直葬
(チョクソウ)

直葬とあると直送の間違いではないかと思われるかも知れませんが、直葬は単語登録でもしていないかぎり変換されないことばですから、もちろん誤変換ではありません。ただ、私たち流通関係者にとっては直送の方がなじみはありますね。

直葬とは人が亡くなった後、従来のようなお葬式にまつわる祭式の類を省略し、極端な場合には病院のベッドからお墓に直行し、埋葬することを言うのだそうです。東京都内の場合などは2~3割がこの直葬になるそうです。これは日本人の寿命の伸びが高齢で亡くなる人を増加させ、と同時に核家族のために故人を見とる人が少なくなったという社会事情があるようです。一方で、葬式自体を好まずあまり周りに迷惑を掛けたくないという人が増えてきたのも一つの要因のようです。

こういった社会事情に合わせて、葬儀ビジネスを展開する葬儀社なども、シンプルで都会的な葬式プランというのを打ち出してきています。

さて、フランチャイズというと合理的でビジネスや事業と捉えられるのが通常です。ですからこのような少しマインド的なことを必要とする葬儀ビジネスにはそぐわないことのような印象を受けます。

しかし果たしてそうでしょうか。
それは個人の資質に起因することであり、ビジネスの内容とは本来関係ないのではと思えます。フランチャイズには業種別に大きく分けると小売業、飲食業、サービス業があります。そのうちサービス業は歴史としては新しいものですが、サービスなのですから全ての業務にマインドあるいはもっと言うとスピリッツ的なものも関与してきます。軽重の度合いはあっても多業種に比べると比率はとても高いものです。

では、サービス業はフランチャイズシステムシステムに馴染まないかというとそうではありません。順調な伸びを示しています。

フランチャイズWEBリポートには葬儀ビジネスのフランチャイズチェーンとしてティアが掲載されています。同社の今後の推移を眺めていくとフランチャイズシステムの本質的な部分の一端が見えてくるかも知れません。

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