ブルーボトルコーヒーが日本1号店をオープン。スタバと違いサードウェーブと呼ばれる理由は?

フランチャイズWEBリポート編集部 |2015年02月06日 公開 (2021年11月18日 最終更新)
ブルーボトルコーヒー

スタバをおびやかす存在などとメディアで話題のアメリカ発カフェ。日本一号店が意外な出店場所であった理由は?サードウェーブに乗っていると言われる理由は?などについて迫ってみました。

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1号店が清澄白河にオープン!理由はオールドファッションさ

本日、ブルーボトルコーヒーの一号店が東京都江東区に位置する清澄白河にオープンしたのだそうです。店舗は倉庫を改造したものだといいますが、1階は焙煎所とお客がカフェを楽しむためのスペース、2階は手づくりクッキーやグッズなどの販売を行うためのスペースとなっているのだとか。

なぜ清澄白河に日本1号店を出店したのか。これについてはNIKKEI TRENDYに興味深いインタビュー記事があったので以下、引用します。

「決してお洒落で派手なところではないですが、ある程度の人口密度があるし、あの付近のオールドファッションなところが好きなのです。不動産リースも安い」 (創業者、ジェームス・フリーマン氏の言葉をNIKKEI TRENDYより引用)

創業者のジェームス氏は、元クラリネット奏者。19歳で日本に訪れたことをきっかけに喫茶店文化に触れ、その時にコーヒー一杯ずつをマスターがドリップする姿にひかれたようです。

コーヒーの一杯ずつがハンドドリップ。シアトル系より薄味

コーヒー業界には3つの波があります。波が来た時期には様々な説がありますが、ここでは缶コーヒーでもおなじみなジョージアのHPにあった説をご紹介します。

コーヒー業界第1の波

第一の波が来たのは19世紀後半~1960年代。アメリカの一般家庭で一気にコーヒーが定着したとされる時期です。当時は焙煎の浅いコーヒーだったのだとか。大量消費の時代だったとも振り返られています。

コーヒー業界第2の波

第二の波は1960年代~2000年。スターバックスなどシアトル系のコーヒーチェーンが一世を風靡した時期ですね。この時は深煎りコーヒーがブームで、カフェオレなどアレンジを加えたドリンクも発達しました。お店でコーヒーを楽しみ始めたというのもポイントでしょう。

日本でスターバックスが流行する前には、個人経営の純喫茶などが人気を集めていましたが、スターバックスやドトールなど、比較的安価で楽しめるチェーン店の登場で、そのあおりを少なからず受けたのでは。

コーヒー業界第3の波

そして第三の波(サードウェーブ)。これは2000年~現在。この時期からは、安ければいいということよりもコーヒー豆の生産地や質などが求められてくるのです。

そこでポイントとなってくるのが、『店舗が輸入会社を通さず、生産者から直接コーヒー豆を仕入れる』ということ。つまりダイレクトトレード(直接取引)をはじめるんですね。 このこだわりによって、スペシャルティなコーヒーが楽しめるようになるということです。

ブルーボトルコーヒーの話に立ち戻りますが、サードウェーブに乗っているとメディアでは報じられています。コーヒー豆の産地にはこだわりを見せているようです。となると、ダイレクトトレードを採用しているということでしょう。

ブルーボトルコーヒーはフランチャイズなのか?

ブルーボトルコーヒーは、2002年創業。現在、アメリカで15店舗ほどを展開しているようです。フランチャイズ募集をしているという情報は見られないため、おそらくライセンス方式をとっている可能性があります。

また、今年中に3~5店舗ほどを東京都に出店する予定ではありますが、いい物件があればとのこと。 二号店は南青山を予定していて、一号店よりも少しコンパクトな店舗になるようです。

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