マクドナルドがフランチャイズ加盟店を募集中!契約内容と収益性を解説します
マクドナルドは直営店だけでなく、フランチャイズ加盟店もあることをご存じでしょうか。そもそも日本にあるマクドナルドはアメリカにある本社のフランチャイズです。日本のマクドナルドは日本マクドナルドホールディングス株式会社によって経営されている直営店がほとんどですが、フランチャイズ加盟店も募集しています。
世界的に有名かつトップクラスの売上を誇るマクドナルドのフランチャイズとはどのようなものでしょうか。 今回はマクドナルドのフランチャイズについてご紹介いたします。
マクドナルドとは
まずはマクドナルドがどのような企業かをご紹介します。
マクドナルドの概要
マクドナルドの本社はアメリカ合衆国のマクドナルドコーポレーションです。日本のマクドナルドはマクドナルドコーポレーションとフランチャイズ契約をしている、日本マクドナルドホールディングス株式会社です。日本では1971年に1号店が東京の銀座でオープンしました。2021年には日本マクドナルドホールディングス株式会社は50周年を迎えています。
マクドナルドは世界的にもトップクラスの外食企業であり、世界の外食企業売上高ランキングではスターバックスに次いで2番目と好成績を記録しています。(出典:いちよし経済研究所)
日本にあるマクドナルドの店舗数
マクドナルドは、日本で3,000店近い店舗数を展開しています。これはトップのアメリカに次ぐ2番目に多い店舗数であり、日本での人気の高さが窺えるのではないでしょうか。
都道府県別で見ると東京都がもっとも多く、次いで大阪府、神奈川県の順になっています。ただし人口別で見ると平均が10万人当たり2.27軒であり、都道府県別では京都府が10万人当たり3.07軒となっておりトップです。
反対に店舗数が少ない都道府県は島根県、鳥取県、高知県です。ただし人口10万人あたりの少なさでは岩手県がもっとも少なくなっています。
マクドナルドのフランチャイズとは
マクドナルドのフランチャイズに加盟するにはどのような方法があるのでしょうか。こちらで契約内容などと併せてご紹介します。
マクドナルドのフランチャイズの基本情報
日本におけるマクドナルドのフランチャイズは1976年から始まり、40年以上もの歴史があります。日本ではフランチャイズオーナーはおよそ200名、店舗数の平均は1人あたり10店舗と多い傾向です。平均年商も約20億円と高い金額になっています。
また、マクドナルドのフランチャイズオーナーは店舗経営だけでなく地域との関係が深く、社会や地域貢献に力を入れている方が多いという特徴もあります。 2017年時点ではマクドナルドのフランチャイズ店の比率は67.97%となっており、半分以上がフランチャイズ店です。
マクドナルドのフランチャイズに加盟する方法
マクドナルドのフランチャイズに加盟するには、まずオーナー希望者対象の説明会に参加しなくてはなりません。2022年2月時点ではオンラインでの動画説明会が開催されており、申し込めば24時間いつでも好きなタイミングで動画を視聴することができます。
動画説明会ではマクドナルドのビジネスやフランチャイズに関する説明が行なわれます。動画視聴後は開業に関する質問などができ、実際にフランチャイズオーナーが経営するマクドナルドの店舗で実体験を積みます。店舗で業務に携わるオーナーとの面談も行われ、体験談などを聞いてから本当にフランチャイズオーナーとして開業を希望するかの確認があるため、具体的に開業後のことを考えておきましょう。
フランチャイズへの加盟を引き続き希望する場合、さらにマクドナルドへの理解を深める研修が始まります。店舗での実務経験以外にマクドナルドが自社で独自に社内教育を行なう施設「ハンバーガー大学」での研修も受けなければなりません。オーナーになるためのトレーニングプログラムは6~18ヶ月間あり、これまでの経験などによって期間が決まります。このトレーニングプログラムを無事に終えると、店長の資格を取得することができます。
マクドナルドのフランチャイズの契約内容
マクドナルドのフランチャイズ募集地域は全国なので、開業しやすい場所を選べます。ただし、どこでも自由に開店できるというわけではありません。開店するエリアや具体的な場所については本部からの指示に従う必要があります。フランチャイズオーナーとして新たに開店する際の店舗は既存の店舗を日本マクドナルドホールディングス株式会社の直営店を買い取る形になります。
また、契約は1期につき10年で、10年経過ごとに更新するシステムです。 毎月本部に支払う費用は売り上げに応じた金額以外に、店舗によって金額が異なるレントロイヤリティー、インフラサービスフィーのほか、宣伝広告費用や原材料の仕入れなどの費用が加算されます。 具体的な金額については次の項目で詳しくご紹介いたします。
マクドナルドのフランチャイズ加盟に必要な資金
マクドナルドのフランチャイズに加盟するためには加盟資金として250万円が必要です。 毎月固定になっているロイヤリティーは売上金額の3%です。宣伝広告費は4.5%、インフラサービスフィー0.7%となっており、初期費用では別途店舗の購入費も必要になります。(2022年8月時点)
店舗価格は立地、敷地面積、築年数など店舗の価値によって想定される売上に応じた金額です。
マクドナルドのフランチャイズを始めるにあたって特に気を付けておきたいのが人件費です。マクドナルドは24時間営業をしている店舗が多いですが、24時間営業をするには人件費も多く必要になります。
よってランニングコストを最初から売上ですべて賄うのは厳しいかもしれません。特にこれまで店舗経営の経験がない人がオーナーになる場合は、用心深くランニングコストを考えておくほうがよいでしょう。
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マクドナルドのフランチャイズに加盟するメリット
マクドナルドのフランチャイズには大手ならではのメリットがあります。こちらでは具体的なメリットについてご紹介します。
本部のサポート力が高い
マクドナルドは世界的にも有名な企業であることから、サポート体制が充実しています。とくに開店前のトレーニングは時間をかけて行うため、安心して学ぶことができます。また、ハンバーガー大学ではマクドナルドに関する実務以外の講習が行われるので、実務と知識の両方を身につけることができるでしょう。
開業後はビジネスコンサルタントが窓口として、店舗運営の相談を受け付けています。世界中にあるマクドナルドから培われたノウハウによって万全のサポートを受けられるでしょう。
圧倒的な知名度
マクドナルドは世界的にも知名度がある企業のため、加盟店であるだけで強い宣伝効果があります。街中でもよく見かける黄色いMの看板は小さな子どもから年配の方まで、何を売っている店舗なのかすぐにわかります。
マクドナルドはテレビCM、広告、メディア、SNSなど多くの媒体によって宣伝が毎日行なわれているところもメリットです。高い知名度と多くの宣伝がされていることで、集客に力強い効果を発揮します。
開業資金の融資制度
ご紹介してきたように、マクドナルドのフランチャイズに加盟するには多くの資金が必要です。そのため一括で余裕をもって資金を用意することは難しいかもしれません。
しかし、マクドナルドではマクドナルドと良好な関係を持つ金融機関から店舗取得費用の最大75%を融資として受けられる制度を設けています。金利も優遇されているため、開業資金が不安な方は具体的に相談してみてはどうでしょうか。
世界的知名度を誇るマクドナルドのフランチャイズ
圧倒的知名度と幅広い世代からの人気があるマクドナルドはサポート体制も充実しており、多くのメリットが得られます。
これから新たな飲食店のフランチャイズ加盟を考えている方は、一度マクドナルドの動画説明会を視聴してみると参考になるかもしれませんよ。
また、ウェブリポではハンバーガー店をはじめ、さまざまな飲食ブランドを掲載中です!加盟を検討されている方は、ぜひご覧ください。