40代での脱サラのメリットやデメリットは?リスクを下げる脱サラ方法も解説

フランチャイズWEBリポート編集部 |2024年04月05日 公開 (2024年04月09日 最終更新)
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多様化する働き方により、脱サラへの注目度が高まっています。自分らしい生き方を考えた際に、脱サラはさまざまなメリットが得られます。しかし、サラリーマンという安定した立場を捨てることへのリスクを考えると、なかなか踏み切れないという人も多いでしょう。若いうちは大きな挑戦ができたとしても、年齢が上がるほど、考え方はシビアになっていくものです。

今回は、人生の折り返し地点でもある「40代」という年代での脱サラを考え、40代ならではの脱サラのメリットや注意点、リスクを抑えた脱サラ方法などをご紹介します。ぜひご一読ください。

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40代の脱サラ起業のメリット

まずは40代で脱サラ起業をするメリットを紹介します。

これまでの知識経験を活かせる

40代はこれまでの社会人経験が20年以上ある人が大半を占めており、社会人としてはもうベテランと言われる年代であり、これまで培ったスキル、知識、人脈を活用することができます

また、40代であれば子育てを経験していたり、趣味を深めていたりと、私生活の中でもさまざまな経験や学びを得ているはずです。若い人に比べて人生経験が多い分、問題に対処する力や、判断力などに長けており、起業する上で役に立つこともあるでしょう。

やりがいのある仕事ができる

社会人経験が20年以上になる40代では、役職などある程度責任のあるポジションについている人も少なくないでしょう。

しかし、役職や管理職などは責任も増え、残業しても手当てがつかない、上司と部下の板挟みになるなど、心身の負担をストレスに感じる人もいるのではないでしょうか。
脱サラすれば、会社組織ならではの理不尽な要求に応えることも、複雑な人間関係に気を使う必要もなくなり、自分の意志で、自分が本当にやりたいことができます。これまで仕事に対してネガティブな感情を抱いていた人も、本当にやりたいことを仕事にすることで、やりがいを感じられるかもしれません。

体力がある

慣れた職場を辞めて新しく事業を立ち上げるには、さまざまなことをしなくてはなりません。特に始めは自分でやらなければいけないことが多く、手続きや開業の準備はもちろん、事務や経理などを含めたすべての業務を1人でこなす必要があり、労働時間が長くなりがちです。50代や60代になってから脱サラしようとしても体力的に厳しいこともあるでしょう。

しかし、40代であればまだ気力・体力的にも余裕がある人が多く、行動を起こしやすいことがメリットです。

リタイアまで時間がある

多くの企業は60歳を定年としています。定年退職と同じ年を基準に考えた場合、40代は10~20年ほどの時間があると考えられるでしょう。新たに起業してもまだ10年以上あるので、仮に脱サラでうまくいかず、再就職を考えたとしても、その後にまだ働ける時間があることがメリットと言えます。。

プライベートを充実させることも

40代の人のなかには、まだ子育て中で家族との時間を充実させたいと考えている人も多いのではないでしょうか。企業に勤めている場合、出社の必要があったり就業時間が決まっていたりとさまざまな制限があります。

しかし、自分で起業した場合は働く時間や場所を自由に決められます。サラリーマンではできない、プライベートの時間との調整がしやすい点がメリットです。

40代の脱サラ起業のデメリット

当然のことではありますが、脱サラ起業にはメリットだけではなくデメリットもありますので、あわせて紹介します。

収入が安定しない

企業に勤めている場合、毎月の給与が保証されています。しかし、脱サラ起業は働いた分しか収入を得ることができません。会社員のような有給休暇や手当などもなく、仮に病気や怪我をしたり仕事が軌道に乗らなかったりといった問題があった場合、収入がゼロになる可能性も否定できません
そのため、まずは不安定な収入になるリスクがあることを家族に説明し、理解を得ることが大切です。

責任が大きくなる

脱サラ起業後はすべての責任を自分でとらなくてはなりません。仮に従業員を雇う場合、自分だけでなく従業員とその家族の人生にも影響を与えてしまいます
企業ではミスやトラブルが発生した際に、企業からのサポートを得られますが、起業後はトラブルが起きても自分で解決しなくてはならないため、責任がこれまで以上に大きくなります。

事務処理や税金の支払いなども自分で行なう必要がある

企業勤めの場合、経理や事務は専門の部署や従業員がまとめて行ないます。しかし、脱サラ起業後は自分で事務作業をしなくてはなりません
とくに注意がしなくてはならないのが、確定申告です。サラリーマンは年末に企業側が年末調整をしてくれますが、起業後は毎年確定申告を自分で行なうことになります。

40代での脱サラで失敗しないためのポイント

40代で脱サラ起業をする場合、どのようなことに気を付ければいいのでしょうか。こちらで、脱サラを失敗しないためのポイントを解説します。

情報を集め、事業計画書を作成する

まずは起業を目指す分野の情報を集めましょう。現代社会はトレンドの移り変わりが激しく、1年もしないうちに情勢が変わることも少なくありません。できるだけ多くの情報を集め、整理・分析しておくことで将来的な判断にも役立ちます。
情報を十分に集めたあとは、事業計画書を作成してみましょう。事業計画書は銀行からの融資の判断材料になるだけでなく、今後の目標や必要なことを明確化するためにも必要です。

必要なスキルの習得

開業をする場合、業務に必要なスキルだけでなく、経営に関するスキルも必要です。開業を目指すなら、早めに必要なスキルを具体的に挙げ、リスキリングしておきましょう
できれば、自分が目指す分野で起業している人から直接話を聞いておくことをおすすめします。知らなかった業界の情報を知れるだけでなく、必要なスキルが何かを知るための指標になるでしょう。

開業資金を貯めておく

脱サラ起業でのリスクを回避するには、潤沢な資金が必要不可欠です。必要な資金は開業を目指す分野によって異なるので、同業他社の情報を複数集めて考えてください。融資を利用する場合は、制度についても調べておきましょう。

また、クレジットカードを作っておくことや、ローンに申し込んでおくことも大切です。独立後は社会的信用が下がり、作れないリスクが高くなります。事業用のクレジットカードは経理業務がしやすくなるメリットもあるので、用意しておくほうがよいでしょう。

人脈やコネクションを強化しておく

起業にはスキルや知識だけではなく、人脈やコネクションも必要です。人脈づくりをしておくことで、仕事を得られるかもしれません。また、事業での悩みやトラブルがあった際に相談できる人がいることで、早期解決ができる可能性も高まるでしょう。

副業から始めてみる

できるだけリスクを抑えて開業を目指すのであれば、副業からスタートすることをおすすめします。副業の場合、失敗しても収入がゼロになることはありません。また、副業によって事業のことを事前に学べるという点もメリットです。
小規模から始め、徐々に大きくしていくことで、事業も軌道に乗りやすくなるでしょう。

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低リスクで40代脱サラ起業する方法は?

低リスクで脱サラ起業するには、具体的にどのような方法があるのか、こちらで解説します。

自分で起業する方法

脱サラ起業として多くの人に選ばれているのが、個人事業主、またはフリーランスで働く方法です。専門性が高いスキルを有する場合、強みを活かして働くことができます。
ただし、未経験の業界で開業する場合は事前に十分なスキルを身につけておきましょう。スキルが高くなければ脱サラ前に比べて大きく給与が下がるリスクがあるからです。

事業内容の例

●プログラマー
●ITエンジニア
●動画作成・編集
●ライター
●物販・ネットショップ
●デザイナー
●コンサルティング

法人を設立する方法

複数人でチームを作って働きたい場合は法人を設立する方法があります。法人化することで社会的信用が得やすくなり、資金調達もしやすくなる点がメリットです。また、節税効果も期待できます。
ただし、社会保険料の負担や法人化費用などのコストがかかるほか、決算業務も必要です。個人事業主に比べて開業資金とランニングコストが大きくなる点に注意しましょう。
親が既にやっている事業を引き継ぐ事業継承や、同じ業界で働いていた友人同士で合同企業を立ち上げる場合などに適しています。

フランチャイズで起業する方法

経験の有無に関係なく、リスクを抑えて起業したいのであればフランチャイズがおすすめです。フランチャイズ開業は本部からのサポートなど、さまざまなメリットがあり、自力開業に比べてリスクが低くなっています。

フランチャイズ開業のメリット

●本部からのサポートがある
●既存ブランドの知名度や実績を得られる
●ブランドによっては低資金開業プランや、融資の相談に対応している
●物件の取得を任せることもできる
●他店のオーナーと研鑽したり相談したりできる

40代脱サラ起業におすすめのフランチャイズビジネスの例

フランチャイズでの開業を目指す場合、どのようなビジネスがおすすめなのでしょうか。さまざまな観点から、こちらで解説します。

自宅開業できるビジネス

自宅開業できるビジネスは店舗が不要なので、物件の固定費がかかりません。また、物件が不要になることで開業にかかる初期費用を抑えられる点もメリットです。出勤が不要なので、育児や介護などのワークライフバランスを重視したい人にとってもおすすめできます。

事業例:ハウスクリーニング

1人で開業できるビジネス

1人開業のメリットは、人を雇う必要がないので人件費を抑えられることです。また、煩わしい人間関係のトラブルもなく、自分のペースで無理なく働けるので、自由度が高い働き方を実現できるでしょう。

事業例:リペアビジネス

在庫リスクがないビジネス

小売店などを開業する場合、在庫が必要になりますが、必ずしもすべての在庫が売れるとは限りません。在庫を大量に抱えるリスクを減らす方法として、在庫を置く場所の確保が必要ないビジネスがおすすめです。

事業例:買取専門店

40代での脱サラ起業ストーリー

最後に、40代で脱サラ起業をしたフランチャイズオーナーを2名紹介します。

トータルリペアカワトキの岡本 智宏オーナー

トータルリペアは住宅、家具、車関連などさまざまなリペア種目からオーナーが取り扱う種目を選んで組み合わせるリペア事業です。
岡本オーナーは美術系大学を卒業後、グラフィックデザイナーとして50歳の手前まで活躍されていました。現在はトータルリペアで皮製品を補修する事業を経営しており、開業半年後には60万円以上もの売り上げを達成しています

鳥周 春日部店の坂下 治男オーナー

鳥周は岡山県で誕生したローストチキンのテイクアウト専門店です。
坂下オーナーは30年以上もの間、大手IT企業で運用SEとしてのキャリアを築いてこられました。
体力がある50歳までに独立をしたいと考え、資金面の条件が合った鳥周のフランチャイズを見つけたことが開業のきっかけです。じっさいに岡山県まで足を運び、商品の魅力を知り、遠方からも足を運ぶ人がいることが開業の決心につながりました。徐々にリピーターを増やしており、月300万以上売り上げることもあるそうです。

40代で脱サラ起業を考えるならリスクを下げられるフランチャイズがおすすめ

40代はまだまだ働き盛りであり、新たなことに挑戦する時間も十分に残されています。これまでの経験が武器になるのであれば、脱サラのタイミングとしては適しているとも言えるでしょう。

しかし、いくら準備をしていても失敗のリスクは完全になくすことはできません。
少しでも脱サラ起業で失敗のリスクを下げたいのであれば、本部からのサポートや研修制度が充実しているフランチャイズも検討してみてはいかがでしょうか。フランチャイズにはさまざまなブランドや分野があるため、きっと気になるブランドが見つかるでしょう。まずは気軽に、気になるブランドの資料を請求してみてくださいね。

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