連載 京都市 V.S コンビニ業界

京都市 V.S コンビニ‐市民会議はどこへ向かうのか-3

フランチャイズ情報市民会議はどこへ向かうのか。

【地域団体】
京都市ユースサービス協会 理事長
遠藤保子氏

ユースサービス協会の遠藤でございます。立命館大学産業社会学部で教えております。えー,私は浅利さんがブータンに行かれると仰いましたが私は明日からアフリカでございます(笑)。行くところはケニアとナイジェリアで、人間のいわゆる昔からの生活をしているとアフリカはとらえられますけれども、その原点に返った生活を見据えてですね、私たちの現代の生活をどのように反省できるのかという視点も含めて、この委員会では意見を述べさせていただければと思います。

ユースサービスの代表という形で来ておりますので、少し協会について説明をさせていただきたいと思っております。ユースサービスという理念は、京都が青少年の行政をするときに新しい考え方で始められたものなんですね。これまで青少年の問題というのは非行に走った青少年をどのように対処するかということで行政が取り締まりの対象として行ってきたものをですね、京都はそうではなくって青少年の学びたいことをする、その環境作りいろんなサポートをすれば、青少年は非行に走らないだろうということでユーサービス、つまりこれは青少年の”自己成長援助システム”のことなんですけれども、そういった意味で様々なサポートをしようというのが京都市が行ってきた青少年に対する基本的な考え方なんです。

で、このユーサービスという考え方はイギリスから、イギリスの考え方を京都大学の元教授のシバノ先生が広めたものです。設立して20年になりまして、今年は20年の記念行事を色々と行おうというところでございます。
ですから青少年のさまざまなサポートをどのようにするのかということをメインにしつつ、課題のある青少年に対してはどのように対処していかなければいけないかということで協会自体は動いております。

そういった意味で今の青少年の存在と指向とそれに対して私たちがどのようにサポートしていくのかということを踏まえて、みんなでこのライフスタイルを考えていかなければいけないかなと私は考えております。合わせて、座長、副座長、浅利さんも仰いましたが、ライフスタイルを考える時に今のマスコミだとどうしてもコンビニの問題に焦点を合わせてきているような気が致しますが、私はそうではなくて、もっと幅広い考え方で捉えなければならないかなという思いでおります。

あの、ちょっとこの資料に関しまして、分かんないことがあるので質問させていただいていいでしょうか。
事務局:はい、どうぞ
遠藤:9ページの「深夜型ライフスタイルと青少年の問題」というところで、深夜徘徊について書かれていますが、この対象となった年齢は何才から何才で、この場合の深夜徘徊というのどこまでを徘徊と考えてらっしゃるんでしょうか。また、それはどのように、なぜ悪いこととお考えなんでしょうか。それを少し教えていただきたいんですが。
事務局:大変申し訳ございません。あの、済みません、その資料を持ち合わせておりませんので、次回回答させていただきます。

えー、ま、私も昔は青少年でありまして、老人になると朝早く、夜早くと本当にアフリカの人たちと同じような生活をして健康的で良いなとは思っておりますが、若い頃を振り返りますとやっぱり夜にすごい活動をしたなというところもありますので、一概に深夜は悪いではなくって、やっぱりメリハリを付けて基本は朝型で夜早く寝るというのを守りつつ、時には臨機応変に対処できればと思います。以上です。