対してどうお考えですか
同時開催のジャパンショップに次いで、長い歴史を持つフランチャイズ・ショーですが、やはりその時々・時代時代を映していると思います。
景気の良い時にはそれなりのビジネスが、現在のように不況不況と言われる時代には、比較的低額投資で始められるビジネスが求められていると言った事に繋がっているのでは 無いかと感じます。
近年は以前より、海外(主にアジア・オセアニア)進出するる本部さんも増えてきていますし、来場者も、海外からの方もここ数年で300~500に増えてきています。
日本のフランチャイズが注目されている事に理由があるのではないでしょうか。社会的役割を持ったFC展開を考える必要性を感じます。
例年よりも会場に活気があるという出展者の声が多かったのですが、どういった理由からかと
初日・2日目は過去最多の来場者を記録しました。
出展企業さんも180という数は過去最多ですし。現在シンガポールでは日本の『介護』が注目されて、今回シンガポールからご来場の方々も非常に勉強熱心に見学されていました。介護業界は地域密着型のビジネスとしても有効でぜひ地方も盛り上がって欲しいですね。
今年は「地方自治向けセミナー」や「海外マッチング・相談コーナー」など、新たな取り組みにも挑戦しましたし、出展社の方からも来場者の方からも今年のFCショーは今までとは少し変わったね。という声を頂きました。
3日間のFCショーで一番印象的なことは
やはり初日の来場者数ですね。展示会を主催する立場としましては、初日どれだけ動員できるかという事が気になりますよ。出展頂く企業さんの募集を締切った次の瞬間から、次は集客に全力で取り組んでいましたからね。
弊社も微力ながら集客のお手伝いさせて頂きました
非常に助かりました。フランチャイズWEBリポートさんやセミナーをご一緒したアントレさん、その他集客にご協力頂いた企業さんには本当に感謝しております。このフランチャイズ・ショーにおいて、出展企業も来場者も関係者も全ての人がこれからの日本の健全なフランチャイズを創造してくれる事を切に願います。