新たな障害者デイサービスの形!運動療法をメインとした日本初の障害者デイサービス「ワーカウト」とは

フランチャイズWEBリポート編集部 |2021年01月07日 公開 (2021年01月26日 最終更新)
ワーカウト

現在全国各地に多くの福祉施設がありますが、その多くが高齢者用の福祉施設で、障害者用の福祉施設は少ない傾向にあります。少子高齢化社会において高齢者向けの施設が多く必要とされていることは事実ですが、実は障害者も年々増加傾向にあります。障害者デイサービスや障害者グループホームは非常に需要が高まっているにも関わらず、提供可能なサービス内容や施設が少ないことは新たな社会問題といえるでしょう。

今回は、社会的ニーズが高い障害者用施設の中で、運動療法に特化した障害者グループホーム「ワーカウト」についてご紹介します。

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社会問題の一つ?足りていない障害者施設の現状

障害者人口は年々増加している

障害者人口は年々増加しています。現在、障害のなかでも発達障害は遺伝のほか、環境要因が原因となっているといわれています。具体的な環境要因の根拠は挙げられていないものの、現代社会でもよく問題視されているテレビやパソコン、スマートフォンの長時間使用、睡眠の乱れ、化学物質による影響、周囲からのストレスが発達障害を強めてしまうのではないかとの研究が進められています。

また、現在は以前よりも障害に対する認識が広がったことも要因と考えられます。以前はじっとしていることができない人や、すぐに感情的になる人はただの変わっている人や、集中力がない人とされていました。しかし、現在は様々な障害に対する研究も進み、本人のせいではなく、なんらかの障害が原因であることが分かっています。

多くの障害が認められるようになったことで、これまで障害の影響だと思われていなかったことも障害として認知されるようになり、障害者数が増えている要因の一つとなっています。

障害者の人口増加は、障害に対する社会の理解度が上がっているという意味もあるのでマイナス面ばかりではありません。

障害者施設の現状

日本には多くのデイサービスなどの施設がありますが、ほとんどは高齢者向けの施設であり、障害者向け施設は非常に少ないのが現状です。増加している障害者の人数に比べ、圧倒的に施設数は足りておらずケアができない状態の障害者が多くいます。障害者への理解は高まっているものの、必要なケアや施設はまだまだ不足しています。

新たな障害者デイサービス「ワーカウト」とは

障害者数の増加とともに、障害者向けのサービスはこれからさらに需要が高まることが予想されています。そこで、現在注目されている障害者向けデイサービス「ワーカウト」についてご紹介します。

ワーカウトとは

ワーカウトは日本初の運動療法をおこなう障害者向けデイサービスです。

現在ある多くの障害者向けデイサービスは、卓上での作業がほとんどでした。しかしワーカウトでは体を動かすことで脳への刺激を与え、体力づくりと同時に心身の健康を保つことを目的としています。

施設内で障害者が運動するためには、専門の知識をもったスタッフが付き添ったり環境設備を揃える必要があるため、従来の障害者向けデイサービスが運動を取り入れるのは容易ではありませんでした。そんな中、ワーカウトではスタッフや設備を整備し、始めから運動療法をメインに行っているデイサービスなので、障害者が運動できる機会を作り、運動不足解消にもつながります。

運動療法は鬱病、睡眠障害、統合失調、双極性障害、ADHD、知的障害など多くの障害に効果があると期待されています。幅広い障害への受け入れが可能な点もワーカウトの魅力といえるでしょう。

ワーカウトのサービス内容

ワーカウトで行なう運動療法

ワーカウトではキックボクササイズ、ファンクショナルトレーニング、ピラティスといった運動療法を行っています。運動の指導は現役アスリートが行っており、日本スポーツ精神医学会認定のメンタルヘルス運動指導士の資格取得推進も行っています。そのため、一人ひとりの状態に応じて適切なトレーニングを行うことができます。

また、施設には看護師が常駐しており、公認心理士、作業療法士、理学療法士の配置もあるので支援が困難とされている利用者の受け入れも可能になっています。

ワーカウトの利用対象者

障害区分3以上の18歳以上65歳以下が対象になります。ただし50歳以上は区分が2以上から利用可能になっております。身体、知的、精神、発達など多くの障害に対応しています。

利用料金

利用料金は障害の区分によって異なります。 1割負担の場合、非課税で1日当たりの利用料金は下記の通りです。

障害区分2 1,344円
障害区分3 1,403円
障害区分4 1,481円
障害区分5 1,796円
障害区分6 2,157円

この金額に別途昼食代600円が加算されます。

対応内容

車椅子やストレッチャーでの送迎も対応しています。

営業時間

月曜から金曜までの週5日営業です。営業時間は9時から16時30分までとなっています。

ワーカウトを運営しているアニスピホールディングスとは?

ワーカウトを運営している会社は、株式会社アニスピホールディングスと株式会社エイチエルです。

株式会社アニスピホールディングスは全国で300拠点以上開所している「ペット共生型障害者グループホームわおん」の運営会社であり、その他にも様々な障害者をサポートする事業を展開するなど、社会問題を解決する会社として成長を続けています。 株式会社エイチエルはキックボクシング、ヨガ、パーソナルトレーニングスタジオ「3RD Plac」を運営しています。

障害者と運動のエキスパートである2社が共同で運営を行なうワーカウトでは独自の運動療法プランが取り入れられています。2社とも実績、知名度が高いだけでなく、豊富な知識や資格を持つスタッフが多く在籍しており、資格取得の推進も行っているので利用者が安心して過ごすことができます。

ワーカウトのこだわり

ワーカウトではフィットネス以外のサービス提供も行っています。デイサービスなので、利用者が通いやすいように送迎や入浴を行っており、一人では通うことが難しい人でも利用できる環境が整えられています。

また、ワーカウトでは昼食の提供も行なっています。食事は高たんぱくで低脂質・低塩分にこだわったメニューです。味と栄養バランスにもこだわっており、健康な心身に必要不可欠な栄養をしっかり補給することができます。

フィットネスの内容もベーシック、スタンダード、アドバイス、スペシャルの4段階があり、利用者の状況や経験によって最適なプランを選ぶことができます。専門知識を有するスタッフが在籍しているので、どのプランが最適なのかを相談することもできます。最適なプランを選ぶことで心身に程よい刺激を与え、無理なく続けることができます。

また、グループレッスンもあるので他者とコミュニケーションをとり、精神症状の改善をする効果も期待されています。

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新たな障害者デイサービス「ワーカウト」ではフランチャイズを募集中

全身の運動は身体を引き締め、減量や筋肉量アップだけでなく、ストレス発散などの効果もあります。今までデイケアを利用していた人も運動療法を取り入れることで、卓上で行うケア以外の新たな効果を得ることができます。社会貢献のためにも、障害者向けデイサービスはこれからさらなる発展を遂げるでしょう。

今回ご紹介したワーカウトでは、フランチャイズ加盟店の募集も行なっています。ワーカウトは売り上げのおよそ9割が介護給付費なので利用者は低価格での利用ができ、運営者は景気に左右されにくい安定した収入を実現できます。

充実したサポートを維持するために毎月5社のみの加盟に限定されていますが、社会貢献や新たな事業展開のために参入を検討してみてはいかがでしょうか。


ワーカウト

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