今年で30周年。フランチャイズ・ショー2014を総力取材!
2014年3月5日(水)~3月7日(金)に開催された、日本経済新聞社主催のフランチャイズ・ショー。日本最大のフランチャイズ関連イベントで、毎年東京ビッグサイトで開催されていますが、加盟希望者なら一度は参加しておきたいフェアです。加盟店を募集しているフランチャイズ本部が多数出展しており、業界の最新情報を聞くことができるだけでなく独立の相談も行うことができます。
今年は残念ながら行けなかったという方も、編集部が本部に動画インタビューをしているので、こちらで出展社の顔ぶれやビジネスの内容をチェックしておきましょう!
出展フランチャイズ本部ブース インタビュー
1のフランチャイズ
フランチャイズ支援ビジネスブース インタビュー
フランチャイズ・ショー2014を振り返る
一日目は雨にも関わらず、昨年度を上回る来場者数。その背景は
フランチャイズ・ショー2014の来場者数は、三日間で31,940人。これは過去三位の来場者数である。
昨年度の33,042人を下回る結果とはなったが、注目すべきは一日目の来場者数である。
一日目は11,482人、天気は雪。フェアの客足には、その日の天気も影響するものだが、雪にもかかわらず、前年度の11,077人を上回る結果となった。
二日目は10,712人、天気は晴れ。三日目は9,746人、天気は曇り時々晴れ一時雪であった。
二日目と三日目は昨年度を下回る来場者数となったが、特筆すべきは一日目であろう。悪天候にも関わらず、昨年度の来場者数を上回るのには背景がある。
実はこの一日目に、日本マクドナルド原田会長のセミナーが催されていたのだ。
やはり30会期をむかえ節目となる年でもあるので、主催の日本経済新聞社からフランチャイズに興味をもつ来場者への素敵な贈り物とでも言えるのではないか。
ちなみに今年、「マクドナルド」はブースの方でも初出展を果たしブースに来た加盟希望者に事業説明会の方も行っていた。
出展社は新たな顔ぶれも多数。見所はフードチェーン
今年は過去最大の190社が出展していたが、この顔ぶれがとてもユニークなのである。
特にフードチェーン、前述の「マクドナルド」もだが「リンガーハット」や「ペッパーフードサービス」が出展していたフードコートもやはりにぎやか。
あとは毎年恒例ともなってきた、物語コーポレーショングループの説明会。フードコート付近に大きなブースをかまえ、説明会を行いながら調理の実演、試食も配布ということもあり、やはり目立つ存在である。
編集部が注目したのは、近年メディアでも注目を集めている「缶詰バー mr.kanso(ミスターカンソ)」。 今年初出展だったのだが、店の内装を彷彿させるテーブル代わりのドラム缶や実際に販売する缶詰が並べられたりと工夫を凝らしたブースの造りが印象的であった。
出展といえばだが、喫茶店の老舗、銀座ルノアールが展開する「ミヤマ珈琲」、ハンバーガー店の「フレッシュネスバーガー」も今年初めての出展。 ブースにはたくさんの加盟希望者が集まっていた。
今年のフードチェーンは、大手チェーン、メディア注目の中堅チェーン、海外から運ばれてきたニューチェーンなど幅広く、新たな顔ぶれも多かった。
コンビニ大手四社はそろって出展。ビジネス向けブースにLINEが初出展
小売業は買取専門店が比較的多く出展しており、農機具の中古販売サービスやアパレル店などの顔ぶれもあった。コンビニ大手四社も今年度は出店を加速するためか、揃って出展していた。
サービス業に関しては、やはり介護と学習塾が例年通り多かったような印象である。低資金で開業できるビジネスが多いサービス業は、やはりブースに来場する加盟希望者も多かった。
スマートフォンユーザーなら誰もが知っているであろう、「LINE」がビジネス向けブースに出展していたのもなかなかユニークであった。どうやらこれから飲食店を開業し、販促ツールとしてLINEを活用したサービスがあるというPRをしていた。
やはりフランチャイズ初心者には参加してほしいフェア
今回、30会期となるフランチャイズ・ショーであったが、日本最大の出展社数をほこり、日本経済新聞社という然るべきメディアが主催するフェアであるのでやはり加盟希望者であれば一度は参加しておきたいフェアである。
多数のフランチャイズ本部が出展している中で、「独立を考えているけどどこのブースに行っていいかわからない」という方であってもまずは会場に足を運んでもらいたい。
会場に行けば、入口付近に「出展者ガイド&検討ラウンジ」というコーナーがある。
出展社の展示内容やブースの位置を教えてくれるだけでなく、本部とどのようにコミュニケーションしていったらいいのかまでアドバイスしてくれるスタッフがいる。
ブースを回った後に検討するためのラウンジもあるという心配りもある。
加盟検討のスタートには最適なイベント、それが業界でも有名なフランチャイズ・ショーなのである。