スクラップアンドビルド
(スクラップアンドビルド)

スクラップアンドビルドとは2015年に第153回芥川賞を受賞した羽田圭介氏の『スクラップ・アンド・ビルド』という書籍で広く人に知られることとなった用語かもしれませんがWikipediaでは「老朽化した店舗や小規模店舗を閉店し、同じ商圏や地域で大規模の新店舗に置き換えること」と説明されています。

フランチャイズ業界においても為された事例が多く例えば、マクドナルドの原田泳幸元社長時代の2010年。2009年に3,715店舗あった店舗を3,302店舗にまで減らし、スクラップアンドビルドが行われました。(約410店舗の減少)

俗に言うマクドナルドの戦略的閉店と呼ばれるものですが、立地・規模・設備水準が本部の指定する規格に合わない店舗は黒字であっても閉鎖するという思い切った戦略でした。「マクドナルドのブランド価値を向上させる」というねらいが原田泳幸元社長にはあったのです。

そんなスクラップアンドビルドが行われるメリットについてですが、その時々の顧客ニーズの変化に対応できるという点が挙げられ、コンビニ業界や流通業界でも多く行われている事例があります。

しかし一方で、昭和時代に生まれた大型スーパーが住んでいる町からスクラップアンドビルドの影響で撤退し、買い物難民を生み出しているというデメリットも発生していることが問題視されています。

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