JFA新会長に土方清氏を選出

社団法人日本フランチャイズチェーン協会(東京)は5月8日ANAインターコンチネンタルホテル東京にて第324回理事会を開催、新会長に土方清(ひじかたきよし)氏が選任された。

JFA新会長土方清

前会長は、株式会社ユニバーサルホーム代表取締役の加藤充氏
会長の任期は2年であり、昨年再任された加藤氏はあと1年を残しての途中交代ということになった。
前年度の会長選出の経緯として、半ば就任が決定していたブックオフコーポレーション代表坂本氏の突然の就任辞退があった。そこで急遽続投をやむなくされた加藤氏にとっては自分自身この1年間は暫定的なものとしてのものだったのかも知れない。

JFA新会長土方清


新会長の土方氏は中京大学 商学部卒業 平成19年5月よりサークルKサンクス取締役会長を務める。

総会の後は、同ホテル大広間にて例年のごとくセミナーが開催された。
今年は、村田アソシエイツ株式会社 代表取締役社長の村田裕之氏。講演のタイトルは「これからのシニア市場とフランチャイズ業界の役割」

村田アソシエイツ


高齢化社会(村田氏の解説では超高齢化社会)を迎えたと言われて久しい日本では、一般的にこれからはシニア市場が伸びる、シニア市場が大切だと言われている。
では、その実態はどうなのか、であればそれにどう対応していけば良いのかなど、実に多面的な視点で話は進んでいった。
村田氏は、急速な店舗展開を遂げたサーキットトレーニングジムカーブスの紹介者であることから、フランチャイズとのなじみも深い。
後期高齢者医療など高齢者問題に揺れる昨今の世情と、JFA主催のセミナーというシチュエーションにぴったりマッチした講演内容だったのではないだろうか。

フランチャイズコンサルタント黒川氏

セミナーの最後、Q&Aのコーナーで質問に立つフランチャイズコンサルタントの黒川氏。

 

セミナーの後は、懇親会。JFAの正会員、準会員、賛助会員、研究会会員がFC業界発展のためにともに懇親を深める場だ。実際、情報交換の場としても有効であり、このようにFC業界人が一堂に会する場は大変貴重だ。

懇親会は新会長の挨拶で幕を開けるわけだが、挨拶には霞ヶ関や永田町方面の方々も数多く顔を見せていた。
毎年出席しているフランチャイズコンサルタントによると、こういった政治家の出席は毎年のことなのだという。票のないところに政治家は顔を見せないということだし、フランチャイズ業界というところがそれだけ意義を持つと認識されている証なのだろうか。

公明党 太田議員

挨拶に立つ公明党代表 太田 昭宏 議員