日経WOMAN SOULに取り上げられた女性起業支援グループ、キャリア35主催セミナーを取材！

今回編集部が取材してきたセミナー、実はフランチャイズのセミナーではありません。専門家コラムで女性起業をテーマに連載をしてもらっている中小企業診断士の楊典子氏（フランチャイズ研究会所属）が、女性起業のサポートグループに所属し、書籍の出版やイベントの開催をしている関係から取材、という流れになったのです。

フランチャイズというのは、やはり経営の一手法であって、起業のくくりの中のひとつなんですね。フランチャイズを加盟検討している方にお伝えしたいのは、選択肢を狭めすぎず広く見ることも必要だということ。

もちろん、フランチャイズは本部からのノウハウの提供もあって、業界間のコネクションの紹介などもあって、など自営業よりも有利に低リスクで独立できることには違いないわけです。ただし、イチ経営者としては、本部におんぶにだっこになりすぎず、自身で経営の知識を学ぶ機会を持ち、知識を得た方が確実に失敗リスクが下がります。

というわけで、フランチャイズにとどまらず、起業をしたいと考える女性方が集まる女性の起業セミナーを取材してきました！

セミナーに参加する時って、何をテーマにしているのかはもちろんのこと、講師陣がどんな肩書か、所属はどこにあるのかって気になりませんか？

今回のセミナーを主催しているキャリア35は、行政書士や中小企業診断士、ファイナンシャルプランナーなど士業を営む女性専門家たちの集まりです。

また、セミナーの会場自体も講師メンバーのひとり、土川雅代氏が運営しているレンタルスペースで、勉強会やカウンセリング、マッサージの施術など様々な用途で使えるような会場になっています。女性がひとりで開業するときに、事務所を持たない形式だと、自宅に呼ぶこともはばかられる・・そんな時に活用できるようなスペースとして、こんな場所があるんですね。

このような女性専門家4名は、こうしたセミナー企画であったり、書籍「好きを仕事に！～私らしいローリスク起業～」の出版をしていたり、個別相談も行っていたりと、女性起業に関わる幅広い活動を行っています。

まず会場の席ですが、参加者が3名ずつにわかれ、机同士が向かいあって配置されていました。やはりそれぞれの顔が見えるということで、「どこから来たのか、どんなお仕事をしているのか？」などのトークも弾んでいましたね。

セミナーが始まってからは、まず自己紹介。それぞれがこのセミナーに参加した理由などもシェア。少人数制のセミナーだからこそというのか、それぞれの名前や仕事、起業してからやりたい仕事などもぱっと把握できるんですね。 講師陣も、「◯◯さんはこんなビジネスが合いそう！」などの声かけをしてきたりととても気さくな雰囲気。

セミナーという名前がついてはいますが、今流行りの“女子会”にビジネスの勉強会が混ざったような。そんな少人数制のイベントでした。

ワークショップが多い今回のセミナー。自身の価値観の見直し、棚卸し作業というのを行いました。 自分は今まで何に対してわくわくしたことがあるのか、大切にしている価値観は何なのか、自分がやりたいことは何なのか・・これを実際に書き出してみて、それぞれ発表するというコーナーも。

フランチャイズでもオーナー会など経営者同士のコミュニティがありますが、独立前にこうしたコミュニティに参加できると、起業前の参考になる部分もあるかもしれませんね。自身よりも起業活動が進んでいる方が参加していたりもするので。

改めてこうした価値観の見直しを行い、紙に書き出してシェアすることで、自身のモチベーションアップにもつながり思いもがけない他社の意見を得ることもできる。そんなワークショップでした。

今回はワークショップつきの勉強会でしたが、ほかにもキャリア35はイベントを開催しています。独立や起業のナマの話がわかる座談会、通称「しごしり（しごとがしりたい）」です。 起業というテーマを軸に、様々な分野で独立している方たちの生の声が聞けるというもの。

起業というと、会社員時代とは異なる雇用体系、ライフスタイルになるという特性がありますが、子どもを育てながら自由な労働体系で働く。そんな手段としても活用している女性というのは最近増えてきているんですね。

キャリア35は、これからフランチャイズWEBリポートの専門家コラムでも連載企画が始まりますが、今後ますます目が離せない女性起業の支援グループです！連載をお楽しみに。