販路企画 代表田口 勝
2016-03-02 専門家が語る。フランチャイズ・独立開業コラム
販路企画 代表 田口 勝

自営業の方にもおすすめ!日本経済新聞社が主催する「フランチャイズ・ショー」とは

 このコラムのポイント

今月3月9日(水)~3月11日(金)の3日間開催される「フランチャイズ・ショー」の魅力にせまったコラムです。フランチャイズを検討していなくても自営業の方なら成功モデルの秘訣がわかるチャンスになる―どのようなイベントかぜひおさらいしておきましょう。

フランチャイズWEBリポート編集部


日本最大級のフランチャイズフェア、フランチャイズ・ショーの見所にせまる

日本経済新聞社主催の「フランチャイズ・ショー」は、フランチャイズ本部195社が出展するという日本最大のフランチャイズの展示会です。フランチャイズの加盟検討をされる方、広く起業をお考えの方には一押しのこのイベント。

今年は、3月9日(水)~3月11日(金)の期間に東京ビックサイトで開催されます。

今回が32回目であり、様々なフランチャイズ・ショーが開かれる中、間違いなく最大規模のフランチャイズ・ショーとなります。

今回のコラムでは、この見どころと実際に独立起業をお考えの方や新規事業をお考えの法人様が参加するメリットについてお話をしたいと思います。

フランチャイズ・ショーに行くメリット5つ

フランチャイズ・ショーに行くメリットを5つ、フランチャイズ専門の経営コンサルタントとしての視点から挙げてみました。

1.フランチャイズは起業を行う際も、新規事業を行う際も必ず一度は検討すべきである

フランチャイズをする気がなく、独自のアイディアで起業したい、新規事業を行いたいと考えている方も多いと思います。

それも理解した上で、起業を行う際や新規事業を行う際には、一度は必ずフランチャイズ・ショーに参加することを次の2つの視点でお勧め致します。

1.フランチャイズの信頼性を味方につけ、事業存続確率を上げる

フランチャイズビジネスとは既に成功している成功モデルのビジネスであるということです。成功モデルであるということは、起業や新規事業を行う際に失敗しにくいということを意味します。

皆さんもご存じと思いますが、独自の起業や新規事業の成功確率は極めて低く、ほとんどが、軌道にのる前に運転資金が尽きることで、廃業を余儀なくさせられます。

その理由は、起業や新規事業を行う際の、皆さん自身の信頼性と商品やサービスの認知性により、商品やサービスが良くても顧客が獲得できないことにあります。

その点フランチャイズビジネスは既にブランド化されているものが多く、信頼性及び認知を最初の段階から得やすいビジネスであるとも思っています。

皆さんのビジネスアイディアを捨てるということではなく、初期段階は考えているビジネスアイデアと親和性の高いフランチャイズで起業や新規事業を興し、会社としての信頼性や顧客を開拓した上で、自身のビジネスアイディアを乗せていくということは成功確率を大幅に上げる手法となると私は考えています。

フランチャイズは専業というイメージが強いですが、兼業を可能にしているフランチャイズ本部も多数あります。

2.成功モデルはなぜ成功モデルになっているのか?知ることが出来る

2つ目は、フランチャイズビジネスがなぜ、成功モデルとなっているのか?ビジネスモデルのポイントを理解することができる点です。

フランチャイズ本部はどこでも出来るようで出来ないのです。
もちろん契約書さえあれば、フランチャイズ本部は立ち上げが出来ますが、加盟店を開発することは出来ません。

加盟店を開発しているフランチャイズ本部は、ビジネスモデルの新規性、優秀性、成長性が必ずあるものです。

そのビジネスモデルをフランチャイズ・ショーで学ぶことで、自身のビジネスモデルのブラッシュアップに繋がります。

2.生の本部の加盟店募集情報が収集できる

インターネットで情報収集することも可能な時代ですが、ネット上で公開されている情報は非常に限られています。

資料請求も同様で、『実際のところは、どうなのか?』や『この点はどうなっているのだろう』と思っても疑問は、説明会に参加しないと解決出来ない状況であると思います。

フランチャイズ・ショーに参加をすると、本部担当者から生の声を聴くことができ、疑問についてもその場で解決することが可能です。

3.一度にフランチャイズの情報を収集することが出来る

全国では様々なフランチャイズビジネスがありますが、その情報を一度に収集が出来ることもフランチャイズ・ショーのメリットです。

通常では、インターネットのフランチャイズ紹介サイトや、ホームページを確認してフランチャイズを探しますが、当然、情報収集を徹底的に行わないと、本当に加盟者にとってベストなフランチャイズを見つけることは出来ません。

その点、日本経済新聞社主催のフランチャイズ・ショーは最大規模であり、195社が出展しますので、漏れなく情報を収集することが出来ます。

4.フランチャイズ本部を横比較が出来る

加盟者は最終的には、フランチャイズ本部を横比較することで、最終的に加盟する本部を決定します。

フランチャイズ・ショーに参加をすることで、各社の強み・弱みを一度に知ることができ、横比較が容易に可能となります。

横比較をすることが、フランチャイズ本部を見極める点としても非常に重要な視点となるため、当然、出展企業数の多いフランチャイズ・ショーの方が効果的に比較ができます。

5.各種フランチャイズセミナーを無料で聴講することが出来る

今回のフランチャイズ・ショーでは19個の無料セミナーのプログラムが組まれております。フランチャイズ本部を構築するためのセミナーは別途有料セミナーとなっておりますが、一般の加盟者が受講するセミナーは無料です。

フランチャイズでの起業や新規事業を行う際の注意点やポイント、フランチャイズ本部の選び方、加盟者の成功事例、フランチャイズに関する法的知識等多数のセミナーが開催されます。

通常は、個別に開催されているセミナーで有料のものも多いものが、一度にしかも無料で聴講できるということは大きなメリットとなります。

フランチャイズ・ショー2016のみどころ

今回の日本経済新聞社主催の「フランチャイズ・ショー2016」の見どころは次の通りです。

1.主催が日本経済新聞社であること

主催者が日本経済新聞社であることは、実は大きな意味を与えます。
当然後援は、経済産業省や中小企業庁等の官公庁が行っております。

これは出展する本部に大きな影響を与え、信頼性が高いフランチャイズ・ショーであるため、日本で有力なフランチャイズ本部はほぼ出展します。つまり、有力な本部の情報を一度に収集することが出来るのです。

2.出展企業数が195社であること

主展企業数195社は日本では最大規模です。この情報を一挙に収集できます。
前述した横比較も容易に実施することが可能となります。

3.19のフランチャイズセミナーが無料で受講できること

前述のメリットでもお話しましたが、無料セミナーが19コマ開催されます。有料セミナーも3コマあるようですが、こちらはフランチャイズ本部になりたい企業様向けです。

無料セミナーに関しては、フランチャイズの加盟検討の仕方や開業してからのポイント、有名フランチャイズ本部CEOによるスペシャルセミナーなどもありました。
今年はベネッセホールディングスCEOの原田泳幸氏(元日本マクドナルドCEO)が登壇するのもみどころでしょう。

4.フランチャイズ・ショー以外の7つの展示会にも立ち寄りやすい

主催者である日本経済新聞社は、フランチャイズ・ショー以外にも7つの展示会を同時開催するようです。ビジネスマンには魅力的なラインナップになっているのでは。

・魅力的な店づくりを演出する空間デザイン・ディスプレイや什器を紹介する『JAPANSHOP』
・快適、健康、安全な商環境の実現を目指して、住宅・店舗・ビル用建材などを紹介する『建築・建材展』
・流通業のサプライチェーンとマーケティングを深化させる最新のIT機器・システムを紹介する『リテールテックJAPAN』
・快適、健康、安全な商環境の実現を目指して、住宅・店舗・ビル用建材などを紹介する『建築・建材展』
・流通業のサプライチェーンとマーケティングを深化させる最新のIT機器・システムを紹介する『リテールテックJAPAN』
・映像監視や入退管理を中心に、街や社会の『安全・安心』を実現する製品・サービスを紹介する『SECURITY SHOW』
・LEDや有機ELなどの最新照明製品を紹介した『ライティング・フェア』
・LED照明器具をはじめ素材・部品・デバイス等を紹介する『LED NEXTSTAGE』
・少子高齢化を見据えた流通小売業、・街づくりに必要となる製品・サービスを提案する『街づくり・店づくり未来提案EXPO』

自営業の方も足を運びたいイベントです

日本経済新聞社主催のフランチャイズ・ショーは、これから独立起業、新規事業を興す方にとって、非常に有益な情報源となることは間違いないと思います。

参加料は無料ですし、フランチャイズで起業や新規事業を興す方だけでなく、今後、ご自身のビジネスモデルで独立される方も是非、参加して頂きたい展示会であると思います。

3日間の開催ですので、足を運んでいただき、起業や新規事業のための情報収集に活用してみてください。

販路企画 代表 田口 勝

大学卒業後、熊本県の経営コンサルタント会社に勤務。マーケティング戦略立案・管理者研修等で中小企業のコンサルティングを担当。その後、業界最大手のコンビニエンスストアチェーン本部にて10年勤務、店長・スーパーバイザー・マネージャーを経験。退社後は販路企画を立上げ、商圏に基づくエリアマーケティング戦略立案・出店調査・FC本部展開支援・従業員戦力化研修、セミナー講演活動を行っている。