「おそうじ本舗 杉並高井戸店」の金井美樹オーナー
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専門学校の職員から「おそうじ本舗」で独立!若き女性オーナーの4年間のあゆみ

専門学校の職員としてキャリアを歩み、26歳の若さで独立を果たした「おそうじ本舗 杉並高井戸店」の金井美樹オーナー。彼女がハウスクリーニング業界で独立を決意し、中でも「おそうじ本舗」を選んだ理由とは。そして、いかにして4年で年商2000万円まで到達したのかをお話しします。

満足のいく働き方をしたくて、24歳の時に独立を決意

金井オーナーが営業時に利用しているおそうじ本舗の車両
金井オーナーが営業時に利用しているおそうじ本舗の車両。運転に慣れないうちは利用者の方に駐車を手伝ってもらったという微笑ましいエピソードも

「おそうじ本舗に加盟するまで、車の運転免許すら持っていませんでした(笑)。ハウスクリーニングも未経験からのスタートでしたが、売り上げは毎年右肩上がりですし、今年中には法人化しようと思っています」(金井オーナー)

柔らかい印象ながら、そう力強く答えてくれたのは、「おそうじ本舗 杉並高井戸店」の金井オーナー。開業してから今年で5年目を迎えます。そんな彼女の前職は、ハウスクリーニングとはまったく関係のない専門学校の職員でした。

「外国人留学生が多い専門学校で、留学生相手に日本語やビジネスマナー、エクセル、ワードなどを教えていました。そのほか、ビザの更新の手続きなど、学校業務全般を担当していました」(金井オーナー)

社会人として仕事にも慣れ、業務もバリバリこなしていた金井オーナーですが、入社から数年が経つと、ステップアップとして次なるキャリアへの思いが芽生えはじめます。

「仕事内容に不満があったわけではないんですが、より自分の満足のいく働き方をし、それに見合う収入を得たいと思うようになりました」(金井オーナー)

当時の彼女は24歳。同年代の多くが「転職」という選択肢を取るなか、「独立」へと舵を切るのです。

「もちろん、転職も選択肢にありましたが、雇われの身で思いを具現化するのは難しいんですよね。それなら思い切って独立しちゃえって。でも、その時点で資金が貯まっていなかったので、まずはお金を貯めて、28歳とか30歳くらいになったら独立しようと考えていました」(金井オーナー)

そうして、独立に向けて貯金をはじめた金井オーナー。起業について相談できる経営者が知り合いにいなかった彼女は、融資の受けやすさやマニュアルが整備されているフランチャイズに的を絞り、情報収集をします。しかし、情報を集めるなかで、ある大きな壁が立ちはだかることになるのです。

今後の需要拡大を見据えてハウスクリーニングで独立

ハウスクリーニング業界でNo.1の店舗数を誇り、認知度が高いおそうじ本舗
ハウスクリーニング業界でNo.1の店舗数(※2019年5月おそうじ本舗調べ)を誇り、認知度が高いおそうじ本舗

本部のノウハウやサポートを享受できるので、未経験でも独立できるのがフランチャイズのメリット。しかし、すでにレッドオーシャンの業種もあり、未経験で勝負するには少なからずリスクが伴うこともあります。

「女子力が高いかなっていう理由でネイルサロンも検討しましたが、世の中を見渡すといっぱいあって飽和状態だと感じました。せっかくフランチャイズに加盟するならブランド力を活かしたいという思いがあったんですが、圧倒的なブランド力を持つネイルサロンが思い浮かばなかったので、ネイルサロンは選択肢から外れました」(金井オーナー)

飽和状態だからこそ、需要があると判断して加盟するオーナーも少なくありません。しかし、未経験の彼女には、賢明な選択だったのかもしれません。

「ほかに整骨院やリラクゼーションも検討しました。まず整骨院は、国家資格が必要なだけでなく、10分3000円などといった価格勝負の世界で消耗するのはあまり望んでいなくて……。リラクゼーションは初期費用が1000万円くらい必要で、シミュレーションしたら回収するのにかなり年数が必要でした。短期で初期投資を回収したいという思いがあったので、リラクゼーションも諦めました」(金井オーナー)

さまざまな業種を検討した金井オーナーが、最終的にたどりついたのがハウスクリーニング。きらきらしたイメージのあるネイルサロンやリラクゼーションではなく、ハウスクリーニングに興味を持ったのはなぜでしょうか。

「一番は、需要に対してまだまだ供給量が足りていないことですね。しかも今後も確実に需要が増えると言われているので、未経験でもまだまだ入り込める余地はあると思いました」(金井オーナー)

高齢者世帯の増加や女性の社会進出などもあり、ハウスクリーニング市場は急速に拡大中。富士経済ネットワークスが行なった調査では、2017年は1600億円ほどの規模だったハウスクリーニング市場ですが、右肩上がりに増え、2020年は1820億円まで推移すると見込んでいます。

こうしたハウスクリーニング市場の将来性に着目した金井オーナー。数あるハウスクリーニング系のフランチャイズから「おそうじ本舗」に決めたのは、ある理由がありました。

「名前を聞いたことがあったっていうのが大きいですね。やっぱりネームバリューは重要だと思っていて。おそうじ本舗は全国に1400店舗以上ありますし、いまはTVで北村一輝さんがイメージキャラクターを務めるCMも流れています。実際、お客様からご依頼いただくときも『名前を知っていたから』という方が結構いらっしゃいますね」(金井オーナー)

そうして、「おそうじ本舗」に加盟。2016年3月1日に「おそうじ本舗 杉並高井戸店」をオープンすることになるのです。

「当時は車の運転免許すらも持っていない状態でしたが、どうにかなるだろうと楽観的に考えていました(笑)。2週間の開業前研修には私を含めて10人くらい参加していて、なかでもエアコン掃除は徹底的に教えていただきましたね。知らない言葉もいっぱいあったし部品についても覚えないといけないし、いろいろと大変でした。でも、あの時に徹底的に教えていただいたので、今はエアコンを含めて余裕でこなせるようになっていますよ」(金井オーナー)

本部からの紹介案件もあり、半年で月100万円の売り上げを達成

近隣のオーナー同士で集まり、情報交換をすることも
近隣のオーナー同士で集まり、情報交換をすることも

当初の独立計画よりも早く、26歳の時におそうじ本舗のフランチャイズオーナーとして第一歩を踏み出した金井オーナー。オープン当初は、1日8時間ひたすらポスティングする日もあったと振り返ります。

しかし、オープンして間もない時期なので、案件がないのは当然のこと。そんなオーナーに対して「おそうじ本舗」では、本部が受けた案件を加盟店に紹介するシステム採用しています。実際、本部からオーナーに紹介する案件は年間25万件にものぼります。(※2019年実績であり、紹介は案件を保証するシステムではありません)

「慣れないうちに本部から案件を紹介していただくのもどうかと思っていたので、初めての案件は自分が撒いたチラシを見てご依頼いただいた方でした。エアコンやカーペットなど何点か掃除したのを覚えています。最初のうちは本部のSVさんが応援で現場に同行してくれるので、あっという間に終わった感じもありますが、安心して作業できました」(金井オーナー)

そんな彼女が重要視していたのは、経験する現場数。早く慣れてバリバリ案件をこなすためにも、場数を踏むことを優先し、ある戦略に打って出るのです。

「勉強の意味も込め、本部からの紹介案件をどんどん入れたんです。ただ、ひとりで試行錯誤するのではなく、他の店舗のオーナーさんをヘルプでお呼びし、どういう風に掃除をしているのか吸収しよう、と。夏の繁忙期に向けていい勉強になりました」(金井オーナー)

おそうじ本舗の本部が用意している開業前研修は2週間。もちろん、最低限の掃除のノウハウは研修で学べますが、より綺麗に、より早く掃除をするためには、そこからのスキルアップが重要です。それを最速で手に入れるには、現場をよく知る先輩オーナーから直接教えてもらうのが一番の近道なのかもしれません。

車の運転にも慣れ、掃除のスキルも少しずつアップしていった金井オーナー。最大で1日に8件の現場をまわる日もあり、単月の売上が100万円を超えるなど、オープンから半年にして事業として安定していきました。

順調にオーナーライフを歩む彼女でしたが、開業から2年半が過ぎたころ、大きな転機が訪れます。それは、正社員の雇用です。事務所不要で、ほかの業種と比べても初期投資を抑えて開業できるハウスクリーニング。だからこそ、ひとりで事業を展開するオーナーも少なくありません。

「もともと組織を作りたくて独立したので、初年度の秋にはアルバイトを1人、その2年後くらいに正社員を2人雇用しました。もし私が倒れた場合、ひとりで事業展開していたらすべてストップしてしまいますが、組織をつくっておけば代わりがいますからね」(金井オーナー)

加盟から4年、売り上げは右肩上がりにアップ

「体力的にも問題ありません」と話す金井オーナー
「体力的にも問題ありません」と話す金井オーナー

「おそうじ本舗」に加盟してから4年が経った金井オーナー。この4年の間、ハウスクリーニング市場は拡大を続けていますが、実際に現場で働く彼女としてはどう感じているのでしょうか。

「最初は無我夢中すぎてあまり感じていませんでしたが、それでも『はじめてハウスクリーニングを利用しました』と言っていただくことが多かったですね。あと2年前くらいからは、近隣の一般家庭のお客さまからのご依頼もかなり増えました。以前は杉並区以外の案件もありましたが、最近は杉並区内の案件だけでスケジュールが埋まっているので、掃除は頼むものという考えが広がってきているのではないかと感じます」(金井オーナー)

その結果として、「おそうじ本舗 杉並区高井戸店」の1年目の売上は800万円、2年目は1000万円、3年目は1500万円、4年目は2000万円と右肩上がりに上昇。売上から考えても、ハウスクリーニングの需要が現在進行形で増え続けている様子が分かります。

「会社員時代よりも働く時間が増えてるのは確かですが、『自分の好きな仕事で満足いく働き方をしたい』という思いは叶えられてます。掃除が終わったあとにお客様が喜んでくれるのが何より嬉しくて。お客様のご自宅で仕事をするので、距離感が近いんですよ。その距離感で喜んでいただけるのはとてもやりがいを感じますね」(金井オーナー)

今後はさらにスタッフを増やし、売上5000万円を目指す金井オーナー。今年中に法人化することを目標に、彼女の挑戦は続きます。


専門学校の職員から「おそうじ本舗」で独立!若き女性オーナーの4年間のあゆみ(2020.5.24公開)
※掲載情報は取材当時のものです。



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急成長しているハウスクリーニング業界で、店舗数No.1の実績を誇るのがおそうじ本舗です。未経験でも参入でき、平均月商は約110万円!(※開業半年以上1,391店の2021年度平均実績)高いブランド力を活かして集客が可能です。

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