コペルプラス 川越教室 所沢教室 田中 博オーナー
コペルプラスのロゴ

コペルプラスにFC加盟した社長が、新規事業の児童発達支援事業で目指すもの

大手物流企業で25年勤める中で芽生えた“ある想い”から、2012年に「アイデアル株式会社」を立ち上げた田中博。2017年には新規事業としてFC加盟を選択。半年間でコペルプラス川越教室、幼児教室のコペルと併設する形で所沢教室を相次いで開校。2022年までに30教室展開を予定していると言います。これほどのスピード感を持って事業規模の拡大を進める理由とは?

独立のきっかけは前職時代の「社会就労センター」との取引

コペルの教材
楽しみながら能力を引き出すことをコンセプトに掲げるコペルプラスとの出会い

株式会社コペルがフランチャイズ展開する児童発達支援スクール「コペルプラス」。そもそも、児童発達支援スクールと聞いて、みなさんはどのような事業内容なのかイメージできるでしょうか。

「児童発達支援スクール」とは、障害児はもちろん、発達の遅れが気になるお子さまを対象とした、生活への不自由をなくすようなトレーニング施設のこと。身近な地域で質の高い支援を必要とする児童が社会的に自立できるような療育を受けられる場を提供することで、障害児支援を強化しよう——そういう試みで2012年に児童福祉法が一部改正され、「児童発達支援スクール」が開設されはじめました。

コペルプラスでは個性に合わせた療育(レッスン)を通し、障害児のみならず発達の遅れが気になるお子さまの可能性を“楽しみながら”引き出すことをコンセプトとしています。

そんなコペルプラスの療育(レッスン)に魅了されて法人加盟した「アイデアル株式会社」。もともとは、通販の物流をメインに、印刷物の受注・管理、資材の調達などを事業内容として2012年に設立された会社です。その後、2017年7月に埼玉県川越市に「コペルプラス川越教室」を、12月には幼児教育の「コペル」と併設する形で所沢教室を立て続けに開校しました。 アイデアル株式会社の代表取締役・田中博は、もともと大手物流系企業で25年の勤務歴を誇り、その内の15年間は店長として前線で活躍してきた人物。そんな彼が独立するきっかけになったのは、今から約8年も前。まだ、前職時代に店長として社会就労センターにダイレクトメールの封入作業を仲介したことがはじまりです。

「20万通を1週間で仕上げてもらうという内容だったんですが、納期だけでも難しい依頼にもかかわらず、発注先から一切のクレームを出すことなく納品していただきました。正直、厳しい依頼内容だと思っていましたが、きちんと仕事内容を伝えれば、知的障害者や身体障害者など、障害を持っている方でも計画通りに仕事を成し遂げられるんだ、と。しかし、それと同時にこの方たちの月平均の給与は、1万5000円や2万円、よくても3万円という実態を知りました」(田中)

給与面などの環境さえ整っていれば、彼、彼女たちがやりがいを持って働けるはず——そう考えた田中は、社会就労センターで働く方たちにとって当たり前になっていた「二次請負」や「三次請負」の受注に対して、一次請負で仕事を依頼することはできないか考えるのです。

「残りの人生、まだ自分が動ける状態で何か社会貢献をしたい。将来の独立に対して漠然と考えていたことが、このような経験の中で具体化されていきました」(田中)

大手物流会社を退職した田中は2012年にアイデアル株式会社を立ち上げ、当初の計画通り、社会就労センターを一時請負先とした事業をスタート。その後も会社の拡大に成功し、5期目となる2017年、新たな事業を模索している時に出会ったのが「コペルプラス」でした。では、一体どのようにしてコペルプラスと出会い、どのような点に魅力を感じて加盟したのでしょうか。

「女性がやりがいを持って働ける事業」を模索している時に出会ったコペルプラス

コペルプラスの療育風景
コペルプラスの療育風景

将来的に会社を存続させていくためにも、事業を拡大して安定企業としての地位を確立したい。 そう考えていた田中が新たな事業を模索し始めたのには、もうひとつ大きなきっかけがあります。それは孫の誕生です。現在、彼には0歳と3歳の孫がいます。この2人の孫のためにも、世の中に誇れる会社を作りたい——。

そんな志を持って新規事業を模索していた田中が狙いを定めたのは「フランチャイズ」でした。

「フランチャイズで新規事業を立ち上げたほうが、既にビジネスモデルが整っているのでスピード感もあるし、体力もそこまで必要ないな、と。そう思ってフランチャイズに絞って探すことにしました」(田中)

そうして、2017年2月に開催された「フランチャイズ・ショー2017」に足を運んだ田中。当時、新規事業を探す軸となったテーマは「女性がやりがいを持って働ける事業」。それには理由がありました。

「現在、取引をさせていただいている会社が、女性の働きやすい環境を重視していらっしゃるんです。ベンチャー企業なのに産休や育休もしっかり制度化されていて、その考えにとても共感しました。経営者自身が社会問題に対してしっかり考えを持たないといけないと思ったことがきっかけでした」(田中)

しかし、ひと通り会場を歩きまわっても田中の思いと合致するフランチャイズ本部に出会えず、諦めて帰路につこうとしたその時、会場の出口付近に構えていた「コペルプラス」のブースを発見。現在も社会就労センターと取引があることから、障害者支援について身近な存在と捉えていたこともあり、興味本位で話を聞くことに。

この小さな一歩が、アイデアル株式会社の方向性を大きく決定づけることになるのです。

「正直、会場で話を聞いただけでは詳しい事業内容をイメージすることはできませんでしたが、女性がイキイキと働ける職場環境であることや、他の児童発達支援スクールと比較しても教材数がナンバーワンであること、そこに込められた想いなどが伝わってきました。実際に自社が加盟するのをイメージしてメリットだと感じたのは、教材の出し方やセリフまで全てマニュアル化されており、どの先生がレッスンをしても同じ質を提供できること。さらに、その現状に満足せず、常に改善を図っていく大坪社長の考えにも共感しました」(田中)

たとえ、学力を育てる「知育」のみを積み重ねても、人格を育てる「徳育」が欠如してしまってはバランスが崩れてしまう。実りのある人生を歩むために、よりよい社会を創るために。そして、これからの時代を力強く生き抜くためにも、必要とされているのは徳育である——こういった考えから、徳育に注力するコペルプラスがこれからの社会で進化し続ける組織であることに魅力を感じたのです。

先生たちがイキイキと働いているレッスン風景を目の当たりにして加盟を決意

コペルプラス川越教室の先生たちと田中オーナー
2017年7月にコペルプラス川越教室を開校させた田中(中央奥)。自分たちの教室を作り上げた先生たちと記念撮影

「コペルプラス」と出会えたことを大きな収穫と考えていた田中でしたが、家族からはコペルプラスに加盟することを大反対されてしまうのです。

「少子化のこの時代、しかも障害のある児童を対象とした事業となると、よほど差別化できないと事業として成立させるのは難しいと言われました。でも、それが逆に私の背中を押してくれたんですよね。だって、家族が反対するということは、私の周囲の人間だけではなくみんながそう思っているという証拠。つまり、事業として認知されていても参入したい人が少ないというのは逆にチャンスだと。それは間違っていなかった。今、そう実感しています」(田中)

フランチャイズで加盟するなら「コペルプラス」しかない。そう考えて、フランチャイズ・ショー2017から数週間後に「コペルプラス水道橋教室」を見学に訪れた田中は、実際のレッスンを見て大きな衝撃を受けることになるのです。

「レッスンをしている先生たちが自覚を持って、志高くイキイキ働いている姿を目の当たりにしたんですよね。お子さまが先生と向き合ってレッスンを受けているんですけど、たまに後ろにいるお母さんのほうを向くんですよ。この時の笑顔が本当にかわいくて。療育を受けながらも、お子さまのこんな素敵な笑顔を見れたら幸せだろうな、と。私もそうですが、見学に来た方たちはみんな『自分の子供を入れたい』と言うほど素敵な笑顔が溢れるレッスンに感動していました」(田中)

先生はもちろん、お子さまや保護者など全員がイキイキしているレッスン風景を目の当たりにした田中はコペルプラスへの加盟を決意。そうして2017年7月に開所したのが「コペルプラス川越教室」なのです。

「水道橋教室のオーナーさんも、自分のお孫さんにコペルプラスのレッスンを受けさせたい。そう思って加盟したそうなんです。実際のレッスンを見学したことで、この思いにすごく納得させられたんですよね。そういうのもあって加盟させてもらうことにしました」(田中)

田中の頭の中にあるのは、先生たちがイキイキと働ける職場であること。お子さまや保護者が通いたい教室であるためには、レッスンをする先生たちがキラキラ輝いていないといけません。そのために、田中はある秘策に打って出るのです。

「教室のクロスや絨毯など、インテリア関係をすべて先生たちに選んでもらいました。私がお願いしたのは、明るくて清潔感があり、通うのが楽しくなるような教室にしてほしいということだけ。ウキウキした気持ちで楽しく愛着を持って通って欲しいので、自分たちの教室ということを自覚してもらいたかったんです」(田中)

既に2教室目を開所し、加盟5年目となる2022年には30教室を予定

コペルとコペルプラスを併設した所沢教室
2017年12月に2教室目となるコペルとコペルプラスを併設した所沢教室を開校

2017年7月に川越教室を開校させ、先生がやりがいを持って働ける職場環境を形にしている田中。そう感じているのは先生だけではないといいます。

「先生たちがイキイキと働いていることを実感しているのはもちろん、コペルプラスと出会って良かったと私が思っているように、利用者の方々からも『ここにコペルプラスがあって良かった』と言っていただけることが少なくありません。ですので、あの時『コペルプラス』に出会って良かった。心からそう感じています」(田中)

そう実感している田中は、川越教室を開校してから5ヶ月後となる12月には、幼児教室の「コペル」と併設する形でコペルプラス所沢教室を開校。川越教室と同様、全て先生たちがチョイスしたインテリアに彩られた華やかな内装が特徴です。

「実際に働いている先生たちもそうですが、この間、面接に来ていただいた方は、『こんな素敵な教室で働けて幸せ』と言ってパシャパシャ写真を撮影していっていただきましたよ」(田中)

2018年の春には、大宮教室と立川教室の開所を予定しています。そして、2020年までには宇都宮や水戸、そして前橋など20教室の展開を予定。さらに、2022年までには30教室を予定するなど五カ年計画を立てています。これほどまでスピード感を持って拡大していく理由は、他でもない新規事業のテーマでもある「女性の労働環境」を考えてのこと。

「女性の働きやすい環境を整えるということは、従来のフルタイムではなく、その人にあった適切なワークライフバランスを構築する必要があります。そのためにも、様々な働き方をフォローできるだけの人員が必要です。近くに教室を作り、欠員が出てもフォローし合える環境を整えなければいけない。会社として先生たちが一生働ける環境を作るのが私の努め。従業員満足度を高めるためにも、より早く安定した会社作りをしたいですね」(田中)

また、独立のきっかけにもなった『社会貢献』をより早く具現化するためには、スピーディな事業展開をしていくことが急務だと感じている田中。「コペルプラスに出会えて良かった」と思っていただく方をひとりでも増やすため、そして、コペルプラスの療育を通して能力を最大限に引き出し、障害を持つお子さまや保護者にとってより良い世界を実現するため、スピード感を緩めることなくこれからも走り続けます。


コペルプラスにFC加盟した社長が、新規事業の児童発達支援事業で目指すもの(2018.1.26公開)
※掲載情報は取材当時のものです。



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