台湾カステラってどんなスイーツ?開業しやすいって本当?

フランチャイズWEBリポート編集部 |2021年09月20日 公開 (2021年11月26日 最終更新)
台湾カステラ 台湾スイーツ

ブームになったタピオカを始め、最近では手軽に買える韓国や台湾などアジアスイーツが人気です。コンビニなどでも販売されており、食べたことがある方も多いのではないでしょうか。アジア系スイーツは若者を中心に流行しやすいため、新しい事業として検討している方もおられると思います。

そこで今回は、人気の台湾スイーツである台湾カステラについてご紹介します。もしかしたら、新規事業のヒントになるかもしれないので、ぜひご一読ください。

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台湾カステラとはどんなスイーツ?

台湾スイーツ 台湾カステラ

台湾カステラは日本で売られているカステラとはまた別のものです。まずは台湾カステラについてご紹介いたします。

台湾カステラとは?

台湾カステラは実際に台湾で販売されているカステラで、日本で販売されているカステラに比べるとふわふわとしたシフォンケーキのような見た目をしています。現地では「現烤蛋糕(シエンカオダンガオ)」と呼ばれており、焼きたてのケーキという意味です。 台湾カステラは卵白をしっかりと泡立ててメレンゲを作り、気泡を潰さないように材料と混ぜ合わせて焼き上げるため、通常のカステラでは味わえないしゅわしゅわ・ぷるぷる感があります。 シフォンケーキに比べるとよりしっとりとした食感で、日本よりも先に韓国で人気になりました。

台湾カステラが流行したきっかけ

日本では台湾や韓国のスイーツが非常に人気です。近隣のアジア文化に関心が多い人が増えた現代では、SNSをきっかけに海外の流行や文化を知る機会の増加から、若者を中心に人気が出やすくなっています。グルメは手軽に海外の文化を楽しめるため、特に浸透しやすいのではないでしょうか。

日本では先にタピオカドリンクが人気になっており、そこから新たな台湾スイーツへの注目が高まっていました。SNSでは誰でも簡単に情報を発信することができるため、人の目に止まれば莫大な拡散力を持ちます。カステラは日本にもあるため特に親しみやすく、新たな台湾スイーツを求める人々の目に止まり、台湾カステラへの人気が高まりました。

台湾カステラは日本での知名度が高まった後、アカデミー賞受賞映画「パラサイト」に登場したことでさらに人気となります。話題性がある台湾スイーツは日本でも多くの専門店が誕生し、手軽に楽しめる海外グルメとして広がりました。

台湾カステラはビジネスとして始めやすいって本当?

台湾カステラ

最近は台湾カステラの専門店が日本各地で誕生しており、新たなビジネスとしての注目も高まっています。こちらでは、台湾カステラがビジネスとして始めやすいとされる理由などをご紹介いたします。

注目度が高い

台湾カステラは今、SNSだけでなく雑誌やテレビなどのメディアでも紹介されるほど注目度が高まっています。そのため、まだ店舗がない地域に出店すれば話題性が高いため、初動が見込めます。手ごろな価格なので、幅広い層からも支持されるでしょう。

SNSでの拡散がされれば、さらに集客が見込める可能性が高く、現代と非常にマッチしているのではないでしょうか。また、提供する味をプレーン以外にオリジナリティの高いものを用意すれば、リピーターの獲得にもつながります。

コロナ禍にもマッチしている

現代は感染症対策の観点から、飲食業界は厳しい状況を迫られています。特に店内飲食がある場合、店内に入れる人数を制限したり対面席にアクリル板を設置したりと、営業に多くの制限が設けられています。 また、頻繁に換気を行なったり消毒をする必要があるため、従業員への負担も大きいという点も問題です。

しかし台湾カステラはその多くに店内飲食がなく、持ち帰りのみの営業が一般的です。そのため、コロナ禍であってもイートインコーナーがある飲食店に比べると、業務の負担や制限が少なく済むというメリットがあります。

省スペース、少人数での営業が可能

イートインコーナーがないことで、他にもメリットがあります。 台湾カステラの営業に必要なのはキッチンスペースと、会計をする場所のみと非常に省スペースで済みます。また、接客も会計だけで済むため、従業員の負担が少ないだけでなく、調理と会計さえできれば多くの従業員も必要ありません。

省スペースで開業することで、固定費を抑えることができる他、物件を見つけやすいというメリットもあります。

競合が少ない

いくら話題になっても、多くの店舗が乱立していると集客につながりにくくなります。しかし、台湾カステラは日本ではまだ出店していない地域も多く、競合を気にしなくていいという状況です。

もちろん、競合が出店している地域であれば対策などが必要にはなりますが、出店していない地域を今なら選びやすいため、不要な争いを避けやすいのではないでしょうか。競合が後から出店を始める前に多くのファンを取得する期間を設けられることができるのも、早くに出店するメリットです。

日本国内で展開する台湾カステラ店を紹介

GRAND CASTELLA

台湾の淡水地区で生まれたGRAND CASTELLAは、現在の台湾カステラの元祖といわれる名店です。2021年4月日本に初上陸し、注目を集めています。現在では、日本だけでなく、中国、韓国、マレーシア、シンガポールなどアジア中で親しまれる味となり、展開を続けています。

台楽タンガオ

各種メディアに取り上げられるなど注目度の高い台楽タンガオは、台湾のカステラ製法へのこだわりを大切にし、台湾で修行した職人が本場の台湾カステラを提供しているお店です。台楽タンガオは、フランチャイズ展開もしているので気になる方はチェックしてみてください。

Bull Pulu

お茶・タピオカにこだわったタピオカドリンク専門店のBull Puluでは、一部店舗で台湾カステラの販売も行なっています。甘さが控えめで、台湾カステラならではのふわふわじゅわっとした食感が特徴の台湾カステラで、食べ歩きに最適なカップカステラも販売しています。

台湾甜商店

台湾甜商店は、台湾カステラだけでなく台湾の様々なスイーツを取り扱うお店です。本場の伝統的な製法にならい、あえて一晩寝かせることで現地の味を再現しています。粉糖で「甜」の印をあしらい、ほのかな甘さをプラスしています。さらに実店舗での販売だけでなく、オンラインショップでの販売も行なっているので、近くに店舗がない方でも気軽に購入することが可能です。

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台湾スイーツ

話題性の高い台湾カステラですが、まだ日本では店舗が少ないことから本場の味を再現できるかという点や、運営がスムーズに行えるか不安に感じている人も多いと思います。 自分で調べるという方法もありますが、コロナ禍ではネット以外での情報を集めにくいという問題もあります。

そのような場合は、フランチャイズ展開を行なっているブランドで開業するのも一つの手です。加盟すれば経営ノウハウやレシピなどを提供してもらえるだけでなく、運営のサポートもしてもらえます。台湾カステラをはじめ、これからブームが起こるかもしれない海外のスイーツに注目していきましょう!

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