個別指導塾WAM(ワム)大森東校の福田圭子オーナー
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専業主婦からFCオーナーへ!業界未経験から個別指導塾を開業できた理由

塾業界未経験ながら個別指導塾WAM(ワム)大森東校のオーナーと教室長を兼任し、「子どもたちに支持される塾作り」に邁進している福田圭子オーナー。それまではボランティアに取り組む専業主婦だった彼女が、どのような経緯でフランチャイズのオーナーを務めることになったのか。塾運営の姿勢から今後の目標まで語ります。

グローバル志向の子どもを育てるために、専業主婦から未経験の教育業界へ

閑静な住宅街に位置するWAM大森東校
閑静な住宅街に位置するWAM大森東校

「教育に携わったことのない私が、まさか個別指導塾のフランチャイズのオーナーになったうえに、教室長を務めることになるとは思ってもいませんでしたね」

そう語るのは、個別指導塾「WAM」のオーナー兼教室長を務める福田オーナー。WAMに加盟する以前は、専業主婦として家庭を支えていた人物です。

「大学卒業後はNHKの番組「今日の料理」の料理の先生のアシスタントをしていました。結婚後は専業主婦となり、金融機関に勤める夫の海外転勤に同伴していましたが、バブル崩壊後は日本に帰国しました」(福田オーナー)

そして、帰国後は専業主婦を務めながら、あるボランティアをおこなっていたといいます。

「小児がんは、きちんと治る人が少なくて、亡くなったり再発することがあるんです。私の子どもは小児がんを克服しましたが、そこで小児がんの研究グループに寄付が足りないことを知ったんです。私は子どもを通して先生方との繋がりがあり、恩返しがしたいと思っていたので、小児がんをより多くの人に知ってもらうためのボランティア活動に取り組んでいました」(福田オーナー)

そんな彼女が個別指導塾WAMに加盟を検討しはじめたのは、海外とのつながりを活かして活動していた夫がきっかけでした。

「ある時、定年を控えた夫が『海外を目指す子どもが減っているため、意欲あふれるグローバル志向な子どもをもっと育てるべきだ』と言い出したんです。私自身は留学した経験がありませんが、留学を希望する若者が減っていることには危機感を覚えていました。ですから塾業界は未経験でしたが面白そうな試みだと思いましたね」(福田オーナー)

教育に対する課題感から、教育事業への参入を検討しはじめた福田オーナーの夫。夫婦揃って教育関係は未経験だったためフランチャイズを活用することにし、加盟先のブランド選びは夫が主導したといいます。

「2人で教育業界限定のフランチャイズセミナーに参加し、20件ほどの塾を比較検討したところ、目に留まったのがWAMでした。WAMは関西を中心に展開しているので、関東ではまだまだ知名度が低いかもしれません。しかし、広告費などに経費をかけすぎることなく、本部のフォロー体制といった必要なところにしっかりお金をかけているところに惹かれました。その上、体験生30名サポートや、グループ会社に専門の広告代理店を有しているところも、未経験で安心してスタートさせられると感じた点です」(福田オーナー)

当初は夫がオーナーになり、塾のスペースを有効活用して午前中は夫の海外事業を行ない、午後から塾として運営する予定だったという福田オーナー。しかし、夫が別の仕事のオファーを受けたことから、彼女自身がWAMのオーナーとなり塾運営に専念することとなったのです。

物件選びから講師の採用まで、本部の手厚いサポートでスムーズに開業

本部からのアドバイスを元に、生徒の習熟度に応じて教材を選択する

夫に代わって予期せずWAMに加盟し、オーナーを務めることになった福田氏。教育だけでなく、経営や開業に関しても未経験だった彼女は、本部の手厚いサポートに助けられたと語ります。

「本部の市場調査課は様々な候補地をひたすら見て回るっていう泥臭い立地調査の方法なんですけど、そういった物件選びに関するサポートは本当にありがたいですね。元々は普段の生活圏である三鷹周辺での開校を希望していたのですが、このエリアはタワーマンションが多く、塾が認知されるまでに時間がかかる、と伝えられました。ですから、はじめは生徒が集まらず経営を軌道に乗せづらい可能性が高いという報告を受けました」(福田オーナー)

塾などの店舗ビジネスの運営で大切な要素の一つと言える物件選びです。WAMのフランチャイズでは、この物件選びから内装、相見積もりまで全て本部が担当する体制をとっています。なかでも物件に関しては、街の雰囲気から学校の件数、子どもの多さなど細かくスコアリングして分析し、その上でオーナーが納得のいく物件を選択します。

「最終的に選んだ大森東エリアは駅から距離のある住宅街ですが、近隣に小学校が3校、中学校が4校と非常に学校が多いです。それだけ子どもが多く、初めての開業でも集客できる可能性が高いと言えるので、今思うとここに決定して良かったですね」(福田オーナー)

さらに、集客面では本部の専門部隊が徹底したポスティングを実施。WAMグループ企業の学習塾に特化した広告会社が制作するチラシのため、内容の分かりやすさもお墨付きです。

「体験生30人を達成するため、オープン前からポスティングはもちろんのこと、営業部隊が近隣の住宅に飛び込み営業もしてくれたんですよ。塾に興味のある方は入塾に結びつきやすいですし、これから必要になってくるような潜在顧客も塾ができたことは認知してくれる。オープン後もしばらく本部の方がチラシ配りなどをしていて、正直ここまで手厚くサポートしてくれるとは思いませんでした」(福田オーナー)

また、塾を開校するためには、生徒だけでなく講師も集めなければなりません。大森校は最寄駅から徒歩15分ほどの距離がある住宅街に位置する塾のため、講師集めに苦労するだろうと考えていた福田オーナー。しかし、ここでもWAMは驚きのサポートを見せてくれたと語ります。

「本部の専門部隊が、最寄り駅にいる大学生たちに声をかけて講師をスカウトしてくれたんです。本当、至れり尽くせりですよね。私もハローワークに求人を出して、元教師だというシニア講師の方を採用しました。最初はどうなることかと思いましたが、いまでは10人の講師にお願いしています」(福田オーナー)

とはいえ、急に講師が休んでしまうこともあります。そんな緊急時の対応として、WAMでは東京大学や北海道大学の現役大学生が、オンライン上で生徒に指導してくれるオンライン授業を導入しています。授業の質も高く安定しているので、どうしても代わりの講師を用意できなかった場合も安心です。

さらに安心できるポイントが教材選びのサポート。塾のみならず教育業界も未経験という人にとっては、どの教材を使えばよいか見当がつかないものです。福田オーナーもそういった悩みを持っていたため、SV(スーパーバイザー)に何度も質問したと語ります。

「教科書に準拠した教材以外に、生徒のレベルに合わせて用意する必要がありました。でも、何を使ってどう指導すればよいか分からなくって。そこでSVに質問しました。その時は、経験に基づいた的確なアドバイスをいただけたので助かりましたね。とくに印象に残っているのは“その子のストーリーを描けないとダメ”という言葉。生徒一人ひとりに向き合って、どう指導すべきか考えなければならないと改めて思いました」(福田オーナー)

2018年10月に開校したWAM大森東校でしたが、12月まで営業担当が密接にサポートしてくれたことで、オープン当初から30人の生徒が集まり、順調に運営のスタートを切ることができたといいます。しかし、開校から半年後、福田オーナーに思わぬ転機が訪れるのです。

生徒と信頼関係を築き、勉強の楽しさを理解してもらえるように

個別指導Wam大森東校の授業風景
個別指導WAM大森東校の授業風景

「元々は知り合いに教室長を務めてもらっていたのですが、ご高齢であることもあって、辞めることになってしまったんです。そして、2019年4月から私が教室長も兼任することになりました」(福田オーナー)

教室長を務めるようになってからは、週4回以上は教室へ出勤。オーナーとして教室運営に携わっていたときよりも、生徒たちと接する機会が急激に増えたと言います。

「私自身は教室長なので、講師として勉強を教えることは多いわけではなく、基本的には受付に座って塾にやって来る生徒たちの様子をしっかり見ています。毎日見ていると、いつもと違って顔が暗い生徒はすぐに分かりますから、その際は本人と話したり、場合によっては保護者に連絡して状況を聞くこともありますね。今では生徒の方から悩み相談をしてくれることもあったりします。塾の役割は何よりも“テストの点数を上げること”なので、やる気を出させるようなコミュニケーションを積極的にとるようにしています」(福田オーナー)

そして、福田オーナーが教室長として大変だと実感したのが生徒と先生のマッチングです。

「WAMは個別指導塾なので生徒と先生が密接なコミュニケーションをとるため、相性の良し悪しが比較的出やすい傾向にあります。一般的に個別指導塾って大学生の講師が多いのですが、大森東校には元教師のシニア講師もいるので『教えるのが上手なベテランの先生がいい』『親しみやすい若い先生がいい』といった要望も受けてます。ですので、できる限り希望通りの組み合わせを作っています」(福田オーナー)

もう一つ大変な業務が、春期・夏期・冬期講習前の面談日程調整です。教室長は長期休暇前に生徒の保護者と面談を行います。しかし、生徒が保護者に面談の件を伝言してくれていなかったり、保護者の仕事が忙しく予定が合わなかったりと、スケジュール調整には頭を悩ませることが多いと福田オーナーは語ります。

「面談では保護者に休暇中の講習の必要性を説明するのですが、受験があまり関係ない小学校低~中学年の保護者さんには断られるケースも多く、営業トークの難しさを感じますね。“その子にとって何が一番か?”を常に考えて生徒と接し、保護者にもカリキュラムを提案しています」(福田オーナー)

しかし、そういった大変さを乗り越えた先にあるやりがいは、生徒から「分かった!」「テストで良い点がとれた!」と報告を受けることです。塾に通って結果を出してくれたという達成感はもちろんのこと、キラキラ輝く子どもの笑顔が見られるのは純粋に嬉しいといいます。

「ある時、講師に注意されたことを大げさに言う生徒がいたんです。私はWAMを好きになってもらえるように悩みをしっかり聞いてあげて、保護者にも伝えることにしました。すると、気持ちが晴れてくれたのか、次のテストで平均点以上をとることができたんです。その時は塾で学習している教科だけ成績が上がったということで、塾の存在意義を示せたのでよかったですね」(福田オーナー)

日々のコミュニケーションから、勉強だけでなく生徒の人間的な成長も後押しできる教室長という役割に、福田オーナーは大きな意義と手ごたえを感じています。

「いい塾だ」と感じてもらい、経営を軌道に乗せる

世界を目指す子どもたちを育てたいと語る福田オーナー
世界を目指す子どもたちを育てたいと語る福田オーナー

順調な滑り出しを見せているWAM大森東校。開業費の900万円も、東京都の助成金を借りたことで、無理なく返済できる見通しが立っているという福田オーナー。

今後の目標として、まずは開校1周年までに生徒数を現在の30人から60人にまで増やすこと。そして長期的には、当初の目標であるグローバル志向を持った子どもたちを育てていきたいと福田オーナーは語ります。

「色んな性格や考えを持った子どもたちがいるので、全てを受け止められる度量を持ちたいですね。私は、学力をつけて勉強に向き合える子どもを育てていきたいと思っていますが、生徒にとって塾は人生においてあくまで通過点です。『分かった!』という喜びを感じてもらい、勉強に楽しく取り組んでもらうことで、留学をはじめ世界を目指す子どもたちを育てることが最終目標です」(福田オーナー)

また、今後はWAMのサポートを活用しつつ、頼り切るわけではなく自身の判断で柔軟な塾経営をしていきたいといいます。

「キャンペーンなどは必須のもの以外は、オーナー自ら実施を判断できます。また、生徒の習熟度に応じて使いたい教材も自由に取り入れることができるので、今後は経験を積んで塾の改善に努めていくことを目指しています。子どもたちに“いい塾だ”と思ってもらえば、必然的に経営も良くなっていくと思うんです」(福田オーナー)

塾のブラッシュアップを続け、生徒を増やしていき、いずれは複数教室の経営も視野に入れているという福田オーナー。朗らかな笑顔で生徒を見つめ未来を語る彼女は、日本を担う子どもたちを育てるために、これからも奔走していきます。


専業主婦からFCオーナーへ!業界未経験から個別指導塾を開業できた理由(2019.10.27公開)
※掲載情報は取材当時のものです。



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