ホルモンヌ
(ホルモンヌ)

ホルモン好きの女性を指す言葉、だそうです。パリ大学の別名であるソルボンヌと引っかけたところがいかにもおしゃれではありますが、筆者はあいにく、ホルモンヌなる言葉が使用されている現場に立ち会ったことはありません。しかし、最近のホルモン現場は何度か”視察”しております。

ちょっと前までは想像もできなかった人気です。特に若い女性客が多いのには驚かされます。飲食業界の合い言葉で、”女性を狙え”は常套句ですが、見事にはまっています。女性が行けば、それにつられて男性も入ります。男性だけのマーケットよりも数段魅力的な市場ができあがることになります。

ホルモンという言葉の由来は定かではありませんが、ほうるもん(関西方言で捨てる物との意味)から来ているとも言われています。魚食文化の日本では伝統的に肉食は一般化しておらず、戦後普及したといっても内臓肉はほとんど消費されていませんでした。そのため、人気もないので一般的に価格が安く、屋台や一杯飲み屋のようなところの定番メニューでした。サラリーマンの憩いの場所という限られたスペースでの人気メニューでした。

しかし、そもそも内臓肉は欧米を初めほとんどの国では人気も高くグルメ料理という位置づけもされています。そこにもってきて、最近はコラーゲンが豊富でしかも低脂肪というところが女性に受けているようです。低価格であるという点も見逃せません。

一昔前、バブルの頃にはもつ鍋がブームとなり日本中を席巻しました。九州の博多発でしたが、今回は大阪発のようです。もつ鍋は寒い時期に需要が高まるという季節性がありましたが、ホルモン焼きにはあまり季節は関係ないようです。それだけ大きな爆発力を秘めているとも言えます。業界最大手であり、ホルモン焼きを全面に打ち出し、情熱ホルモンという名前で展開している五苑マルシン株式会社 は関西での出店はほぼ終え、関東に向けて出店攻勢を掛けていくようです。これからホルモン焼きが全国的にブームを迎え、定着していくのか今後の動向が気になるところです。

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