独立
(ドクリツ)

「独立」という言葉を定義するとと次のようになります。

「企業などに属する状態から離れ自ら起業すること。」

では、よく話題となる”フランチャイズによる独立”とはなんでしょうか。どういった特徴があるのでしょうか。形態から見るとこれも一種の独立であり、起業であることに違いはありません。本部と加盟店は契約によって一つの事業を推進しているわけですが、加盟店が本部に隷属しているような主従の関係ではありません。あくまで独立した企業体が対等の立場で事業の行います。

こういった意味で、”フランチャイズによる独立”も独立であることには違いありません。

しかし、実態は、現実はどうでしょうか。

契約となると、本部はブランドやノウハウを提供し、その対価として加盟店は加盟金ロイヤリティを支払いますが、その後加盟店は自由な経営ができるかとなると、多くの場合そうではありません。契約内容によって多くの制限が課されます。本部はブランドの維持と全体としての利益を目的としますから、個々の加盟店による自由な経営を容認することはまれでしょう。飲食店であれば、本部の細かい指示によるメニューの統一が一般的であり、各加盟店が独自商品を提供することは禁じられます。物販も同様であり、コンビニエンスストアなどは営業時間もほぼ完全に統一されます。これはある意味フランチャイズの宿命とも言えるものです。

では、”フランチャイズによる独立”は、中途半端な物とだけ言えるでしょうか。

”フランチャイズによる独立”は経営ノウハウを学び、真の独立を果たすための手段であるとも言えます。本部が加盟店に提供するノウハウには、とても個人レベルでは取得出来ない高度なものが含まれています。これは本部が長年の運営によって蓄積したものであり、それを利用できるということはそれだけ独立のための時間を短縮できるとも言えるのです。

フランチャイズに加盟すると自由な経営は制限されますが、その対価として将来の独立のためのノウハウが同時に提供されているのだとも考えることができます。

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