まいぷれ 先輩オーナーの声(渡邊 幸オーナー)

「地元のことを知らない自分が悔しかった」20代女性の創業ストーリー

まいぷれ まいぷれ糸魚川 渡邊 幸 オーナー

前職ではスポーツジムのトレーナーとして勤務。コロナ下で地元の情報発信の必要を感じ、2021年に、まいぷれ事業への参入を決断。株式会社おらとこリンクを設立してまいぷれ事業に参入。Instagram等も開設し、若者も含めた積極的な交流を図っている。

地元のことなのに答えられなかった悔しさ

私は糸魚川市で生まれ、高校卒業後は新潟市で働いていました。その時、新潟市の方から「糸魚川市って何があるの?」と質問されることがあったんです。私はすぐ「何もない」と答えてしまいました。
でも、逆にその新潟市の方から「糸魚川市には、こんな場所があるよね。こういうお店もあるね」と言ってもらえたんです。
「あれ、地元民より新潟市民の方が詳しいぞ」と驚いて…。

そのときにちょっと悔しい想いをしたのを覚えています。振り返ると、「生まれ育ったまちのことを自分は全然知らなかった」という悔しさが、今の事業参入につながる最初のきっかけです。

コロナの状況下で創業を決意

コロナ下で、地元のお店はほぼすべて休業状態になっていました。さらに、自分自身含め、勤務先や自治体の要請により市外に出られなくなった人が多くいました。

今までは隣の市に買い物に出ていたところを、コロナ下では糸魚川市内で賄わなければならなくなったんです。

その際地元のお店の情報をインターネット検索で調べても、全く検索結果に出てこず、特に「最新の情報」を得ることができなかったんですよね。

地元の方々の「お店の最新情報が分からない」と困っている様子と、お店の方の「お店の情報を知ってほしいのに、どうしたらいいか分からない」と双方が悩んでいる様子をみて、「これは誰かがやるのを待っているんじゃなく、自分が地元情報を発信するしかない」と創業を決意しました。

その後まいぷれ事業を見つけて、「これだ!」と思い、問い合わせをしました。

「確実に地域の情報を届けられている」という手ごたえ

早くもまいぷれ利用店舗から「新しい年齢層のお客様が来店してくれた」と言っていただけています。

例えば糸魚川市で100年以上続く化粧品店があるのですが、そのような老舗のお店でも、まいぷれをきっかけに新たなお客様が来店してくれたという声をいただきました。そのお客様は特定メーカーの化粧品を買いに来られたのですが、ずっとそのお店では取り扱っていたのにインターネット上での告知をしていなかったために知られていなく、お客様はいつも県外まで買いに行かれていたそうです。

また、まいぷれ糸魚川市公式Instagramも運用しているのですが、そちらでは「まいぷれを見て、糸魚川市の新しいお店に行ってみました」とユーザーさんからメッセージをいただくこともあります。中には県外の方から連絡をいただくこともありました。

このように、本来はもっといろんな方に知ってほしいと思っていた地元の魅力を紹介することで、地元の方や県外の方が糸魚川市を訪れてくれる。結果、地域経済の活性化に携われていることは、とても嬉しいです。