アレグリア新横浜店 澤谷店長
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初期投資は居酒屋の3分の1! 飲食系企業だから語れるアレグリアにFC加盟するメリット

フランチャイズ1号店として2019年7月にオープンした「アレグリア新横浜店」。運営するのは、テイクアウトの唐揚げ店「とり多津」や居酒屋などを展開する「株式会社エフアンドビー・プロジェクト」です。同社にとっては初となるFC加盟ですが、なぜFCに加盟したのか、自社ブランドと比較してアレグリアの競合優位性は何なのか——アレグリア新横浜店の澤谷店長が語ります。

ノウハウを取り入れるためにフランチャイズに加盟

串に刺さった焼きたての塊肉を、目の前で好きな種類・量をカットしてくれる新しいサービス形式の食べ放題「シュラスコ」
串に刺さった焼きたての塊肉を、目の前で好きな種類・量をカットしてくれる新しいサービス形式の食べ放題「シュラスコ」

鉄串に牛肉や豚肉、鶏肉を刺し、炭火で焼いて食べるシュラスコは、ブラジルをはじめとした南アメリカを中心に愛されている料理です。「おいしいお肉をお腹いっぱい食べていただきたい」——そんな思いを胸に直営店の「アレグリア新宿店」がオープンしたのは2017年6月。その後、肉ブームの拡大によりシュラスコ業態が注目を浴び、わずか1年8ヶ月で直営店を5店舗まで増やしました。

そして、2018年に満を持してフランチャイズ展開をスタート。フランチャイズ1号店として2019年7月にオープンしたのが「アレグリア新横浜店」です。運営しているのは「株式会社エフアンドビー・プロジェクト」。テイクアウトの唐揚げ店「とり多津」や姉妹ブランドの「東京からあげ鳥辰」、新鮮な魚貝をメインに取り扱う「丸港水産」、和食レストランの『山薬清流庵』など4ブランドをオリジナル展開する会社です。

「唐揚げの『とり多津』をフランチャイザーとしてフランチャイズ展開していますが、エフアンドビー・プロジェクトがフランチャイジーとしてフランチャイズに加盟するのは会社としてはじめてのこと。もともと飲食事業をずっと続けている会社ですが、どのブランドも『和』なんです。そこで、『洋』に関するノウハウやマニュアルを取り入れたいと考えて、アレグリアに加盟しました」(澤谷店長)

そう語るのは、「アレグリア新横浜店」の店長として活躍している澤谷氏。エフアンドビー・プロジェクトの会社全体としては、マネージャーとして新規事業の立ち上げも担当しています。

「自社のブランドと比較しても、シュラスコ専門店の「アレグリア」には大きな差別化要素がある」と話す澤谷店長。どういった違いがあるのでしょうか?

目的来店型なので2等地や3等地でも集客可能

シュラスコ以外のフードやドリンクはビュッフェ形式。少人数で回せるのもメリット

「過去に個人的に経験した業態と比べると、初期投資が3分の1くらいでした。居抜きだったというのもありますが、普通の居酒屋などと比べても什器が少数で済むんです。たとえばですが、ここの店舗では新たに設備を購入したのはシュラスコマシーンだけ。お客様のところへ肉を持っていって切り渡すビュッフェスタイルなので、皿の種類も少なく、初期投資を抑えられるんですよね」(澤谷店長)

そして、出店する立地を選ばないのもアレグリアの差別化要素のひとつ。シュラスコは新しいサービス形式の食べ放題であることなどから、飲食業態のなかでも人気が上がり、シュラスコ専門店を目的に来店する人が増えています。そのため、繁華街の一等立地というよりは、二等立地や三等立地などでも十分に勝負できるのが特徴です。

「ちなみに、『アレグリア新横浜店』がある場所は2.5等立地くらい。周辺にはオフィスが結構あって、昼間はそれなりに人も歩いているので客観的に見たら良さそうにも思いますが、飲みに行くとなると駅前のほうに行ってしまうので、夜になるとほとんど人がいない状態です。この辺はどこのお店も厳しい状況が続いているみたいですが、アレグリアの場合は『目的来店型』で予約してくる方が多いので、立地に関係なく集客できるんです」(澤谷店長)

アレグリアのもうひとつの差別化要素は、スタッフの教育にあまり時間を必要としない点。シュラスコをメインに取り扱うアレグリアだけに、提供する料理の調理工程や作業が圧倒的に少ないのです。

「たとえば、一般的な和食居酒屋やレストランは、魚をさばいたり天ぷらを揚げたり、そのほかにも炒めたり焼いたりなど調理工程が多いんですよね。あれもこれも覚えるってなるとそれなりに時間がかかりますが、アレグリアの場合はシュラスコの肉を焼く技術と切る技術だけを集中して覚えられるので、そんなに時間をかけずに覚えられる。和食レストランだとひと通り覚えるまで3ヶ月くらいかかりますが、アレグリアなら2ヶ月、飲食経験があれば1ヶ月もあれば覚えられますね」(澤谷店長)

スタッフの人数が少なくて済むのもアレグリアのメリット

また、シュラスコ専門店というサービスの特徴上、スタッフの人数が少なくて済むのもアレグリアのメリット。つまり、人件費を削減して店舗を運営することができるのです。

「一般的な居酒屋やレストランだと、スタッフがドリンクや料理をテーブルまで運びますよね。一方、アレグリアの場合、それぞれのテーブルにお肉を持っていき、その場で切ってまわるので、受け身ではなくこっちのタイミングで提供できるんです。つまり、キッチン業務とホール業務が兼務できる。ホールスタッフも少なからず必要ではありますが、一般的なレストランなどと比べても半分以下、うまくできれば3分の1くらいでお店を回せますよ」(澤谷店長)

人手不足が叫ばれる昨今、人件費を削減できるのは飲食事業を展開する事業者とってはメリット以外の何物でもありません。

「シュラスコ以外のカレーやパスタ、スープ、サラダなどといった料理はビュッフェ形式なんですよ。しかも、ビールやハイボール、サングリア、ワイン、ソフトドリンクなどのドリンクもセルフなんです。自分でビールサーバーからビールを注いだ経験のない方は、とくに楽しんでいらっしゃいますね」(澤谷店長)

オープン後、瞬く間に人気店に

ビルの4階に店舗を構えるアレグリア新横浜店。立地は決していいとは言えない
ビルの4階に店舗を構えるアレグリア新横浜店。立地は決していいとは言えない

そうして、「アレグリア新横浜店」がオープンしたのは2019年7月。確かにシュラスコを目当てに来店するお客さんが多いのも頷けますが、2.5等立地という決してよくはない立地にオープンした結果はどうだったのでしょうか。

「オープン前に大々的に広告を打ったこともあり、オープン直後は毎日、満員御礼でした。土曜日なんかは全席2回転は確実にするくらいで、予約も120組くらいはいきました。弊社が展開する他業態の繁忙期の12月みたいな予約の入り方をしてました。なので、営業中の17時〜20時30分くらいまでは予約の電話がずっとなりっぱなしで(笑)。電話番が必要なくらいひっきりなしに鳴り続けてましたね」(澤谷店長)

一般的な居酒屋業態だと、広告を出稿したところでほかの競合などに埋もれて費用対効果を望めないこともよくあります。しかし、シュラスコというだけで差別化できる「アレグリア」なので、広告を出稿すればその分の効果を実感できるのです。

「しかも、団体ではなく、2名さまや3名さまなどといった少人数での予約が何十組と入っている状態だったので、もしかしたら繁忙期よりも忙しい状態だったかもしれないですね。競合となるお店がほとんどないので、そういった意味でもシュラスコはまだまだ勝負できる業態だと感じています。とはいえ、本部からは『認知されるまで半年ほど必要』とも言われていますので、ここからが勝負だと感じています」(澤谷店長)

融通が効くのは、FC展開初期だからこそ

澤谷店長いわく「FC展開をスタートしたばかりなので、融通が効くのもアレグリアのメリット」
澤谷店長いわく「FC展開をスタートしたばかりなので、融通が効くのもアレグリアのメリット」

そんなオープン直後の7月を終え、「8月は少し落ち着いた」と振り返る澤谷店長。それでも、7月の7割ほどの売り上げを記録するなど、まだまだシュラスコの勢いを感じずにはいられない状態です。また、オープンからひと月経過し、傾向がわかってきたことで、売り上げを拡大するためにある戦略を練ったといいます。

「予約が多く入る日とそうでもない日が明確なんですよ。ほかの店舗はどうか分かりませんが、たとえば『アレグリア新横浜店』の場合、ノー残業デイに設定している会社さんが多い水曜日がもっとも予約が入るんです。また、金曜日だと予約のスタートがほぼ19時くらい。早くても18時半開始なので1回転で終わってしまう。なので、曜日や時間によって金額を変えて『何曜日はお得』みたいなキャンペーンを打ち出したりしていますね」(澤谷店長)

歴史の長いフランチャイズだと営業日や営業時間の融通が効かないことがほとんどですが、「アレグリア」はまだフランチャイズ展開をスタートしたばかり。こういった融通もある程度効くのが「アレグリア」の特徴でもあるのです。

「ビュッフェのメニューなども、本部に相談のうえ変えられるんです。柔軟に対応していただけるのは、まだフランチャイズ展開をスタートしたばかりのブランドに加盟する特権だと思いますね。今後は、サンバショーをはじめとしたエンターテインメント的な要素を取り入れようと考えています」(澤谷店長)

まだまだオープンして3ヶ月ほどしか経過していない「アレグリア新横浜店」ですが、初期費用を抑えられることも手伝って、すでに複数店舗展開を見据えているといいます。これまで自社が培ってきた経験にアレグリア本部のノウハウを掛け合わせれば、そう難しいことではないでしょう。


初期投資は居酒屋の3分の1! 飲食系企業だから語れるアレグリアにFC加盟するメリット(2020.1.19公開)
※掲載情報は取材当時のものです。



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