株式会社Beauty lala 代表取締役社長 青葉 駿
Mellowwaxのロゴ

アントレnetの営業経験を独立してカタチにーーFC業界を熟知した社長が目指すもの

新卒入社した会社を半年で辞め、独立起業の老舗FC情報サイト「アントレnet」を運営するリクルートに入社。その経験をもとに夢だった社長となった青葉駿(ときわ・しゅん)。フランチャイズを知り尽くした男が、女性専門のエステサロン「メローワックス」の事業パッケージに込めた思いとは?そこには、アントレの営業時代に感じていた”ある思い”がありました。

誰よりも稼ぎたいから——そんな思いで選んだ投資用マンションの営業職

少年時代の青葉社長
少年時代の青葉

父親と母親はもちろん、祖父母に至るまで、青葉の親族は全員が教育者です。規律にのっとった模範的な行動を重要視するなど、いわゆる世間体をわきまえた常識人。そんな家系の中で、青葉だけが異質の存在でした。

「親戚などからお年玉でもらった3万円を全額ゲームセンターにつぎ込むような、悪ガキというか自由人というか。俺がもらった金なんだから好きに使っていいじゃんって。でも、親にバレて怒られた挙句ぶん殴られる、みたいな。そんな少年時代でしたね(笑)」(青葉)

一族全員が教育者という“お堅い肩書き”に反発するように、青葉少年は自由奔放に生きていくことになります。そして高校生になる頃には、いつかは絶対に社長になってやる——漠然とそう考えるようになるのです。

「もちろん、当時は具体的な事業構想とかはありませんよ。単純に、社長になってモテたい。使いきれないほどのお金を稼いで自由に使いたいって感じで。お金がないことで自分の欲しいもの、やりたいことに制限をかけられるのが嫌だったんですよね。自分がかっこいいって思う車に乗ったり、『行きたい!』って思った時にハワイに行ったりしたいじゃないですか」(青葉)

大学に入学して就職活動がスタートすると、青葉が最重要視したのは「お金」と「年功序列ではない」という2点でした。同年代の誰よりも多く稼ぎ、縛られない生活を実現する。そして、年齢関係なく、自分が成果を上げた分だけ評価をされる。それが会社選考の大きな基準となったのです。

「いい車に乗りたいし、いいマンションに住みたいし。その頃は、『金を稼いでいるやつが一番偉い』みたいな考え方だったんですよね。今の若者には珍しいかもしれませんが、完全にバブル時代の感覚でした(笑)」

そんな青葉がファーストキャリアに選んだのは、投資用マンションの営業職。業界ではトップの知名度を誇る有名企業です。

「どうせなら形に残るような仕事がしたいな、と。でもやっぱりお金は稼ぎたいので、年功序列の風習が残る会社ではなく、実力社会に身を置けるような会社で、20代で2000万円を稼ぎ出す社員もいる。そんなところに惹かれて新卒で入社しました」(青葉)

社会人としての門戸を叩き、社長という壮大な夢への第一歩を踏み出した青葉でしたが、入社から半年で退職することになるとは、想像もしていませんでした。

世の中お金だけではない。人の役に立つ仕事がしたくて入社したリクルート

アントレ時代の同僚たちと肩を組む青葉社長
アントレ時代の同僚たちと

「同年代よりは確かに稼げたんですけど、何か違うな、と。要は、お金を持っていること=幸せじゃないって感じたんですよね。売ろうと思えば売れて、思っていたような生活ができる。その結果、自分は幸せになれる。でも、買ってくれたお客さんは果たして幸せなのか——答えは、言うまでもなく『否』だったんですよ」(青葉)

かくして、半年で退職することになった青葉。それまでは「稼げること」に重点を置いて会社選びをしていた彼が、次なる就職先に求めるものは「人のためになる仕事」。そんな時に出会ったのが、フランチャイズ募集の情報サイト「アントレnet」だったのです。

「アントレをはじめ、ホットペッパーやsuumo(スーモ)などリクルートの各種媒体が集まる合同説明会に参加したんです。投資用マンションの営業経験があったので、『入社するならsuumoかな?』と思ったんですが、アントレの『独立したい人を応援するメディア』という媒体コンセプトにピンときて。社会的にも意義のある媒体だし、将来的には独立することを考えていたので、その時に確実に役に立つはず。そう感じて入社することにしたんです」(青葉)

投資用マンションの営業経験を引っさげて意気揚々とリクルートの門を叩いた青葉でしたが、その経験が全く通用しないことを入社早々に痛感します。

「入社して数ヶ月後に、お客さん(FC本部)を担当するようになったんですが、その2ヶ月後くらいに掲載を更新するかどうかの連絡をしたんです。すると、めちゃくちゃ怒られたんですよ。『更新の時だけ連絡してくるとは何事だ』と……。引き継いでからロクにフォローの電話や訪問をしていないだけでなく、そもそも『フォローって何?』というレベルで……。怒られたことが悔しいどころか嬉しくて、泣きそうになりましたね」(青葉)

その後は、改心してマメに連絡を取り合うようになったものの、社長になるという壮大な夢へは、まだまだ遠い道のりであることを実感させられるのです。

「世間知らずというか、世の中のことがよく分からなくて……。フランチャイズとか代理店以前に、ビジネスがどう成り立っているのか全然理解していなかったんです。それを覚えるまでに半年くらいは掛かったんじゃないですかね」(青葉)

エステサロンの立ち上げに携わったことをきっかけに「独立」を決意

ブラジリアンワックスの施術風景
ブラジリアンワックスの施術風景

社会人1年目にして幾度となく挫折を味わった青葉でしたが、その後は業務にもなれ、ビジネスの流れも熟知し、アントレの営業パーソンとして順調に成長を続けます。

「『リクルートだから』『アントレだから』ではなく、『青葉さんだから』って契約をしてもらうことだけを考えて営業していました。投資用マンションの営業時代はお金のことばかり考えていたので、お客さんとの向き合い方が根本的に変わりましたね」(青葉)

入社からおよそ3 年が経ち、多くの顧客を抱えるようになったある時、青葉に転機が訪れます。 顧客でもあり、プライベートでも親交のあった先輩方が仙台にオープンさせるエステサロンの立ち上げに携わることに。そして、それがきっかけとなり「メローワックス(MELLOWWAX)」が誕生することになるのです。

「もともと美容業には関心があったので、単純にテンションが上がったんですよね。それで、エステサロンで事業を展開したら、ひいては自分の経験を活かしたカタチで全国展開できたらおもしろいかもしれない、と。日本でもブラジリアンワックスが広まってきたくらいの時期ということもあり、今なら大きなチャンスにつながるはずだと思ったんです。それをお世話になっている先輩社長たちに相談したら、『応援するからやってみなよ』と言われて……」(青葉)

それまでは漠然と考えているだけだった青葉にとって、急に目の前に迫ってきた独立への道筋……。自問自答した末に彼が出した答えは、もちろん起業。しかも全国展開を視野に入れての起業でした。こうして生まれたのが、青葉が代表を務める株式会社Beauty lalaです。

アントレで学んだことを活かして新しいビジネスパッケージを作ろう。しかも、フランチャイズのようにガチガチに固めるのではなく、商材・事業支援という形で、オーナーの裁量に合わせたパッケージを作れば間違いなく成功できる——。

「フランチャイズ業界に深く携わってきた自分が、『加盟したい』と思うようなパッケージであることが大前提。正直、本部さんによっては『そんなお金、加盟者から取る必要ある?』みたいなのもあるので、そういう不明瞭なお金は一切排除しました」(青葉)

ようやく独立への一歩を踏み出した青葉が重要視したのは、“ローリスクミドルリターン”のフランチャイズであること。これを念頭に置いて、できる限りコストを抑えたパッケージを作るために奔走するのです。

FC業界を知っているからこそこだわった、ローリスクミドルリターンの事業パッケージ

直営モデル店の一例
直営モデル店の一例

「ブラジリアンワックスの命とも言えるワックスは、かなり長い月日を費やし、イギリスの有名なメーカーの輸入総代理店になることでコストを抑えることに成功。サロンで使用する高額な機械も我々本部を通さず、加盟者に直接メーカーを紹介することで、本来必要のないコストを発生させないようにしています」(青葉)

さらに、「加盟」とは言うもののフランチャイズではなく「商材・事業支援」という形式を採用しているのも加盟者を考えてのこと。例えば、ネイル経験者が加盟した場合、ブラジリアンワックスに加えてネイルをサービスに追加できるのです。また、外観や内観のコンセプトなども自由に設定できるなど、加盟者の特性や趣向を活かしてある程度自由に運営できるのもメローワックスの特徴です。

また、スタッフの採用状況によってロイヤリティが変動するのも、加盟者のことを第一に考えた青葉ならでは。例えば、「ワックス脱毛に光脱毛を追加したプラン」を選択して開業しても、光脱毛の施術スタッフが不在であれば、その期間は「ワックス脱毛のみのプラン」のロイヤリティを支払うだけでいいなど、フレキシブルな対応を取っているのです。

アントレ時代の知見を総動員して完成させた「メローワックス」ですが、実は、本部を宮城県は仙台市に構えているのも大きなポイント。青葉は茨城県出身で、仙台には縁もゆかりもありません。では、なぜ仙台を拠点にしたのでしょうか——?

「単純に、地方でも成功できることを示したかったから。東京は人口も起業する人も多い。ただ、起業する人の割合的には地方も同じだと思います。だったら、地方である仙台を拠点にして直営店を構え、成功しているところを証明すれば、地方で加盟したい方の参考になるかな、と」(青葉)

地方だったら、名古屋だって福岡だって札幌だっていい。しかし、仙台である必要、仙台でなければいけない理由を青葉はこう続けます。

「仙台は企業が新商品を販売する時に、マーケティング調査の地として使われる場所でもあります。言ってしまえば、ビジネスでの成功が難しいと言われている土地なんですよ。一概にはいえませんが、宮城県は閉鎖的で排他的な県民性の人が多いと言われています。そんな仙台で成功しているモデルを作ることができたらな、と」(青葉)

本格的に事業を始めてからまだ数ヶ月しか経過していませんが、すでに数店舗の出店が決定している「メローワックス」。また、女性専門のメローワックスに対し、男性専門のエステサロンである「DAN」の事業を11月にスタートさせるなど、順調な走り出しを見せています。

将来的には1 都道府県に1~2 店舗をオープンさせ、3年で50店舗規模の事業に育て上げるのが目標です。そして、それが達成できたらまた新たな美容系の事業をスタートさせることで、加盟者様が横の展開をしやすいような構想を練るなど、加盟者様の将来のことも考えた事業にしていきたいと考えている青葉——27歳の若き経営者の挑戦は、まさに今始まったばかりです。


地域ニーズに応えたサロンプロデュース「Mellowwax」本部ストーリー ― 2017.12.4



このストーリーに関連するビジネス

ワックス脱毛を中心とした小さな総合エステサロン。【週一日のオーナー業】に専念・スタッフ1名で月利益80万円。また、顧客のニーズに合わせて、光脱毛・ネイル・まつエク・セルフホワイトニングなど、新たなメニューを追加し収益がさらにプラスになることも!マンションの一室~から開業できます。

Mellowwaxの
オーナー募集情報はコチラ

株式会社Beauty lala 代表取締役社長 青葉 駿

記事は気に入っていただけましたか?
「いいね!」で応援よろしくお願いします

新着情報をお届けします♪