FC(フランチャイズ)の歴史と現状

FC(フランチャイズ)システムは1850年アメリカでミシンメーカーであるLSAAC SINGERが始めたビジネスモデルのひとつです。  

 

その後、様々な業種でFC(フランチャイズ)展開がおこなわれ、皆さんがご存じのマクドナルドもFC(フランチャイズ)の手法を取り入れ世界中に出店していった企業であり、日本企業では吉野家やミスタードーナツなどがあります。またコンビニはFC(フランチャイズ)システムの手法をうまく取り入れた業態の一つです。

 

そのFC(フランチャイズ)もわが国では『これがFC(フランチャイズ)である』と明確に定義することができる法律は存在しません。そのために『当社はFC(フランチャイズ)本部である』と表明することの是非が法律的に問われることはありません。  

 

この部分はフランチャイズ加盟して独立開業や起業を考えている方をはじめ、法人の新規事業としてFC(フランチャイズ)加盟を検討されている方は念頭に入れておくことをおすすめします。  

 

つまり、『当社はFC(フランチャイズ)本部である』と名乗っていても、そこが何らかの公的機関や法律によって認められた存在ではないということです。FC(フランチャイズ)を活用して独立開業や起業をお考えの方や、法人の新規事業を比較検討されている方の大半は承知されていると思いますが、誤解されている方も多いのではないでしょうか。

 

そのような状況の中、現在日本国内で一般的にFC(フランチャイズ)本部と呼ばれている企業は1200社程度と考えられています(定義によって変わってきます)。  

 

しかし、実際に活発に加盟店募集やオーナー・経営者の募集活動をし、チェーン展開を行っている企業は500社を下回るのではないかと当サイトでは考えています。  

 

日本全国の企業数から比べると実に些細な数字だと言えますが、駅前や繁華街などにひとたび足を運べばかなりの数のFC(フランチャイズ)チェーンがお店を構えていますし、もともとフランチャイズに向いているのかも知れませんが、ラーメンや居酒屋など飲食のFC(フランチャイズ)チェーンの数の多さには目を見張るものがあります。コンビニのインフラ化を見てもわかるようにその影響力には計りしれないものがあるのではないでしょうか。