デリカテッセンとは?惣菜との違いや歴史、需要についてわかりやすく紹介

フランチャイズWEBリポート編集部 |2021年09月13日 公開 (2024年04月02日 最終更新)
デリカテッセン

コロナ禍でリモートワークが進み、昼食の準備に悩む機会が増えたことでしょう。外食の機会も減り、毎日の食事作りに頭を悩ます人も増えたはずです。そんな背景から、惣菜やテイクアウト商品が活況を示しています。さらに、コロナ下の新たな楽しみとして、記念日や、友人との家飲みの機会などに、いつもよりも値段が高くても彩り豊かな豪華なご飯を楽しみたいという新たなニーズも生まれました。そんな非日常の期待に応える「デリカテッセン」についてご紹介します。

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コロナ禍で拡大した中食需要

デリカテッセン

コロナ禍の影響で、「外食」とは対照的に大幅に伸びているのが、「巣ごもり消費」の代表格である「内食」(家庭内調理)と「中食」(惣菜・弁当など)の需要です。購入したあと持ち帰ってすぐに食べられる中食は、手軽で時短という利点が時代のニーズにマッチし、中食の市場規模は右肩上がりに拡大しています。

カテゴリー別では米飯類と一般総菜が多く、スーパーマーケットで販売されている総菜の場合、購入頻度の高い3品目はコロッケ、握り寿司・巻き寿司、鶏の唐揚げとなり、家庭で作るのが大変なメニューが上位を占めています。

また2019年10月から施行された消費税率引き上げに伴い、店内飲食の場合10%、テイクアウト購入なら8%と制定された軽減税率の適用も消費者の選択に大きな影響を与えました。ひとつのメニューとして見れば僅かな差ではありますが、同じ物を買って2%の差が出るためテイクアウトして家で食べるという人が増える結果となりました。

さらに単身世帯、女性の社会進出・共働き世帯、高齢夫婦世帯の増加などによるライフスタイルの変化や、冷凍技術や物流システムの高度化といった技術革新も手伝って、中食の市場は拡大の一途をたどっています。

中食が普及するにつれて、より手間のかかった料理や、健康志向から多品目の食材を使用した料理などが人気を集めるようになりました。高齢の単身・夫婦世帯は少量でも品数や味、見た目にこだわる人も多く、消費者のニーズは多様化しています。

デリカテッセンと惣菜

最近、「デリカテッセン」や「デリカ」という言葉をよく聞くようになってきました。インターネットでも「デリカテッセン」と検索してみると、お洒落なカフェ風のお店やメニューがずらりとヒットします。 さて、いつからか身近になったこの「デリカテッセン」について、その語源や誕生のエピソードを紹介してみましょう。

デリカテッセンとは

日本では洋風の調理済み、あるいは少し手を加えるだけで食べられる高級惣菜、またこれを扱う小規模の店舗を総称して「デリカテッセン」や「デリカ」といっています。高級レストランに行かずに、比較的安価におしゃれな料理を味わえる点が買われ、いまや主要デパートの食品売場だけでなく、ショッピングモールやスーパーマーケットの惣菜コーナーなどでも、店づくりのメイン商品のひとつとなっています。

また、パークハイアット東京の絶品サンドイッチやポークリエットのように、ホテルのシェフがプロデュースし、ホテルのショップ内で販売される食料品もデリカテッセンと呼ばれています。コロナ禍で気軽に外食ができない中、このようなプチ高級料理が手土産としても人気を博しています。

惣菜とは

惣菜

2019年まで10年連続で成長してきた惣菜市場規模は、2020年にはコロナ禍における生活者の行動様式の激変によって、前年比4.8%減少しましたが、2008年から10年間で約2兆円ほど大幅に成長を遂げています。

食市場全体の中でも特に惣菜市場の成長は著しく、2008年から比較すると127%を超えてきており、高齢化・核家族化・女性の社会進出などライフスタイルの変化を反映して、惣菜の利用が大きく増加していることが分かります。(日本総菜協会発行「総菜白書」より)

内訳は専門店他、食品スーパー、コンビニエンスストアの順に市場規模が大きく、消費者のライフスタイルが強く表れている点が特徴です。中食産業は今後もさらなる成長が期待できる分野として、さまざまな業界から注目を集め始めています。

人気急上昇のデリカテッセン 

デリカテッセン 女性

コロナ禍で気軽にレストランに行けなくなってしまった今、デリカテッセンはお家でレストラン気分を再現するための必須アイテムとなりました。

そんな流れに沿うように、最近では、大型のショッピングモールやスーパーマーケットの食品売り場も、デリカテッセンを扱うコーナーを設けるなど、店づくりのメイン商品のひとつとなっているのです。また、またこれらを扱う小規模の店舗も総称して「デリカ」と呼ばれています。

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話題のデリカテッセンでお家レストランはいかが?

デリカテッセン

コロナ下で、飲み会や複数人での会食の機会が持ちにくい期間が長引いたことで、消費者の価値観は大きく変化し、デリカテッセンを持ち寄りお家レストランを楽しむ人達が増えています。 美味しい生ハムやローストビーフなどはお家飲み会を華やかにしてくれるアイテムや、高級レストラン気分を存分に味わえるハンバーグなどのお洒落な肉グルメも定番人気です。

コロナ収束後も、少人数で美味しい時間を過ごすニーズはますます高まっていくことでしょう。今は、レストラン気分を楽しめる洋惣菜のお店も増えてるので、デリカテッセンでお家時間に彩りを加えてみてはいかがでしょうか?

全国3カ所のショッピングモールで展開しているデリカテッセン「グリルバーグデリ」では、東京浅草の人気洋食店「浅草グリルバーグ」が提供している絶品ハンバーグが購入できるほか、色彩豊かな洋食惣菜も多く販売しています。

また『グリルバーグデリ』は、フランチャイズ契約とは少し異なるライセンス契約でパートナーを募集中です。ショッピングモールのデリカテッセンコーナーやフードコートに出店するプランなど、いろいろなコンセプトに合わせた出店プランなどがあります。気になる方はぜひお問い合わせください。

デリカテッセン

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