Ryu-kaマジック全脳活性教室のフランチャイズに加盟されたオーナーの写真
Ryu-kaマジック全脳活性教室のロゴ

障害を持つ子どもにも最適な療育!マジック×全脳教育を取り入れた障害福祉サービス

2018年9月に「Ryu-kaマジック全脳活性教室」に加盟したグッドフェローズ株式会社。兵庫県で「就労継続支援A型事業所」を運営している会社です。Ryu-kaマジック全脳活性教室は障害者向けの療育というわけではありませんが、代表の丹頂社長が学習塾ではなく放課後等デイサービスを競合と考えている理由と、加盟の経緯をお話しします。

全脳教育 × マジックの療育で障害者の能力を伸ばす

プロマジシャンのRyu-kaによるマジックと全脳活性プログラムのかけ合わせた新たな教育

「競合として考えているのは、学習塾ではなく放課後等デイサービス。当社では、障害を持つお子さんを対象とした教室を展開していく予定なので、何時間かお子さんをお預かりするなかに、『Ryu-kaマジック全脳活性プログラム』を取り入れます。全能活性教育とマジックを掛け合わせた療育は世界初なんです。そういった話題性だけでなく、創業者の藤山代表は過去に七田式教育メソッドで全国400教室を展開、約25万人を育成するなどといった実績をお持ちの方。競合とも差別化できると確信しています」(丹頂オーナー)

こう語るのは、2018年9月に「Ryu-kaマジック全脳活性教室」に加盟した株式会社グッドフェローズの丹頂淳司代表取締役。グッドフェローズでは、2019年の春に第1号教室を開校するため、現在準備を進めている段階です。

彼が競合視している「放課後等デイサービス」とは、障害を持つ児童や発達に遅れのある児童のための福祉サービスのこと。2012年に児童福祉法が改正されて以降、民間事業者も参入したことでその数は急激に増えているのです。

その一方で、プログラムなどのクオリティに明らかな差が生じていることが問題視されているのも事実……。療育を疎かにし、ただ児童を預かるだけの放課後等デイサービスが存在しているのです。

そういった低クオリティな施設はもちろん、療育に注力している放課後等デイサービスとも差別化していけると確信する丹頂オーナー。

ビジョンアカデミーが運営する「Ryu-kaマジック全脳活性教室」は、全脳活性教育とマジック教育をコラボレーションした教育です。全脳活性教育により脳を活性化させるだけでなく、記憶力、処理能力、思考力、読解力などの潜在的な能力を引き出します。これにプロのマジシャンであるRyu-ka氏が監修するマジックを掛け合わせることで、高度な指先のトレーニングはもちろん、観察力や相手の感情を読む能力、コミュニケーション力、プレゼン能力などを養います。

とはいえ、「Ryu-kaマジック全脳活性教室」は障害を持った児童のみを対象としたマジック全脳活性教室ではありません。なぜ、丹頂オーナーは障害を持った児童にスポットを当てたのか——それは、彼のこれまでの体験にありました。

ダイビングを通してできた障害者との縁

障害者との関わるきっかけとなったのは、趣味であるダイビングだったという丹頂オーナー

グッドフェローズは「就労継続支援A型事業所」を運営している会社です。「就労継続支援A型事業」とは、一般企業での就労が困難な障害者や難病がある方に対し、就労や生産活動の機会を提供することで、就労に必要な知識や能力を向上するために必要な訓練などの支援を行う福祉サービスのことをいいます。

「障害があって一般の会社では働けない。でも働きたい、という方を弊社で雇用しています。弊社で提供する仕事を通して、知識や技術、そして一般常識や道徳心などを習得してもらう。今後彼らが日常生活で困らないための支援などもしています。一般の企業に就職したい人には、一緒にハローワークに足を運ぶなど、就職するためのサポートをすることもあります」(丹頂オーナー)

丹頂オーナーがグッドフェローズを創業したのは2012年のこと。それまでは、スキューバダイビングの仕事に20年以上も関わるなど、異色の経歴を持つオーナーでもあるのです。

「今49歳なんですが、24歳のときにダイビングにハマって。当時勤めていた会社を辞めて、奄美大島に住み込みでインストラクターになるための修行に行ったんです。東京でインストラクター資格の講習が10日くらいあったんですが、当時は月の給料が5万円だったので宿泊費が惜しいんですよ。そうしたら、ダイビング関係の知り合いで車椅子の方が、埼玉に住んでいるということで『うちに泊まったら?』って言ってくれて。泊めていただいたこともありましたね」(丹頂オーナー)

寝床を貸してもらっただけでなく、駅まで車で送迎してもらったとも話す丹頂オーナー。障害を持った人との関わりはこれだけでは終わりませんでした。

「講習には20~30人の方が来てたんですが、そのなかに聴覚障害の方がいたんです。ダイビングは“バディ”といって2人1組で潜るんですが、僕がその方とバディになりました。その当時はなにも特別には感じなかったんですが、いま思えば縁だったのかな、と」(丹頂オーナー)

その後、念願のダイビングインストラクターになった丹頂オーナー。奄美大島でキャリアを積んだのち、すぐに兵庫県・明石市にあるダイビングショップに勤めることになるのです。いまから20年前のことでした。

そうして明石でインストラクターとしてのキャリアを歩んでいた彼に、大きな転機となる出来事が起こるのです。

過去に経験した障害者との縁をきっかけに「グッドフェローズ」を設立

丹頂オーナーが運営する就労継続支援A型事業所「グットフェローズ」で働く方の様子

「母親が足を悪くして車椅子生活になったんです。なんとか自力で歩けるようにはなったんですが、手術して人工の骨を入れたので障害者扱い。それまで勤めていたパートを辞め、地域の婦人会に入ったんです。そこで知的障害者の施設を訪れたらしいんですが、『一生懸命働いてるのに、障害者ってことで給料が安いんだよ』と言っていたのがすごい印象的で……。ただ、そのときは福祉という観点を持っていなかったので、『障害者だからしょうがない』という思いもありましたね」(丹頂オーナー)

それまで意識していなかった「障害者」という存在。しかし、母親が障害者になったことで、はじめて“自分ごと”と捉えるようになるのです。

「13年前にダイビングショップを辞め、自分でショップを立ち上げたんです。でも、リーマンショック後は特に、いい時もあれば悪い時もあって……。安定した経営をするために事業の多角化を模索してたら、A型事業所を運営している友だちがいて見学させてもらったんです。過去の経験を振り返ったら、障害を持っている方とさまざまな場面でご縁があったことに気づきました。そして、事業を模索してA型事業の存在を知ったので、これもご縁だと思い、グッドフェローズをたち上げたんです」(丹頂オーナー)

ダイビングショップを経営しつつ、就労継続支援A型事業所も運営することとなった丹頂オーナー。障害者はもちろん、障害者を支援する人の可能性を伸ばし、世界中を笑顔にすることを使命としてはじめたはずの彼でしたが、ある違和感を覚えることになるのです。

「A型事業をはじめたら、母親が言っていたように賃金の安い仕事しかないんですよ。『障害者=安く働かせていい』みたいな空気があって。一方で、働くことに対してそこまで志の高くない障害者もいて、こんな現状は良くないな、と思いました。ほかにも就労継続支援A型事業所が増えはじめた時期でもあったので、差別化を図ろうと納期や品質を徹底するようにしたんです」(丹頂オーナー)

「Ryu-kaマジック全脳活性教室」を開校して世界で活躍できる大人に育てたい

障害者は安い賃金で働かせていいという世間のイメージを払拭するために、納期や品質の向上を徹底した丹頂オーナー

納期や品質の徹底をすることで、さまざまな方面から仕事を受注できるようになったと話す丹頂オーナー。しかし、請負という立場上、受注する仕事の量には限界があることも事実……。そこで、オリジナルで何か事業を始めることを検討するようになるのです。

「そんなときに出会ったのがお菓子の製造でした。元フレンチのシェフで、福祉施設を運営している方にお会いしました。料理を通じて障害者の就労支援をしたいということで、お互いに人の可能性を伸ばしたいという点で意気投合したんです。そこで『うちでもぜひやらせて欲しい』とお願いし、一緒にお菓子の製造をやらせてもらうことになったんです。それからいろいろとアドバイスをいただきながら進め、ようやく2017年末くらいから事業としてスタートさせることができました」(丹頂オーナー)

丹頂オーナーがお菓子の製造をスタートさせたのは、障害を持つ人の可能性を新たに開花させるため。

請負の仕事だけを続けることに限界を感じ、新たな事業としてはじめたお菓子の製造

「取引先やお客さまに喜んでもらうのはもちろん、会社も利益を上げないといけないですからね。そして、障害を持つ人や地域社会にも役立ちたいという思いはあります。ただ、障害者の中には、自分の可能性を伸ばしていきたいという意志を持った人が、そこまで多くはないのも事実なんです」(丹頂オーナー)

しかし、障害を持った人でも、子どものうちからクオリティの高い教育を受けられれば、彼らの将来に役立つはず——そう考えている丹頂オーナーは、過去にも幼児教育に興味を持った時期があったと続けます。

「保育園を運営している友だちがいて。実際に見学をさせてもらったら、まだ年少とか年中で英語が読めたりフラッシュ暗算をやったりするんですよ。でも、自分が運営するとなると、いろいろな理由でなかなか実現できなくて……」(丹頂オーナー)

障害を持った子どもの可能性を伸ばしたい——そんな時にたまたま出会ったのが、2018年9月に加盟した「Ryu-kaマジック全脳活性教室」だったのです。

「3年くらい前から地域の倫理法人会に入会してるんですが、そこでビジョンアカデミーの創設者である藤山さんが講演をされていたんです。その後の食事会のときに少しだけ話を聞いて、『これだ!』と思いました」(丹頂オーナー)

マジック全脳活性教育は障害者が対象というわけではありませんが、障害のない子どもに成果が出ているのであれば、工夫次第では障害を持った子どもにも最適な療育になるはず。そう考えて、いままで悩んでいた保育事業を進めることになります。

「後日、娘を連れて体験説明会で詳しい話を聞かせてもらったんですが、人見知りなのにマジックを通して周りの参加者と楽しそうにしていました。この療育であれば、障害者を持つ子どもも世界で活躍できるよう大人に育てられると思い、加盟させてもらうことにしたんです」(丹頂オーナー)

実際の教室として運営していくために物件の準備などを進めているという丹頂オーナー。Ryu-kaマジック全脳活性教室の運営はこれからが本番ですが、大人が輝けば子どもが輝く、子どもが輝けば未来は輝く——そんな世界を目指し、グッドフェローズはこれからも走り続けます。


障害を持つ子どもにも最適な療育!マジック×全脳教育を取り入れた障害福祉サービス(2019.3.31公開)
※掲載情報は取材当時のものです。



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