日本で「ケバブ屋台」が急増している理由とケバブグランプリ2015の模様を突撃取材!

フランチャイズWEBリポート編集部 |2015年11月29日 公開 (2021年11月19日 最終更新)
日本で「ケバブ屋台」が急増している理由とケバブグランプリ2015の模様を突撃取材!

日刊SPA!というメディアから波及しネットで話題となっていますが、最近ケバブ屋台が急増しているようです。特に東京の秋葉原や六本木、名古屋の大須、これらの地域で特に出店が増えているようです。 今回は、ケバブ屋台急増の理由や、ケバブのフランチャイズについて注目しました。さらに「ケバブグランプリ2015」の模様を突撃取材したので、その様子も併せてご紹介します。

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路上や夏フェスにケバブ屋が増えたのは「フランチャイズ」展開が影響

日本でケバブ屋が増えた理由としては「フランチャイズ」でチェーン店展開が活発化しているから。ケバブと言えばトルコの印象が強いかもしれませんが、トルコ人の方だけでなくインドやイランの方など様々な国の外国人経営者(店主)が日本国内でケバブ出店に意欲的で、そこで得た成功ノウハウをフランチャイズ化しているのだそうです。

ケバブのフランチャイズといえば、「メガケバブ」という名古屋発のチェーンがオーナーを募っているようですが商業施設や移動販売での開業パターンがあります。

それから秋葉原発の「スターケバブ」も有名ですね。後にもふれますが「ケバブグランプリ2014」で優勝した実績がある歴史あり知名度ありのチェーン店。今年もケバブグランプリに出展していましたが、このイベントでオーナー取材もしてきたので後ほど。

今更聞けないことその1。ケバブとは何か?

ケバブというと何となくエスニックフードだということはわかる・・でも説明してって言われるとわからない方へ。ケバブとは、まず「焼いたお肉」のことです。パンの間に肉と野菜をはさんでソースをかけた食べ物では?と思いがちですが、例えばトルコのケバブ屋なんかに行くとお肉の塊が出てきます。

ドネルケバブ

コチラの写真を見ていただきたいのですが、ドネルケバブという食べ物があります。こちらは味付けした肉を重ねて塊にしたものですが人気投資バラエティ「マネーの虎」などテレビ番組でも特集されたのでご存知の方もおられるのではないでしょうか。 ちなみに“ドネル”とは、回転、という意味です。回転した焼肉・・この風景、日本でも少しずつ増えているのでは。

今更聞けないことその2。ハラール(ハラル食)とは何か?

ケバブといえば、ハラール料理屋にも置いてあるファーストフードですが・・そもそもハラール料理とは何か。ハラル食ともいいますが、ハラル=「許可されたもの」という意味で、ムスリム(イスラム教徒)の方が口にすることができる食べ物を指します。

ハラール(ハラル食)とは何か

近年、外国人観光客が年々増加していますが、インドネシアやマレーシアなどのムスリム観光客が増加。ハラル認定を受けたお店が日本でもこれからますます求められることでしょう。ハラルビジネスの市場規模は、2030年には1000兆円規模にもなるといわれる巨大マーケットなので、ビジネス参入の観点から言っても注目ですね。。

編集部厳選!注目フランチャイズ特集

有名ケバブ店、ケバブグランプリ2015 KEBA-1に行ってきました!

2015年11月12日~15日に開催された日本最大級のケバブイベント、「ケバブグランプリ2015 KEBA-1」に行った編集部。どうやら2014年から始まったイベントのようで、一番おいしいケバブ料理屋を決めよう!というイベントのようです。屋台にはすでに行列が・・もちもちポテトという屋台もありましたが、これもフランチャイズでした・・(香川県高松市に本部アリ)

日本最大級のケバブイベント、「ケバブグランプリ2015 KEBA-1」

運営会社は、日建リース工業株式会社。イベント会場に機器をリースしている企業で、事業多角化の一環としてこうしたイベントも開催しているのだとか。最近は超有名ハンバーガーチェーンの「シェイクシャック」もNY からやってきて明治神宮外苑前は長蛇の列だったといいますし、着実に“肉ブーム”が来ている。トレンドにマッチしたフェスタですね!

昨年グランプリ、ケバブ好きに有名な「スターケバブ」創業者にインタビュー

冒頭でも触れた「スターケバブ」。このチェーン店を展開している企業、株式会社デレベイ、代表のムスタファ・ケルティック氏にインタビューを試みた編集部。どうやら加盟店が10店舗程度。創業は1999年、都内には工場がありそこから肉の塊を加盟店に卸しているみたいです。

代表のムスタファ・ケルティック氏にインタビュー

このムスタファ・ケルティック氏、どうやらケバブ好きには知名度の高い方らしいです。実際に人気があるようで、行列ができていました。行列にいたホストクラブに勤める青年の方にお話を聞いてみると、都内の繁華街に「スターケバブ」があって知っていたので並んだとのこと。日本でもやはり浸透しているのですね・・。

未来のフランチャイズチェーンになるかも?一番行列が長い「Efes Kebab」のオーナーの話

ひときわ目立つくらい長蛇の列ができていた「Efes Kebab」。ここはどうやらフランチャイズ展開をしていないのだとか。オーナーであるラマジャン氏にお話を聞いてみると、「今は浦和に一店舗あるだけで、これではフランチャイズ希望者が来たときに、要望にこたえることができない。せめて駅前店や郊外のお店とかいくつかの店舗を直営で展開してからだね。」と慎重。

オーナー ラマジャン氏

屋台を切り盛りしていたスタッフも彼同様、仕事に対して真面目に取り組んでいる印象。では、もしオーナーになりたい!という方が現れたらどうするのか?ラマジャン氏に話を聞いてみると・・「まずはお店に入ってもらって通用するのかを見る」との答えが返ってきました。

「Efes Kebab」のオーナーの話

そして、「日本人が経営するの面白いって思ってくれて、日本人が経営するようになったら、その時には一般的な日本の外食になるんだろうから、フランチャイズはそれからだなー」とキラキラとした瞳で語ってくれました。彼は成功モデルをじっくりと構築して、あとはローカライズ・・というところまで見ている経営者です。

こんな店舗が、多店舗展開するレベルになって全国でフランチャイズ展開までするようになれば。日本のケバブ業界にいい影響を与えるのではないでしょうか。

日本で「ケバブ屋台」が急増している理由とケバブグランプリ2015の模様を突撃取材!

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