買取専門店の人気ランキングTOP10!ブランドの特徴や買取品目などまで徹底検証

フランチャイズWEBリポート編集部 |2021年02月05日 公開 (2024年04月02日 最終更新)
買取専門店ランキング

2020年8月に金相場が過去最高値を記録していることなどでなにかと話題な買取業界。さらにリユース市場も8年連続で市場が拡大しているなどまさに今注目の市場です。

そこでこの記事では、創業何十年のブランドから新興ブランドなど、買取専門店の人気度を「店舗数」という軸でランキング化しました。テレビや雑誌などで紹介される企業も多く、新時代を生き抜くビジネスのヒントが満載です!(※店舗数は2021年5月時点に調査したものです)

新しく掲載開始したオーナー募集情報まとめ

買取専門店の人気ランキングTOP10

1位 おたからや・・・900店舗(直営43店、フランチャイズ店857店)

おたからや

おたからやは日本全国に600店舗以上を構える最大手の買取専門店です。 その店舗数は他のブランドと比べても圧倒的で、フランチャイズ加盟店数も5年連続で1位のブランドです。「買取実績40年の信頼」と「他社圧倒の高価買取実績」を売りに、ナンバーワンブランドとして独走し続けています。

その発祥は1975年に、日用品を扱う100円均一のお店で古物、骨董品を取り扱ったことでした。そして2000年横浜に『おたからや』1号店を開店、2008年にはフランチャイズ1号店となる『大阪梅田店』を開店し、現在は612店を展開するブランドへと成長しました。

貴金属やブランド品だけでなく、切手、古銭、骨董品、贈答用のタオルなどリユース可能な物全ての買取を行なっています。一流の査定士による査定や、独自販路の多さ、自社完結のメンテナンスにより高額での買取を実現しています。

さらに、遺品整理や生前整理も行っており、フランチャイズ加盟に関しては、2坪からの出店が可能で、初期費用100万円から始められるプランもあります。

2位 買取専門店 大吉・・・340店舗(直営約90店舗)

買取専門店 大吉

買取専門店 大吉は、買取企業を対象とするイメージ調査で「買取価格満足度No.1」を複数回獲得するなど、2010年発足の新しい会社ながら、存在感を存分に発揮している買取専門店です。(2017年楽天リサーチ・2019年、2021年日本マーケティング・リサーチ)

店舗の雰囲気は、目にまぶしい貴金属の装飾やギラギラとした怪しい雰囲気をできるだけ排除して、初めて利用する人や、親子連れでも入りやすいシンプルな店づくりを徹底しています。また買取商品も豊富で、ブランドのバッグや貴金属はもちろん、カメラや携帯電話など、他では扱っていないような商品の買取も可能で、古いものや壊れている物でも買取可能な場合も。

フランチャイズでの開業に関しては、サポート体制が手厚いことも特徴で、新店舗オープンから1ヶ月間で受けられるサポート(SVが訪問しての実務研修など)は、フランチャイズ加盟店オーナーから特に高く評価されています。

3位 ジュエルカフェ・・・国内外250店舗以上(全店直営)

2005年にコンサルティング事業を始めた若者3人が、2007年に「ジュエルカフェ」1号店をオープン。その名前の通り、カフェでくつろいでいるかのような居心地の良さを追求した店づくりと、女性従業員による丁寧な接客が特徴です。ショッピングモールや駅前商店街などアクセス抜群の好立地に店舗を増やしています。買取品目は、貴金属をはじめ、ブランド品、時計、衣料、家電やホビー商品にいたるまでと幅広く、多彩な販売ルートによる他社より高い買取価格を売りにしています。

業界で初めて全国規模のテレビCM(貴金属刑事)を放送した買取店で、現在は有名女優が企業看板を務めています。ニュースや特集などでたびたび取り上げられるなど、テレビやネット上での露出戦略にも積極的な様子がうかがえます。

4位 大黒屋・・・236店舗(直営店は約50店舗) 

オレンジ色の看板でおなじみの「大黒屋」は、1981年にチケット売買業としてスタートしました。現在は、ブランド品売買、質預りなどを中心に事業を拡大し、全国各地に230店舗以上店舗を構えています。難関な指定試験をクリアした質の高い査定士による確かな査定が定評で、FC店はオープン後も定期的な本部のチェックやアドバイスがあるため、接客の良さも人気の理由です。 また、一部の店舗では、外貨両替の他、ウエスタンユニオンと業務提携を結んで海外送金も行っています。

フランチャイズ事業に関しては、2005年にフランチャイズ1号店(京都リフォルテ店)を出店して以来、2020年1月時点までに180店舗以上の店舗を開設し、その勢いは全国各地へと波及しています。

5位 なんぼや・・・128店舗(全店直営)

「なんぼや」を経営する株式会社SOUは、設立2011年ながら2018年には東証マザーズに上場、ブランド買取業界では2位の売上高を誇っています。2020年9月には買取専門店「ネオスタンダード」と屋号を統合したことにより、28店舗の「ネオスタンダード」が「なんぼや」に加わり、国内外に100店舗(海外3店舗)を突破しました。ネオスタンダードで人気だった時計修理工房も「なんぼや時計修理工房」として引き継がれています。

なんぼやには「BRAND CONCIER」(5店舗)という別形態の店舗があり、予約が可能で高級ホテルのような落ち着いた内装の店舗や、国際的に認められたGIAGGの資格保有者が在籍しているなど高品質なサービスに定評があります。

買い取った商品の販売販路として、東京銀座にある「ALUU」という希少価値の高いブランドを取り扱うビンテージショップをの展開も行なっていることや、中国などブランド需要の高い海外へ販売しています。社長が元Jリーガーという異色の経歴であることからもメディア露出は多めのようです。

なおグループ会社では、2020年6月に資産整理ビジネスの一環として「なんぼや不動産」をスタートし、生活全般にわたるリユース事業をしています。

6位 WAKABA・・・121店舗(フランチャイズ店のみ)

WAKABA

WAKABAは、もともと買取専門店のフランチャイズ本部に勤めていた役職者が集まって立ち上げた新興ブランドで、2017年にフランチャイズ初出店以来、2年で60店舗の出店を果たし、現在は100店舗を突破している最も勢いのある買取専門店です。

若葉色のお洒落な店内デザインは、子連れの主婦でも買い物ついでに気軽に立ち寄れるような空間を演出し、新たな潜在ニーズを引き出すことに成功しています。

また、中古品を修理して使いたいという新たなお客様のニーズにも応えられるよう、買取専門店で初のリペア受注を可能にしました。修理品目は主にジュエリーのリペアや時計のオーバーホールで、新規客の集客はもちろん、リピーター獲得にも有効です。

業界の良いところも悪いところも知り尽くしているからこそできた数々の戦略で、2020年には「注目のフランチャイズ」「フランチャイズ満足度」など3つの部門でNo.1を獲得しています(日本マーケティングリサーチ機構調査2020年4月調べ)。

7位 エコリング・・・100店舗

「なんでも買取」がモットーのエコリングは、貴金属やブランド品に関わらず、家具やオモチャ類、ぼろぼろの古着や使いかけの化粧品まで、何でも買い取る買取専門店です。買い取った商品は、リペアした上で独自のルートで販売されています。 古着などは海外で販売される物も多く、エコリング公式アプリをダウンロードしてから買取をしてもらうと、時には商品を受け取った海外の人から「ありがとう」のメッセージが届くこともあるのだそう。 また、買い取った商品が予想以上に高く売れて利益が出すぎた場合、そのお客様にキャッシュバックされる「ありがとう還元」も人気です。

また、ブランドバッグやジュエリー等の古物を専門に取り扱うBtoB向けオークション「エコリングtheオークション」も開催しており、販売見込みの70%を出品時に支払い成約後差額を支払うことで、古物商の資金繰りをサポートする業界初評価額支払サービスも行っています。

フランチャイズの加盟募集に関しては、エコリングの価値観を共有できる異業種の法人に限っており、実績のある直営店を引き継ぐ形をとっています。 2020年11月には、100店舗目の出店を達成し、2020年11月19日には 「カンブリア宮殿」(テレビ東京)でも紹介されています。

8位 キングラム・・・80店舗(直営30店)

大阪で2003年に創業したキングラムは、関西を中心に展開する買取専門店です。直営店は30店舗あり、そこで培った成功モデルをフランチャイズ店舗に導入するスタイルで、全国に店舗数を増やし続けています。

店名から金・プラチナ等の貴金属の買取専門店を想像させますが、自社でリサイクルショップ「良品買館」を19店舗展開していることから、ブランド品や時計の買取はもちろん、古着やホビー用品、工具や生活雑貨など幅広い品目の買取りを行なっています。

最近では、生前・遺品整理を考えるユーザーへの家財整理サービス「きもちもせいり」や、新たなサービスとして「キングラムリペア」をスタートさせるなど、独自のスタイルで総合リユースビジネスを発展させています。

フランチャイズ加盟に関しては、本部の真贋チェックなどのサポート体制や、国内外に向けた自社ECモールに出店できるシステムもあります。出店場所に関しても、現在別事業を行われている方など既存の店舗内に2坪ほどのスペースさえ確保できれば、開業ができるので低コストで開業できることもキングラムの魅力の一つです。

またグループ内では、電動工具を中心としたプロ仕様向けの工具専門リユースショップ「ツールマン」も展開しています。

9位 コメ兵・・・全国52店舗(新業態店舗8店を含む)全店直営

1887年、愛知県で米屋からスタートしたコメ兵は、戦後、古着が飛ぶように売れたことからリユースショップを1947年に創業しました。300人以上の専門バイヤーによる信頼の目利きと、品物の価値を高めるメンテナンス力に定評があることが特徴で、2020年3月期にはブランド買取業界売上高ナンバーワンを記録しています。

百貨店のような大規模なリサイクルデパートを大都市に5店構えているほか、大小規模の買取・販売店が16店舗、買取専門店が24店舗、また、カジュアル衣料や小物の販売・買取を扱うリサイクルショップ「LINK SMILE」や「USED MARKET」も8店舗展開しています。

2020年には、中国・タイへ出店し、ブランドリユース事業のグローバル展開を図っています。海外への販売ルートを持っていることが買取業態として強みになっています。

グループ内企業に、「ブランドオフ」という買取・販売店ブランドも存在しており、国内外にFC店を含む計20店舗を展開しています。

10位 ワンダープライス・・・43店舗(全店直営)

運営会社の株式会社ゼロジャパンは、2002年に埼玉県狭山市で総合リユースショップを開始しました。現在のワンダープライスがスタートしたのは2006年のこと。明るいブラウンを貴重にしたカフェのような雰囲気のワンダープライスは、関東のショッピングモールなどを中心に30店舗以上展開しています。

ワンダープライスでは、直営の販売店や、自社のオンラインショップなど販売先があるため、買取品目が貴金属、ブランド品の他にも、ゲーム機や酒類など、幅広く買取をしています。また宝石鑑定士(GIA-GG)が在籍しているなど、高い査定力にも定評があります。

ブランド品などの家財を売らずに「質屋」として利用できるサービスや、家財評価アドバイザーとともに生前整理や遺品整理を進めるサービスも行っています。

2017年からは、従来の買取だけでなく、世界的なオークション会場への出品代行サービスを提供する新業態「ワンダープライスNEO」も展開しています。

買取専門店ごとの特徴を知って開業する

ブランド買取店舗数ランキングTOP10にランクインした企業は、いずれも「優れた目利き」「高価買取に自信」「幅広い買取品目」を確立していました。

さらに、買取方法は全社とも店頭買取、宅配買取、出張買取の3つ。宅配買取に関しては、特定キットが準備されており、お客様はそれに入れて返送するだけ。査定に関してはすべて無料です。一方、リペアサービスの有無、質屋機能があるなど、リピート来店を促す方法に各企業の特徴や違いが表れていました。

買い取った商品の販売販路としては、実店舗以外にもインターネットオークションやアプリを駆使している会社が多く、海外にまで販路を広げている会社もありました。ブランド品の需要は中国など海外でも高く、日本人のプロの真贋チェックを経た商品には高い価値がつくようです。さらに、ユーズド品であっても着物や骨董品などは国内よりも海外の方に高額で取引されるケースもあるようです。

大手のブランド買取企業は、有名人を起用したCMや、メディア露出など広報戦略に力を入れている企業が多く、その認知度や安心感から新規客やリピート客の獲得につながります。また、フランチャイズ加盟を募集している企業の中には、開業後も真贋チェックのサポートや、贋作を買い取ってしまった場合の損失補償のなどサポート体制が手厚いところもあるので、買取専門店での独立起業を考える方は、フランチャイズの活用を検討してみてはいかがでしょうか?

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