【愛知県初】就労継続支援A型事業所で　障害者がiPhone修理のサービスを開始

ぐんぐん株式会社では、愛知県で初めて日本で７割強の市場を占めるiPhone修理の仕事を「障害者の就労継続支援A型事業所」として開設いたしました。顧客の需要も多く、収益性も高い事業を障害者が行えるようにする新たな試みを、愛知県から発信しています。

今年7月に岡山県と香川県で同じグループ会社が運営する就労継続支援A型の事業所7ヵ所が閉鎖され障害者約280人が解雇されました。同じく名古屋に本社のある株式会社においても全国で6ヵ所の事業所が閉鎖に追い込まれています。A型をめぐっては今春、厚生労働省が不適切な運営を行う事業所に対して補助金の支給要件をより厳格にした影響で経営状態が悪化しているところが増えています。

全国のA型事業所は2016年現在3109ヵ所あり（国保連データ平成28年1月）約55,000人の障害者が地域で自立した生活を送るための基盤として利用しています。そのためこれ以上事業所の閉鎖相次ぐとさらに多くの方が働く場を失い社会復帰の道がさらに遠のくことになってしまいかねません。

当社では、
①手先を使った細かい作業を通して集中力を向上させる　
②お客さまと接する機会を増やしてコミュニケーション能力を深め、自信をつけていただく　
③困っている人を助け、感謝されることを通して仕事のやり甲斐や、働くことの喜びを感じていただく　
④障がいを持った人でも、健常者なみに収益を上げる仕事をしてもらうことで地域経済の活性化を行うという４つの目標を掲げています。

家族に障害者のいる親御様は「将来自分達の代わりにお世話をしてくれる人がいるのか」という不安を抱えています。収益性も高く、閉鎖され解雇されることなく安心して働ける「A型」事業所は、親御様の願いでもあるのです。社会の役に立つ仕事で、自分の力で生計を立てていけるようになるために。
そして障害者の方が、健常者と同じように一般社会で活き活きと仕事に取組み将来の大きな夢や目標を描いてもらうために。私たちは愛知県から全国に「iPhone」修理のA型事業所を増やしていければと思い日々、活動をしております。（現在、愛知県と岐阜県において、5箇所のA型で導入をいただいております。10/1愛知県小牧市、11/1愛知県豊橋市、青森県青森市、岩手県盛岡市で導入・開店予定です。）

当社では、障害者の方がお客様の接客、受付から修理まで一貫したきめ細かな研修を行っております。障害者の中には上手にコミュニケーションを取れないけど手先は器用で修理の腕はピカイチという方もいます。それぞれの才能や長所を引き出してあげる事を心がけています。店舗へ取材にお越しいただけますと、素直に一生懸命にお客様のiPhoneを修理して感謝されているところも見ていただけます。ぜひ、健常者に負けず劣らずひたむきに仕事に取組む様子を映像に収めていただけたらと思います。