ミニストップ幸手下川崎店 マネージャー 篠田
ミニストップのロゴ

ミニストップ歴20年!店舗リプレイスで成功した65歳のコンビニ経営者

バブル崩壊後、それまで勤めていた不動産業界に不安を感じ、独立を選択した篠田マネージャー。フランチャイズの知識がないまま、ミニストップに加盟します。加盟して20年以上になる現在、自身4店舗目となる「ミニストップ幸手下川崎店」では、本部の提案でリプレイスを実施し、売り上げが上がっているといいます。その好調の訳とは?

バブル崩壊後に不動産会社を退職して独立

商品を並べるミニストップ幸手下川崎店の篠田マネージャー
バブル時代は不動産会社に勤務していた篠田マネージャー

「いまは朝の6時に出勤し、発注などをして遅くとも10時くらいには退勤してますよ。私がいなくてもスタッフが代わりにやってくれるので、それ以降の時間は全部お任せしてます。この間なんかは3日間の休みをもらい、和歌山の息子夫婦のところに孫の顔を見にいってきましたよ」(篠田マネージャー)

2018年で65歳を迎えた篠田マネージャー。ミニストップに加盟して20年以上、現在は「ミニストップ幸手下川崎店(埼玉県)」でマネージャーとして活躍しています。

「ミニストップのフランチャイズに加盟したのは、バブルが弾けた直後くらい。当時、不動産関係の会社で総務や人事を担当していたんですが、バブルが崩壊してから不動産関係は全般的に大きな打撃を受けたのはご存じの通り……。その先を見据えて転職を検討しました。とはいえ、他の不動産会社も打撃を受けているのでいい条件の募集がないんですよ。それまで中間管理職として働いていたので、また下のポジションからスタートするなら独立したほうがラクだよな、と」(篠田マネージャー)

独立するつもりなんて毛頭なかったものの、消去法的に独立を選択した篠田マネージャー。そこで、情報収集をしているときにたまたま見つけたのが、ミニストップのフランチャイズ募集の広告でした。

「新聞広告を見てたら、ミニストップがフランチャイズオーナーを募集していたんですよ。当時はフランチャイズに対する知識がなかったので、広告を見て『これでいいだろう』って軽い感じで決めましたね」(篠田マネージャー)

そうして、15年ほど勤めた不動産関係の会社を退職し、ミニストップに加盟。共同経営者である奥様にオーナーを任せ、マネージャーとしてコンビニ経営の道を歩むことになるのです。彼が40歳を過ぎたころのことでした。

FCのシステムすら知らないままコンビニ経営をスタート

商品を整頓する篠田オーナー
篠田マネージャーの共同経営者である奥様がオーナーを務める

そうして、ひょんなことからコンビニ経営者としての人生を歩むことになった篠田マネージャー。加盟当時は、現在の「ミニストップ幸手下川崎店」ではなく、同じ埼玉県の大宮エリアでオープンしたといいます。

「もう20年も前のことですからね、いまみたいにコンビニが当たり前の時代ではなかったんですよ。コンビニすら知らない人なんかもいましたね。いまだったら老若男女を問わずご来店いただきますが、当時は、とくに主婦層の方に来ていただくことなんてほとんどなく、お弁当などを買いにくる男性客ばっかりでしたね」(篠田マネージャー)

コンビニがいまほどメジャーな存在ではなかったことに加え、篠田マネージャーがフランチャイズに対してある勘違いをしていたことで、コンビニ経営者を始めた当初は苦戦を強いられるのです。

「フランチャイズのシステム自体をよく分かってなかったんですよ(笑)。コンビニ経営といいつつも会社員として働いているような感覚でいたので、売り上げが良くても悪くても収入には関係ない、と。でも、あくまでもミニストップの社員ではなく経営者なのでそんなわけはなく、売り上げからロイヤリティや人件費などの経費を差し引いたものが、経営者の収入になる。実際はこれがよく分かってなくて……。最初に収入を手にした時は、『思ったより少ない、これしか稼げないのかよ』って思いましたね(笑)」(篠田マネージャー)

その後も爆発的に売り上げが上がることはなく、契約期間の7年が経とうとしていたときに、篠田マネージャーにとって転機となる出来事が起こるのです。

「売り上げが上がらないからといって適当にやってたわけじゃありませんよ。一生懸命やった上でダメだった。そうしたら、本部から提案があったんですよ。大宮の店舗を閉めて、ほかの店舗で再スタートを切ってみませんか、と。一生懸命やってた姿を見てくれていたので、なんとかしてあげたいって思ってくれたんでしょうね」(篠田マネージャー)

本部からの提案でミニストップ幸手下川崎店をリプレイス

ミニストップ幸手下川崎店のアルバム写真
リプレイス初日に撮ったミニストップ幸手下川崎店のアルバム写真

加盟から7年後、同じ大宮エリアの別の店舗の経営者として再スタートを切ることになった篠田マネージャー。その後、近隣にもう1店舗をオープンし、複数店舗展開に成功します。しかし、それでもイメージするような収入を得ることはできず、7年後に再び契約更新の時期がきます。このときもミニストップのフランチャイズ本部から、前回と同じ提案がされるのです。

「1回目の契約更新のあと、さらに7年経ったときに本部から『更新しますか?』って聞かれたんですけど、売り上げが悪かったので『更新したくない』って答えたんですよ。そうしたら、いま経営している幸手下川崎店の場所を提案してくれました」(篠田マネージャー)

そうして、加盟から14年が経ったころ、自身4店舗目となる「ミニストップ幸手下川崎店」をオープンした篠田マネージャー。それまで経験した3店舗よりは売り上げが上がったものの、近隣に位置する競合他社と比較すると、満足できる売り上げではなかったといいます。

「最初のころは良かったんですが、4店舗目に移って7年や10年経つと、どうしても建物全体が古びてくるんですよ。同じコンビニでも、誰だって綺麗なほうがいいじゃないですか。古びた商品棚に商品が並んでるより、ぴかぴかの商品棚のほうが新鮮に見えますからね」(篠田マネージャー)

それを感じたミニストップのフランチャイズ本部から、三度目となる提案がなされました。これこそが、篠田マネージャーにとって大きな転換期となるのです。

「建物が古くなってきてたので、本部の方に『ここ直して』『あそこ直して』っていろいろお願いしていたんです(笑)。そうしたら、『費用は本部で全部負担するので、部分的に直すんじゃなくて建て替えてみませんか?』と。さらに開発担当の方から、それまで敷地の中央にあった建物を後ろにもっていけば売り上げが上がる、というお話もあったので、建て替える方向でお願いしました。ミニストップの本部は加盟者とフラットな立場で話をしてくれるんですよ。そういった点では、あのときミニストップに加盟して良かったなって感じますね」(篠田マネージャー)

そうして、同じ敷地内に建物を立て直して再スタートを切ったのが2018年4月のこと。いわゆる「リプレイス」をしたことで、売り上げは本当に上がったのでしょうか?

経営者として必要なのはスタッフとともに店舗をつくること

ミニストップ幸手下川崎店の外観
スタッフはもちろん、共同経営する奥さまの存在も大きい

「建て替える費用を考えると、それだけの元が取れるのか不安でしたが、結論としては、開発の方が当時シミュレーションしていた売り上げよりもだいぶ上がりました。夏になるとドリンクやソフトクリームなどで売り上げが上がるのはいつものことなんですが、それを踏まえても上がりましたね」(篠田マネージャー)

もちろん、この売り上げを実現できたのは、リプレイスだけではなくスタッフの存在も大きかった——そう篠田マネージャーは振り返ります。

「建て替えの期間が1ヶ月あったんですよ。私はもちろん、スタッフもその間の収入はないじゃないですか。その間にスタッフがほかのアルバイトに移ってしまうと思っていたのですが、全員が辞めずに戻ってきてくれました。うちの店舗は3年や5年など、長く働いてくれてるスタッフが多いんです。そうなると接客スキルもどんどん上がるのでクレームも減る。うちの店舗でクレームは一切ありませんね。また、新規でスタッフが入ってきても、トレーニングなどは全部スタッフに任せています。頼りになるスタッフが揃ってるので、早朝に出勤して毎日遅くとも10時には退勤していますし、3日間の休みを取ることだってできるんです」(篠田マネージャー)

人手不足と言われているなか、それを実現させるのは決して簡単なことではありません。それができているのは、篠田マネージャーが普段からコミュニケーションを取ったりするなど、スタッフのモチベーション維持に努めているから。

「努めてコミュニケーションを取ろうとしているわけではないんですけどね。人と話をするのが好きなので自然にって感じですよ。長く働いてくれてるということは、それなりに時給も上がっていきます。経営していく上で人件費を考えると、安い時給のほうがいいのは当たり前。でも、時給を上げることでスタッフの定着と、モチベーションの維持につながるのであれば安いものだと思いますよ」(篠田マネージャー)

決して、一人で経営するのではなく、スタッフと一体となって店舗づくりをしている篠田マネージャー。今後もスタッフ、そしてミニストップのフランチャイズ本部が三位一体となって同じゴールを目指し、売り上げ増を目指します。


ミニストップ歴20年!店舗リプレイスで成功した65歳のコンビニ経営者(2018.11.18公開)
※掲載情報は取材当時のものです。



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