フランチャイズはロイヤリティが高い? レギュラーチェーン店との違いは?


フランチャイズWEBリポート運営部 |2018.09.26
フランチャイズWEBリポートのフランチャイズに加盟されたオーナーの写真

フランチャイズのロイヤリティが高いと感じている人は多いものの、実際には総合的に判断していく必要があります。単に数字だけを見るのではなく、ロイヤリティを支払う代わりに享受できる集客プロモーションや運営・経営サポートなどの部分まで意識することが大切です。またレギュラーチェーン店との違いやメリットなども把握しておきましょう。フランチャイズのオーナーとして向いている人のタイプなども含めて、詳しく解説していきます。

フランチャイズとレギュラーチェーン店の違い

フランチャイズチェーンの特徴

フランチャイズとレギュラーチェーン店では、資本面や運営体制などの面で違いがあります。

フランチャイズの場合は、フランチャイザーと呼ばれる本部企業から、ブランドの商標利用や経営ノウハウなどのサポートを受けられるのが特徴です。フランチャイザーによって、契約期間やロイヤリティの取り決め、サポート内容などの面で違いがありますが、独自に商品を開発しなくても、フランチャイザーが提供するサービスや商品の販売を行うことができます。

さらに、独立開業を支援の一環として、インターン制度や融資などの仕組みの用意があれば、フランチャイジーは開業にかかる自己資金を比較的抑えることが可能です。つまり、フランチャイジーはこれらのサポートを受ける代わりに、フランチャイザーにロイヤリティを支払うものだと捉えておきましょう。

レギュラーチェーン(直営店)の特徴

その一方で、レギュラーチェーン店(直営店)とは、開業を行うための資本は運営企業の自己資本が基本となるだけでなく、同一企業による運営のためサービス品質や経営方針などが統一されているほか、店舗の収益はすべて運営企業の収益となるのが特徴です。

直営なので当然、フランチャイズのように外部から店舗経営者の募集などはしておらず、運営企業の社員として配属される形になります。

ロイヤリティにはさまざまな種類がある

ロイヤリティとは、フランチャイザーの知名度やブランドイメージの利用料として、基本的に支払うものです。ロイヤリティを支払うことで、経営ノウハウやオリジナル商品を販売することが可能になります。

そのロイヤリティには大きく分けて、「売上歩合方式」「定額方式」「粗利分配方式」の3種類があります。

売上歩合方式とは

売上歩合方式はもっとも一般的なものであり、加盟店の売上に対して決められた割合をフランチャイザーに支払う方式だといえます。売上規模が大きくなるにつれて、ロイヤリティのパーセンテージが低くなるところもあるでしょう。売上の数%から数十%と業種やフランチャイザーによって異なります。

定額方式とは

定額方式は、名前の通り決められた金額を支払っていくものです。毎月の売上にかかわらず支払う仕組みであるため、売上が上がるほど経営者自身の手元に残る資金は増えていきます。逆に、売上がそれほど上がらない場合は、大きな負担にもなる部分です。

営業努力や経営努力によって成果が反映される仕組みであるため、とてもシンプルでわかりやすいといえます。定額方式の場合、1カ月あたり数万円から数十万円など業種やフランチャイザーによって異なります。

粗利分配方式とは

粗利分配方式は多くのコンビニチェーンで見られる仕組みだといえます。売上総利益(総売上高-売上原価)に対してロイヤリティの計算が行われるものであり、約30~70%の範囲内で設定されていることが多いです。この方式の特徴は、営業活動によって得られた利益をフランチャイザーと加盟店で分け合うといった点にあるでしょう。

フランチャイズのロイヤリティは高い?

フランチャイズのロイヤリティが高いと感じている人が多い一方で、集客の安定や研修の充実度に満足している加盟者も少なくありません。ロイヤリティの適切な割合や金額は、業種や満足度にもよるため一概にはいえませんが、大事な点はこのフランチャイザーであれば、これだけのロイヤリティを支払っても良いと納得できるか、という部分にあるでしょう。

ロイヤリティはどうして必要なのか?

例えば、「仕入原価は高いが、ロイヤリティが低い」「加盟金は高いものの、その後の支払いが少なくて済む」といったように、額面上でもさまざまな見せ方が存在しますが、そもそもロイヤリティとして支払ったお金は、商品開発や広告宣伝、フランチャイズシステムの改善といった部分に使われます。そして、それぞれの加盟店に集客や客単価の向上、運営面での効率化といった形で還元されるものです。

つまり、ロイヤリティが安いものには安い理由があるということです。ロイヤリティの面で揉めないためにも、どのフランチャイザーを選ぶかは慎重に考えることが必要と言えます。

ロイヤリティに関するトラブル

フランチャイズの業種は大きく分けて、「小売業」「外食業」「サービス業」の3つに分類されることが多いなか、契約上でロイヤリティが問題になることが多い傾向にある業種は、小売業フランチャイズ(40.4%)、次にサービス業フランチャイズ(35.3%)となっている点を押さえておきましょう。

ただ、そのほかの問題を含めても、実際の70%ほどは訴訟に発展することなく解決できているのだそうです。契約に関わることなので、フランチャイザーとフランチャイジー双方の信頼関係がどのように築けるかが経営を成功させるためのカギとなるでしょう。

コンビニを例に「ロリヤリティ」を解説

コンビニは比較的ロイヤリティが高く設定されているのをご存知の方も多いのではないでしょうか?ここではコンビニのフランチャイズを例にして、フランチャイズのメリットを見ていきましょう。

コンビニに加盟したくても土地や建物を所有していない方のために、本部が土地や建物を用意してくれるプランが用意されているのが一般的。開業時にフランチャイジーは加盟金のみの支払いで済むため、開業に必要な初期費用を抑えることが可能です。 また知名度のある商標や称号を使用できることは勿論、運営面では水道光熱費の80%を本部が負担をしてくれたり、新たな商品開発、テレビCMなどの販促活動、SVによる定期的な指導など手厚いサポートが受けられるでしょう。これらはロイヤリティによって実現しているのです。

ロイヤリティが何に使われているか知る

フランチャイジーの売上を上げることで、ロイヤリティ収入が増えフランチャイザーが儲かる。逆にフランチャイジーの売上が上がらなければ、フランチャイザーは儲からない。フランチャイザーもイチ企業、儲からなければ運営はおろか投資は消極的になるでしょう。

つまり、ロイヤリティが高く設定されているからという視点だけで加盟を決断してはいけません。ロイヤリティがどのように循環しているのか、フランチャイズという枠組みをしっかりと見極める必要があるでしょう。

フランチャイジーに向いている人とは?

フランチャイズへの加盟を検討する場合は、ロイヤリティの高い安いだけに囚われてはいけないということが理解できたのではないでしょうか。そんな、フランチャイズの仕組みを積極的に活用するのに向いている人の特徴があります。

資金不足のため開業を悩んでいる人

まず、何かビジネスを始めたいと思っているのに、自己資金が少ない人です。自力で開業をするにはどんな業種であれ、それなりに資金が必要となるでしょう。しかし、フランチャイズの仕組みを使えば、本部からの支援を受けられるため、ゼロからスタートする起業するよりも初期費用や時間を抑えることができます。

その1つが店舗をフランチャイザーが用意してくれるケースです。いつか自分の店を持ちたいと感じていても土地や建物も所有しておらず、購入資金もない人にとってはメリットが大きいはずです。

経営について学びたい人

また、これまで自営業などの経営経験がない人でも決して難しくはありません。経験がある人は今まで培った経営ノウハウを活かすことができますし、経験がない人は本部が提供する経営ノウハウでイチから学んでいくことができるでしょう。

「経営をやってみたい」という気持ちがあるが、アイデアやノウハウがないという人にとって、フランチャイズ加盟は有力な選択肢となるでしょう。全国各地で説明会などが開催されているので、一度足を運んでみるとさらにイメージを実感できるでしょう。

ロイヤリティとメリットのバランスを考える

フランチャイズの仕組みを活用してビジネスを考える場合、ロイヤリティに対する意識をしっかりと捉えておく必要があります。納得のいかない形で進めてしまっては、後々トラブルを生み出してしまう要因になりかねないからです。

まずは、支払うロイヤリティによって得られるメリットが何かをしっかりと考えてみましょう。ブランド力や集客力、商品力といった得られるメリットとのバランスを意識することが大切です。ロイヤリティを支払う価値を正しく把握するためにも、説明会に参加して直接担当者に質問してみるのもいいでしょう。

配布される資料などにしっかりと目を通して、詳細についてわからないことがあれば、きちんと解消しておきましょう。フランチャイズという仕組みを使ったとしても、店舗や施設の経営は自分自身の能力に委ねられるものです。

経営者としての自覚を持ち、事業展開をしていく意欲に満ちているなら、フランチャイズを大いに活用してみるといいでしょう。ビジネスを始めてからも、常に学び続けていく姿勢を大切にしてみてください。

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