株式会社 大和 会長/代表取締役社長 作山 若子/楠澤 秀樹
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医学以外の力で健康に向き合う会長が創った『ティーコンシェルジュのいるお茶専門店』

オーガニックハーブティーカフェの運営にスクール事業をかけあわせることで、人々に本当の意味での健康と豊かさを提供する「なごみナチュルア」。創業の背景には、会長である作山若子の実体験からたどり着いた熱い思いがありました。創業から今後の展望について、作山と社長の楠澤秀樹が語ります。

人は口に入るものからしか健康になれない

父親の病気を経験したことで、医者に対して不信感をもった作山

おいしいオーガニックハーブティーを通し、自分自身はもちろん、家族やまわりの人みんなをハッピーにする——「なごみナチュルア」のフランチャイズオーナーになれば、こんな信じられない体験をすることができるのです。

そんななごみナチュルアが誕生したルーツは、創業者であり、現在会長を務める作山の幼少時代までさかのぼります。

(作山)「幼いころから身体が弱かったこともあり、3歳になったころには医者になるって決めていました。そんななか、私が中学2年生のときに父親が脳梗塞で倒れて余命半年と宣告されて……。病院から出される薬を20錠くらい飲むようになったんですが、その後の法改正で薬局から薬を処方されるようになると、わずか3錠に減ったんです」

つまり、3錠で済むにもかかわらず、病院の利益のためだけに父親が大量の薬を飲まされていたことに気づいた作山。しかし、その時点では時すでに遅し……。ある事態が父親を、そして作山家を襲うことになるのです。

(作山)「薬が3錠になったことで父親のめまいがひどくなり、再度、病院に行ったんです。すると、めまいの原因は薬を変えたことにあるので、いますぐ抑えるには20錠に戻す必要がある、と。父親も『こんな辛い思いをするなら20錠に戻してくれ。もともと余命半年と言われてたんだから、めまいに耐えるくらいなら俺は明日死んでもいい』と言い出して……」

それもそのはず、3錠の薬のままめまいを治すには、1年間かけて新しい薬を身体に慣らす必要がありました。物心ついたころからずっと医者を目指していた彼女でしたが、この経験から医者への不信感が募り、自身の「医者になる」という夢に見切りをつけるのです。

医学の力以外で、父親を健康にしてあげられるものはなんだろう——?

そんな思いを抱きつつも、解を見つけられずにいた作山が学校を卒業後に縁があって入社したのは、コーヒーや紅茶などの飲料を販売する国内最大手の会社でした。「父親を健康な身体に戻してあげたい」と、働きながらも医学に関する文献を読み漁るなど研究を続けていた彼女は、ある結論を導きだします。

(作山)「もともと医学の道を志していたので、小難しい文献を読むのが昔から好きなんですよね(笑)。コーヒーを飲むことで胃ガンにならないという文献がある一方で、ガンを誘発するという文献もあったり……。いろいろな文献を読むなかで、『人は口に入るものからしか健康になれない』という結論にいきついたんです」

『納得できる仕事』を目指し、食品業界の通例に立ち向かう

創業当時、生産者の情報を開示した上で商品を販売するために台湾の産地へと足を運ぶ作山

薬などの医学的な力に頼るのではなく、普段から口にする食べ物や飲み物が人間の健康を左右する——。シンプルすぎる結論かもしれませんが、これこそが人間にとって本質なのかもしれません。

ようやく自身が納得できる解にたどり着いた作山。社会人としても順調にキャリアを積んでいき、全国に1400人もいる営業パーソンのなかでトップの成績をあげるまでに成長。大企業の最前線で活躍する姿に、周囲から羨望の眼差しが集まってもおかしくない存在でしたが、その活躍とは正反対に、自身の仕事観について疑問を抱くようになるのです。

(作山)「当時の業界としては決して珍しいことではないんですが、添加物が入っているお茶を、添加物が入っていない、あるいは入っていることに気づかせないように消費者に届けたり、静岡産と書いてあるお茶が、じつは中国産だったり。これでは消費者を騙しているだけだと思ったと同時に、自分で本当に納得できる仕事をしたいって思いはじめたんです」

トップセールスパーソンとして十分な給料や肩書きを得ていた作山でしたが、父親が辛そうにしている姿を見て「口に入るものからしか健康になれない」という解にたどり着いた作山ゆえ、こう思うのも自然なことなのかもしれません。

どうしてもこの疑問に対して納得した答えを見つけることができず、入社から11年が経ったころに退社。それまで積み上げた経験を活かすとともに、『自信を持っておすすめできるものを販売したい』という思いを胸に独立することを決意するのです。2002年のことでした。

(作山)「基本的には前職と事業内容は同じですが、生産者から直で仕入れた添加物の入っていないコーヒーや紅茶であることはもちろん、生産者の情報などをすべて開示して取引しよう、と。今となっては、スーパーなどでも生産者の顔写真をパッケージに印刷することで、『この野菜はこの人が作ってます』ということを消費者に見えるようになっていたりと『食品トレーサビリティ』(※参照)が普及していて当たり前かもしれませんが、当時は生産者の情報などを開示しないのが一般的でした」

そうして事業をスタートさせた作山は、まずはレストランやホテルなどに飛び込みをして新規顧客を開拓。生産者の情報などを強みに競合他社との差別化をし、シェアを拡大していくのです。

(作山)「じつはオーナーも自店で提供しているコーヒーや、お茶の中身がどういうものか何も知らないんですよ。なので、あるコーヒーの卸会社Aは2500円で納品するといったコーヒーに対し、B社では『A社が2500円なら、うちは2300円でいいですよ』という見積もりを持ってくる。内容が同じであれば問題ありませんが、まったく違うのにもかかわらず、オーナーは2300円という値段だけを見てB社と取引をしていたんです。なので、A社とB社が取り扱っているコーヒーの内容を比較解説したうえで提案したら、おもしろいように契約につながりました」

ティーコンシェルジュのいるお茶の専門店が生まれたある出来事

2008年に作山が開催したティーコンシェルジュの講座

コーヒーなどの本質を一から丁寧に説明することで、契約はもちろん、次第にオーナーからの信頼も勝ち取っていった作山。“取引先の営業”という枠を飛び越え、スタッフの教育も依頼されるようになります。これこそが、なごみナチュルアの特徴の一つでもある「スクール事業」のルーツになっているのです。

(作山)「コーヒーやお茶のことなら『なごみ(作山)さん』だよね、と(笑)。なかには有名な飲食チェーンからも依頼されることがあって、店舗で使う茶器も含めていろいろ教えてました」

そうした活動を続ける作山でしたが、ある日予想もしていなかった出来事が起こるのです。

(作山)「ある講座の終了後、50代くらいの女性に泣きながらお礼を言われたんです。よくよく聞くと、ガンと闘病する旦那さんを長い間看病をしていた彼女は、その旦那さんと死別したあと、ショックで引きこもりになっていたそうなんです。そんななか、私の担当するハーブティー講座の告知をたまたま見たそうで、参加したら、すごい楽しくて講座の魅力に惹かれたとおっしゃってくれて。しかも、引きこもりも治って普通の生活ができるようになったみたいで、感謝してもしきれませんって涙を流しながら言われたんですよ」

この経験でそれまでの講師業について見直しはじめた作山は、スクールとして一つの事業となるように体制を整えるのです。

(作山)「いま思い出しても胸を打たれるエピソードなんですが、私の講座がこんなに喜んでいただけて感謝されるとは思ってもいませんでした。なので、これまで積み上げてきた知識をきちんと形にし、私と同じように教えられる人材を育てて一つの組織にしようと思ったんです。そうすれば、この50代の女性のように喜んでくれる人がもっと増えるはずだ、と」

そう考えた作山は、2007年にスクール事業を一つの社団法人として設立。これこそが「日本ティーコンシェルジュ協会」なのです。さらに、協会発足と同時期に、店舗をオープンさせた作山でしたが、そこにはある思いがあったのです。

(作山)「それまではメーカーとしてなごみナチュルアブランドのハーブティーや紅茶などを販売していましたが、お客さんの直接の声を知るには店舗を構えるのが一番だな、と。その声をもとに新商品を作ることができますし、なごみナチュルアブランドを知っていただくきっかけにもなると考えました」

知識で『お客様の悩み』に寄り添うお茶の専門店が目指すもの

東京・日本橋にあるnagomi-NATULURE Organic Herb Tea Café(なごみナチュルアオーガニックハーブティーカフェ)

オーガニックにこだわった世界中のハーブティーやお茶を扱う専門店ということで、あらゆるメディアから注目を集めるとともに、数々の有名百貨店から出店依頼がくるなど、なごみナチュルアブランドが大きな前進を遂げるのです。

そんな「なごみナチュルア」が、フランチャイズ事業をスタート。大手カフェチェーンとも一線を画すパッケージで、さらなる拡大を目指します。

(楠澤)「お茶の基礎知識や文化など、一定の知識を身につけたうえで接客をすることで、来店するお客さんの悩みを聞き、その人にあった最適な解決策を提案をしていただくために、加盟契約後、まずティーコンシェルジュの資格を取得していただきます」

おいしいと感じることで幸せホルモンが分泌し、細胞が活性化するため、結局は自身が一番いい香りだと思っているもの、一番食べたいと思っているものを口にするのが健康に良いといいます。なかでも、香り(嗅覚)はもっとも重要なことから、知識だけで無理強いするのではなく、知識をもとにした寄り添った提案が必要と続けます。

(楠澤)「たとえば、頭痛に悩んでご来店したお客さんに対し、『寝不足はありますか?』『どういう香りがお好きですか?』などと聞いたうえで、おすすめのハーブティーを提案します。何百種類もあるハーブティーやお茶のなかから、お客さんの好きな香りを見つけるお手伝いをするのがティーコンシェルジュの役割。ただ単にコーヒーやお茶を提供するだけでは、本当の意味での健康や豊かさを提供できませんからね」

nagomi-NATULURE Organic Herb Tea Caféで販売されているハーブティー各種と、店内でティーコンシェルジュが淹れる有機ローズヒップブレンドティー

街に乱立するカフェチェーンとの差別化も明確なだけでなく、なごみナチュルアの魅力を語るうえで、やはりスクール事業を欠かすことはできません。

(楠澤)「ティーコンシェルジュの資格を取得した後は、お店のアイドルタイムなど、好きな時間に講座を開いていただいて構いません。それがハーブティーの、ひいてはお店のファンを増やすことにつながります。その結果として、お客さんの健康に役立ち、人生の豊かさに結びつく。作山が50代の女性に涙されたような方を講座で増やしていただければ、と」

このスクール事業とカフェを掛け合わせたフランチャイズパッケージこそ、なごみナチュルア最大の強みでもあります。かつて、医学の力以外で父親を健康にしてあげられるものを模索した作山。その結果としてかは定かではありませんが、いまから30年以上も前に「余命半年」と宣告された父親と死別したのは2011年のことでした。

おいしいオーガニックハーブティーで人々を健康にし、豊かさを提供するなごみナチュルアのプロジェクトはまだまだ始まったばかり。『美しく、健やかな、和み』をより多くの方に届けたいと願っています。


オーガニックハーブティーの商材提供「nagomi-NATULURE」本部ストーリー (2018.7.18)
※掲載情報は取材当時のものです。



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『1杯のハーブティーで、美しく健やかなライフスタイルを』をコンセプトにしたオーガニックハーブティーのブランド。国内では全国の百貨店や通信販売カタログなどで12年の実績をもち、競合がひしめくカフェ業界でも、美容と健康にいいオーガニックハーブティーで差別化が可能です。

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