発達障害の改善には「見る力」を鍛えるのが効果的! ビジョントレーニングとその効果とは

フランチャイズWEBリポート編集部 |2020年07月07日 公開 (2020年08月06日 最終更新)
ビジョントレーニングとその効果とは

見た目ではわからない障害のひとつに、発達障害が挙げられます。総務省のデータによると、義務教育段階で発達障害がある児童は6.5%。この数値をもとに考えれば、仮に小学校で30人のクラスなら、1~2人は発達障害があるということになります。

また、本人や家族が気付いていないケースもあり、実際にはもっと多くの発達障害の児童がいると考えられております。そこで今回は「見る力」を鍛えることで、発達障害にどのような効果を与えるのかをご紹介します。

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見る力を鍛えるビジョントレーニングとは

ビジョントレーニング

ビジョントレーニングという言葉をご存じでしょうか?見る力とは単純に視力などを指す言葉ではありません。まずは見る力とビジョントレーニングを紹介していきます。

見る力とは

五感の中で、視覚という感覚は単に物事をとらえるため以外に、重要な役割を果たしています たとえば、交通量の多い道路を見たときにどんなことを考えますか? 車が好きな人なら「今日は同じ種類の車が多い」と感じたり、小さなお子さんがいる方なら「道路から距離をとって歩かせよう」と考えたりするでしょう。

見る人によって反応は異なるでしょうが、これらの反応は全て視覚から入った情報をもとに正確に判断、処理し、どう動けば適切な行動になるのかを導き出します。つまり、見る力には視力、目の正確な動き、視覚からの情報処理能力の3つで構成されていることになります。

発達障害と見る力の関係

発達障害は「計算する」「読む」「話す」「聞く」「書く」のうち、どれか一つ、もしくは複数当てはまるケースがあります。

普段話すことは問題がないのに、本や教科書の音読がうまくできなかったり、文字がノートのマスや線から飛び出してしまっている場合、見る力が問題である可能性があります。 本を音読できない場合は、眼球がうまく動かず、文字が並んでいる列を正確に捉えることができなかったり、ノートのマスがどれくらいの大きさで、どれくらいの大きさで書けばはみ出ないのかを考えられていないと考えられます。

発達障害では、視力に問題がなくても目を動かすことがうまくできなかったり、情報処理が適切に行われていないことが原因の一つとされています。つまり見る力をつけることで、発達障害のお子さんが今までできなかったことができるようになったり、苦手だったことを克服できる可能性があるのです。

目の力を鍛えることは発達支援が必要なお子さんの可能性を広げることに繋がり、学力の向上や、運動能力の向上が期待できます。

アメリカでは有名な目の力を鍛えるビジョントレーニング

ビジョントレーニングはアメリカで古い歴史がある、視力ではなく「視覚機能」を鍛えるトレーニングのことです。眼球を動かす筋肉や眼筋を鍛えることで、物事を正確に把握し、アウトプットさせる能力を高めることができます。

アメリカでは発達障害以外にアスリートやスポーツ選手のパフォーマンスを向上する目的で行なわれています。ビジョントレーニングを行なう場合、アメリカをはじめとした海外では専門職として扱われているので、オプトメトリストという国家資格が必要です。

日本では、海外で資格を取得したオプトメトリスト以外に、発達障害の専門的な知識を有する臨床発達心理士や、養育のスタッフなどが行なっています。

ビジョントレーニングはどこで受けられる?

ビジョントレーニングはどこで受けられる?

見る力を鍛えるに必要なビジョントレーニングは日本でも受けることが可能です。 今回は小学生のお子さんを対象にビジョントレーニングを行なっている、「目の学校」についてご紹介します。

ビジョントレーニングが受けられる「目の学校」とは

目の学校では「正しく見て」「柔軟に思考する」力を伸ばすことを掲げています。

人間の情報収集は8割が目によって行われているので、ビジョントレーニングによって目を鍛え、見る力を高めることで脳の情報収集能力・精度・スピードを上げ、勉強だけではなく、生涯を通じて役立つ考え方を持てるように指導しています

できることが増えることで喜びに繋がり、今まで勉強に対して苦手意識を持っていた子供も、勉強を楽しく感じられるようになることがあります。

目の学校が掲げる5つの教育方針

目の学校では5つの教育方針があります。

1.目の運動思考力…素早く正確に情報を見る力を学ぶ
2.視覚思考力…正しく見る力を養う
3.聴覚思考力…正しく聴く力を養う
4.論理的思考力…筋道を立てて考える力を養う
5.手の思考力…手の感覚とその動きを学ぶ

目の学校という名前ですが、ビジョントレーニングだけを行っているわけではありません。発達支援に欠かせない分野を全体的にカバーすることで、お子さんの学ぶ力を伸ばします。

目の学校のコースと教室数

目の学校では、お子さんに合わせて4つのコースがあります。

総合的な目のストレッチ

普段は使わない目の筋肉をほぐし、眼球運動能力や周辺市やの拡大を目指すコース

パズル取組

様々なパズルを解いて「概念や理解力の向上」、「知覚・言語の発達」を促すコース

プリント取組

様々なプリント教材で「概念や理解力の向上」に向けて取り組むコース

粗大運動

体の動きを通して「姿勢反射や運動パターンの向上」など、理想的な発達に必要な基礎的取り組みを行うコース

また、教室に通う前に目の学校の授業を体験できる、「目の使い方チェック」と「トライアルレッスン」が用意されているので、まずは試してみたいという方も気軽に試すことができます。

目の学校は全国に55の教室を開いているので、公式ホームページをチェックしてみてください。サイトには保護者からの声も掲載されています。

ビジネスとしても注目される児童発達支援

ビジネスとしても注目される児童発達支援

児童発達支援事業は現在特に注目されているビジネスのひとつです。発達障害の子供が社会に適応するためには早期から個々の発達や特性に合わせた支援を行うことが大切だといわれています。しかし、実際に発達支援を受けられているのは全体のわずか10.7%と、まだまだ施設不足というのが現状です。

目の学校株式会社EQWELがフランチャイズ展開していて、「目を鍛える」ことに特化しつつ、ニーズのある発達支援に関する分野もサポートする、あまり例を見ないプログラムなので他ブランドとの差別化を図っています。省スペース、低資金で開業が可能なので、学習塾やスポーツクラブの運営をしている方や主婦の方にもおすすめの事業です。

今回は発達支援のひとつとしてご紹介しましたが、目を鍛えて脳に刺激を与えることで、集中力をアップさせたり眠っている新たな才能を見出したりすることが可能なので、通常のビジョントレーニングレッスンとして受けることももちろん可能です。落ち着きがなかったり、集中力をアップさせたい、などのお子さんへの悩みにも対応しています。

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子供の才能を引き出すための「発達支援」

子供の才能を引き出すための「発達支援」

発達障害は本人や家族の方も気が付いていないことがあり、周囲からはただの怠け者と思われたりすることがあります。しかし、本当は頑張りたいのに頑張れるだけの力が育っていないだけかもしれません。

目の学校では子供がこれから生きていく上で役立つ、本当の意味での学ぶ力を養い、意識ではなく知恵をつけることを大切にしています。発達支援は勉強だけではなく、生きることに通じているからです。

もし子供自身や保護者の方が、今のお子さんの状態に不安を感じているのなら、一度目の学校のトライアルレッスンを受けてみてはどうでしょうか。もしかしたら、お子さんが変わるきっかけになるかもしれませんよ。

また、子供たちの能力を引き出し、支援することのできるフランチャイズ事業に興味をお持ちの方は、ぜひ目の学校のフランチャイズを検討してみてはいかがでしょうか。


ビジョントレーニングとその効果とは

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