小樽を活性化したい!元ホテルマンが地域メディア「まいぷれ」で叶えたい熱すぎる思い
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小樽を活性化したい!元ホテルマンが地域メディア「まいぷれ」で叶えたい熱すぎる思い

地域ポータルサイト「まいぷれ小樽」のオーナーで、株式会社みなとまち情報社の代表・湊一浩氏。元ホテルマンで営業未経験にもかかわらず、加盟から2年で150店舗と有料契約を結ぶなど、順調なオーナーライフを満喫しています。しかし、彼にとってこれはあくまでも通過点。まいぷれのフランチャイズに加盟した理由や、叶えたい思いなどを聞きました。

地元・小樽が抱える課題を解決して地域活性化したい!

まいぷれで独立する以前はホテルマンとして働いていた湊オーナー(左)現在(右)
まいぷれで独立する以前はホテルマンとして働いていた湊オーナー(左)現在(右)

「小樽には観光客こそ訪れるものの、札幌に近いということもあって宿泊せずに食事やショッピングだけで帰ってしまうんです。小樽の魅力を発信することで宿泊客を増やすなど、小樽が抱える課題を解決しつつ地域活性化したいと思って『まいぷれ』にフランチャイズ加盟しました」(湊オーナー)

そう語るのは、株式会社みなとまち情報社の代表で、地域情報ポータルサイト「まいぷれ」の小樽エリアを運営する湊オーナー。小樽といえば海や山などの自然はもちろん、地の利を生かした数々の絶品グルメで知られる道内有数の観光地。ですが、外にいる人たちからは見えないいくつかの“課題”を抱えているエリアでもあると続けます。

「小樽は今でこそ観光地として有名ですが、昔はそんなこともありませんでした。なので、小樽市民が観光地になったことに慣れていないんです。そのギャップを埋めたくて、まいぷれに加盟する前から商工会議所の青年部に入ってみたり、地域活性のイベントを開催している方たちと組んでイベントを開催してみたり。小樽の地域活性化に向けていろいろと模索していました」(湊オーナー)

しかし、湊オーナーの前職はホテルに併設されているレストランのホテルマン。本業を持つサラリーマンとして小樽を盛り上げるのは時間や資金などの面で限界を感じていました。

「最初は、勤務していたホテルの新規事業として地域活性化できる事業を立ち上げようか考えました。でも、結局それは実現できず……。独立して会社を立ち上げれば、制限されることなく小樽を盛り上げられる。そう考えて独立を検討したんです」(湊オーナー)

そこで、未経験でも独立できるフランチャイズを視野に入れてビジネスを探しはじめると、運命的な出会いを果たすのです。

「インターネットでいろいろ検索していてたまたま見つけたのが『まいぷれ』でした。詳しく見てみると、地域活性化できるのはもちろん、きちんと収益化できる内容だったので理想の事業を実現できそうだと思ったんです。Web運営などの知識はまったくなかったんですが、とりあえず資料を請求し、より詳しい話を聞きにまいぷれのフランチャイズ本部がある千葉県へ『まいぷれアカデミー』を受講しに行きました」(湊オーナー)

まいぷれでは、事業説明会のほかに参加料5万円で「まいぷれアカデミー」を開催しています。まいぷれ直営エリアのコンテンツ作成をする本部編集部の取材や営業現場に動向できたり、法人設立や創業融資の相談ができたり、はたまた先輩オーナーにヒアリングできたり。事業説明会では伝えきれない裏側を加盟前に知れるのが「まいぷれアカデミー」です。

地域を活性化する“ひとつのツール”としてまいぷれに加盟

まいぷれでは法人の設立方法や事業計画についての研修サポートもしている
まいぷれでは法人の設立方法や事業計画についての研修サポートもしている

「まいぷれアカデミーに参加した帰りの飛行機では、ほぼ加盟するつもりでいました。理由はいろいろありますが、その地域のさまざまな情報を発信でき、さらにはフランチャイズとはいえ、ある程度の自由度がある点が特に魅力的でした」(湊オーナー)

地域情報ポータルサイトである「まいぷれ」は観光情報だけでなく、地元の店舗やイベントなど、コアな情報まで網羅的に掲載されているのが特徴のひとつ。この特性を活かせば、湊オーナーがキーワードに掲げる地域活性化が図れると考えたのです。

「まいぷれは加盟したそれぞれの運営会社の思いが強く反映されているので、エリアによって特色が異なるんです。なので、小樽が抱える課題を解決するためのひとつのツールとして携わっていきたいと思いました。ずっとホテルで働いていたからこそ分かるんですが、観光客は観光地以外に、地元の人が足を運ぶような居酒屋さんなどにも行きたいんです。そういった地域に密着した情報をまいぷれで紹介することで、宿泊客を増やすなど小樽の課題を解決しようと考えました」(湊オーナー)

さらに、湊オーナーがまいぷれへの加盟を決心するある理由がありました。それは、創業融資申請サポートです。まいぷれのフランチャイズにはすでに130社が加盟しているので、加盟検討社と同じ規模の別エリアで活躍する先輩オーナーの情報をもとにサポートしてくれます。

「ずっとサラリーマンとして働いてきたので、会社経営がどういうものか、どうやって融資を受ければいいのかすら分かりませんでした。でも、まいぷれは創業前後のサポートも充実していて、法人設立のハウツーはもちろん事業計画書の作成についても徹底的にサポートしてくれます。すべてが初めてのことだったんですが、おかげさまでスムーズに法人を設立し、政策金融公庫からも無事に満額の500万円を借り入れられました」(湊オーナー)

そうして、2018年4月にまいぷれのフランチャイズに加盟した湊オーナー。しかし、ここで彼の前に大きな壁が立ちはだかります。

営業未経験でも2年で有料掲載数150店舗を突破

まいぷれに掲載している地元のお店に定期的に訪問しているという湊オーナー
まいぷれに掲載している地元のお店に定期的に訪問しているという湊オーナー

「ずっとホテルマンとして働いていたので、営業が不安で不安で……。加盟してからの3ヶ月はサイトオープンの準備期間として営業活動に専念するのですが、まだ会社も辞められず、二足のわらじを履きながら苦手意識のある営業をやらなければいけなくて。でも、本部の研修でロールプレイングや現場同行などを繰り返しているうちに、『営業経験がなくてもできそう』という思いが湧いてきました」(湊オーナー)

その思いは現実のものとなり、準備期間の3ヶ月で掲載件数の目標としていた32件のうち31件をクリア。もちろんすべて有料での掲載です。

「苦手意識があったので、まずは練習がてら知り合いの店舗から攻めたところ、契約率は5割くらいでした」(湊オーナー)

ただ、ここでまたしても大きな問題が発生……。ほぼ目標通りの契約をゲットしたのはいいものの、営業に専念しすぎてポータルサイトに必須のコンテンツページ作成の時間を確保できない窮地に陥ります。

「店舗の取材などはマニュアルなどがあるのでなんとかなるんですが、ライティングの経験はないし、文章に落とし込む時間もなくて。なので、知り合いからフリーのライターさんを紹介してもらいました」(湊オーナー)

周囲のバックアップもあり、なんとか事なきを得た湊オーナー。その後もライティングなどの業務は外部に任せることで、営業に専念できる環境ができあがり、「まいぷれ小樽」がオープンした2018年7月からの2年間で、有料掲載数は150店舗にまで拡大しました。

「営業方法としてテレアポと飛び込みのどちらを選択するかはオーナー次第ですが、私はどちらかといえば飛び込みタイプ。地元の会社が『まいぷれ』を運営しているのも強みのひとつなんですよ。他のこういったネット系のサービスだと、小樽から離れた札幌の会社が営業に来たりするんですが、それとは違って私のような地元の会社で、なおかつ『自転車で駆け付けます』と伝えるとみなさん少なからず安心するようです。あとは、まいぷれに掲載するためにイベントを取材するんですが、主催している方はほとんどが会社を経営している方なので、そうやって人脈を広げたりもしています」(湊オーナー)

店舗だけでなく、小樽で開催されているイベントへの取材も行なっている
店舗だけでなく、小樽で開催されているイベントへの取材も行なっている

営業未経験だった湊オーナーですが、この方法で1ヶ月に9件や10件ほどの新規契約を取ることも珍しくありません。しかも掲載継続率は90パーセント以上で、これまでの2年間で10件程度しか解約が発生していません。それについて湊オーナーはこう分析しています。

「広告は経営が厳しくなったときに真っ先に削られる経費なので、コロナの影響で飲食店を中心に何店舗か解約になりました。ただ、それでも高い継続率を保てているのは、掲載してもらって終わりではなく普段から顔を合わせて常にサポートしたり、チラシ作りや名刺作りなどのご相談も受けたり。そういった日頃のつながりもありますし、あとは掲載料金が安いんです。他の大手媒体だと安くても月2万~3万円ですが、まいぷれは1万円を切ります。そのうえ、掲載店が自身で情報発信をしたいときに、ニュースとして独自発信できるコンテンツがあるので、リーズナブルだと思っていただけています」(湊オーナー)

ちなみに、各エリアのまいぷれを運営する加盟店が本部に支払うロイヤリティは掲載料の20パーセント。そのほかにシステム利用料が10万〜20万円ほどかかりますが、ストック型のビジネスモデルなので掲載店舗が増えれば増えるほど収益が上がるところも、まいぷれにフランチャイズ加盟するメリットのひとつです。

まいぷれをフックに、観光事業を立ち上げるのが目標

年に数度、まいぷれのオーナー集まる代表者会議や交流会などが催される
年に数度、まいぷれのオーナー集まる代表者会議や交流会などが催される

開業から1年半が経った2019年10月にはホテルマンを辞め、現在はまいぷれ事業で家計を支えている湊オーナー。掲載店舗数も増えて順調なオーナーライフを歩んでいた彼に、新型コロナウイルスの猛威が襲いかかります。しかし、ある戦略でむしろ売上は上がっているとのこと。その戦略とはいったい?

「2019年10月時点で掲載店舗数は80店舗ほど。そこから半年くらいで70店舗増えたのでかなり順調だったんですが、2020年3月くらいから動きがほぼ止まりました。でも、7月くらいからは新規の契約も増えてきています。というのも、これまでは飲食店をメインに営業していたのですが、こんな状況なので売上が減った店舗が広告費を割くのは厳しいんです。なので、これまであまりアプローチしてこなかった美容関係や教育関係などに営業しています。新型コロナの影響による解約もありますが、それ以上に新規掲載数が増えているので売上は上がっています」(湊オーナー)

さらに、全国に先駆けてタクシー会社とタッグを組んでデリバリーサービスを仕掛けたり、テイクアウト特集を組んで地域の人たちにお得な情報を届けたり。守り時こそ攻めの姿勢を見せ、コロナ禍という逆境をはねのけてしまいました。

「出前タクシーは地元の新聞にも取り上げていただき、まいぷれ小樽の知名度アップにもつながりました。会社経営も含めてすべてが初めてのことなので、常に勉強が必要ですし、本部におんぶに抱っこでは続かないと思っています。全国の加盟オーナーが集まる代表者会議や営業担当が集まる営業会議、北海道のオーナーが集まるエリア会議など、まいぷれ本部主催で定期的に加盟店が集まる機会を設けてくれます。話をしているだけで勉強になりますし、横のつながりもできるので助かりますね」(湊オーナー)

一歩ずつ着実に前進し続ける湊オーナーですが、目標はまいぷれ小樽の掲載店舗数を増やすだけでなく、あくまでも地域活性化。将来的には、まいぷれ小樽をフックに観光事業を立ち上げることを見据えています。

「掲載店舗数を増やすだけではなく、事務所を構えたり従業員を雇ったりするなどして形になってきたら、新たな事業として街に貢献できることをしたいと考えています。たとえば、小樽の課題として体験型の観光が少ないと感じているので、アクティビティと観光を掛け合わせて観光客を呼び込んだり、水族館でナイトアクアリウムみたいな企画をして宿泊を促したりといった感じです。まだ構想している段階ですが、5年後くらいには実現したいですね」(湊オーナー)

まいぷれ事業単体では順調そのものの湊オーナー。しかし、彼が掲げる地域活性化に関してはまだまだ道半ばです。小樽の明るい未来を切り開くために、彼は今後も挑戦を続けていきます。


小樽を活性化したい!元ホテルマンが地域メディア「まいぷれ」で叶えたい熱すぎる思い(2020.11.1公開)
※掲載情報は取材当時のものです。



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